日本の林業は何故儲からないのか?
@uncorrelated 今よりもさらに「安い賃金で働いてくれる労働者を集める」ことが可能だと思ってるんですか?そんな低賃金の産業が持続できるとでも?
2012-04-29 08:03:10フィリピン人の賃金水準も上がるであろうと言うご指摘であれば、その通りかも知れません。現在の賃金比較で効率が悪くても維持できると言う程度ですね。 RT @te_yoshimura: 今よりもさらに「安い賃金で働いてくれる労働者を集める」ことが可能だと思ってるんですか?そんな低賃金の
2012-04-29 08:06:11@te_yoshimura 林業の平均労働分配率は約80%で人件費が重要な要素である事、欧州でも時給8ユーロ程度の賃金である事、欧州並みの生産性の達成は地形や天候などから無理と言うご指摘を勘案すると、林道整備や機械化の推進と同時に、外国人労働者の活用も考慮すべきな気はします。
2012-04-29 08:11:27朝から林業系のツイートが流れてきているな。林道を作るのにお金がかかる、欧州と条件が違うので生産性が追いつかない、というのはある程度はその通り。
2012-04-29 08:19:56戦前について言うなら、うちの稼業は北海道「開拓」による需要増に内在する形で売り上げを伸ばしていった。戦後は復興と住宅着工件数の伸びに応じていった。
2012-04-29 08:21:45その頃って、原木価格そのものが今とは比べ物にならないくらい高かった。銘木に対する需要もあったから、秋田杉(=米代川・雄物川流域周辺の天然杉で樹齢200~300年のものを一般に指す。秋田で育てば秋田杉といわれるわけではない)の売れ行きも上々だった。
2012-04-29 08:25:54@uncorrelated 日本において外国人労働者の受け入れがどのような制度の下で行われているかご存じですか?日本に何年いられるでしょうか?その期間に技術は身につくでしょうか?すでに安い賃金がこれ以上下げられますか?渡航費など受け入れ経費はどうするんですか?
2012-04-29 08:26:50昔の帳面を見ていると、銘木ともなれば、とんでもない額で取引されていた。和風建築が主流だった時代には天井板の需要も多く、秋田杉はそこでメインに使われていた。
2012-04-29 08:27:07天然杉の蓄積があれば、直ちにそれが価格に反映されるというわけではない。明治維新直後の秋田の杉は決してブランドではなかった。国有林関係者を軸とした技術導入や懸命のブランディングを長い年月をかけてやって、ようやくモノになった。
2012-04-29 08:28:54@te_yoshimura 現行の日本の制度では、林業に従事する外国人労働者は受け入れられませんね。ただし、他国で林業労働者として働いているフィリピン人もいるようなので、日本側の法制度の問題だと理解しています。少なくとも現状の年収150~300万円はフィリピン人には魅力です。
2012-04-29 08:29:13そうやって売買がそれなりの値段で成立していた時代は、林道を完全に自前、補助金なしで作ることができていた。しかし、その後、木材自由化、建築規制、和風住宅の需要減、など様々な理由が重なって価格が崩壊。今は20年前に比べても相場が激しく落ちている。デフレの影響もある。
2012-04-29 08:31:12いまや、住宅用建材でも木を使う割合は昔に比べれば大幅に減っている。労働の対価に見合った価格で売れる、新しい需要の口を開拓しないとね・・・。
2012-04-29 08:32:56労賃の安い外国人労働者を導入すれば云々という話もツイッターのどっかでなされてるみたいだけど。今の日本人労働者の賃金だって十分安いよ(苦笑)。
2012-04-29 08:33:57@uncorrelated 外国人労働者は日本語はできるんですか?林業用語はわかりますか?仕事をするのに日本の免許もいろいろ必要なんですが、そういうのは取得できますか?
2012-04-29 08:34:28秋田でも大型の製材工場が稼動する。国産材の難点の一つ、乾燥をクリアできるとなれば大きいし、加工したあとであれば、利を載せることは可能。原木価格そのものが上昇しないと、実際に育林と伐採をやってるおれらの暮らし向きは上がらないけどね。
2012-04-29 08:36:09@uncorrelated 日本の法制度が整ってないなら林業界では検討のしようもないじゃないですか。現場を知らずに頭の中だけで考えるからだめなんです。
2012-04-29 08:36:16@te_yoshimura 言葉の壁は問題になりますね。確かに現場は存じませんが、大量に補助金が入っているのに、高齢化が進んでいるとは認識しています。現行制度を維持したまま産業として生き残るのは難しそうですね。
2012-04-29 08:38:29林道のはなしに戻ると・・・秋田にも300メートル/haという、高密度の林道路網を構築している林家が湯沢市におられる。林業雑誌や林業本にも取材を受けているが。うちの親父殿はこの方を「師」と仰いで私淑しとる。
2012-04-29 08:46:06湯沢は山形との県境、秋田の中でも屈指の豪雪地帯で急峻な地形でもある。条件が悪くてもやる人はそれだけやる。植栽密度は4500本~6000本/haだとか。雪害木が多すぎて県標準の3000本/haじゃ除間伐しているうちに疎らになっちゃうからって。
2012-04-29 08:49:29少量多間伐、針広混合の複層林であるそう。かの林家、佐藤彦一さんの作った杉がふんだんに使われた温泉旅館「多郎兵衛旅館」、冬に湯沢にいるうちに行きたかった・・・。http://t.co/es520o12
2012-04-29 08:53:26佐藤さんは水稲との複合経営の自伐林家でうちとは業態が違うけど、1950年、17歳のときに伐採跡地の地ごしらえを始めてそこから3ヘクタールの1万本の杉を植え、林地肥培もやって、あれだけ道を精密に作って・・・本当に頭が下がるし、親父が尊敬しているのもよくわかるよ。
2012-04-29 08:55:51マレーシアの林業では、フィリピン人とインドネシア人を雇用している。http://t.co/MSVdZqsk
2012-04-29 08:47:07