第36回メディアリテラシー教育研究会 #mle36 「メディアでは理解しにくい児童虐待」(高岡昂太先生)
性被害を受けた子どもは、加害者が身近な人であるほど、暴力性が高いほど、回数が多いほど、母親から守ってもらえないほど、深刻な影響を受ける。 #mle36
2012-04-29 15:00:52父から娘(息子)への性虐待を発見した場合でも、母が 言えないケースも多い。離婚できなかったり、自分自身もDVを受けていたりする。 #mle36
2012-04-29 15:02:45性虐待の再発率は高い。平成20年度、家庭復帰した988事例中、性虐待事例は28例。加害者事例に戻ったケースは13事例あるが1年以内に再発したのは8事例(62%)。そのうち保護者の強い要請+子どもが帰宅希望で返した事例は5事例。 #mle36
2012-04-29 15:04:05どのように子どもは打ち明けるかというと、最初は否認。徐々にためらいがちに話し始め、やがて積極的に話し出す。ただし、支援者が繰り返し聞くことで撤回されることもある。撤回のあとで再度肯定も。 #mle36
2012-04-29 15:05:55性虐待被害の開示の際に、詳細に尋ねることは避けることが原則。「誰」と「何」だけについてのみ尋ね、児童相談所に通告する。ただし、子どもが自発的に話すときにそれを妨げる必要はない。大人による示唆を避けるため、面接者がさらなる質問を加えることはしない。 #mle36
2012-04-29 15:09:42#mle36 引用:RIFCR(リフカー)とは?児童虐待通告義務者が性虐待の疑われる子どもに対して、どのように面接し、何を聞くべきで、何を聞くべきでないかということを半構造化した虐待発見時の面接プロトコルです。 http://t.co/DNjZhTYJ
2012-04-29 15:10:51子どもの話を聞くときには、子どもが使った言葉をそのまま使うようにする。聞き手が言い換えると、子どもは「自分は言ってはいけない言葉を使った」と受け取り、開示をやめてしまうことがある。 #mle36
2012-04-29 15:11:47何回も質問すると子どもの記憶が変わってくる可能性が高いので、司法面接では被害事実を1回で確認する。それを、警察捜査でも司法判断でも使う。 #mle36
2012-04-29 15:34:13司法面接では、ラポールを形成した後、身体の部分の名前を聞き(人間の裸の絵や人形を見せて各部位の名前を尋ねる)、タッチについて聞き、被害事実を聞く。 #mle36
2012-04-29 15:35:36そして最後に「SBS(揺さぶられ症候群)を巡る虐待予防」です。パンフレットやDVDも作られています。参考→ http://t.co/Svn4RCWY #mle36
2012-04-29 15:38:25性教育人形の「アナトミカルドール」。初めて手に取って見ました #mle36 /トロルホームページ-からだがわかる人形 http://t.co/pgUxCkUJ
2012-04-29 15:38:29子どもが泣き止まないときなどに、養育者が首のすわっていない乳児を揺さぶってしまうことがある。乳児突然死のかなりの割合が揺さぶられ症候群ではないかという指摘もある。 #mle36
2012-04-29 15:39:40揺さぶると乳児に大きなダメージを与えるということについて、養育者が知らない場合が多い。知っていれば、揺さぶられ症候群はかなりの程度、防げる。 #mle36
2012-04-29 15:44:32試しに高校生に調査をしてみたら、SBS(揺さぶられ症候群)に知っている者は10%前後。「揺さぶると子どもって泣きやむ」という人までもいる。知らないまま親になる人がかなり多いと考えられる。 #mle36
2012-04-29 15:45:50短期的に現在の乳児の親にSBS(揺さぶられ症候群)について知らせる必要がある。今、乳児の親はソーシャルメディアをよく使っているので、そこから浸透させることも必要。 #mle36
2012-04-29 15:47:09