アブスト+メモ(2012年4月)

2012年4月に読んだ心理学系論文アブストなどなどのまとめです。 オレンジは個人的ヒット,ピンクは自分の研究に関連しそうなもの,紺色は授業で使えそうなもの。
1
Yuuko Morimoto @myuuko

元論文へのリンクやリファレンスを入れてるのは、「訳や解釈が間違ってるかもしれないからちゃんと自分で確認してね!」という意味ですので悪しからずご了承ください。

2012-04-20 08:53:19
Yuuko Morimoto @myuuko

「歩くのが遅い人、認知症リスク1.5倍」米の国家的調査研究 http://t.co/azUSO3Al /「握力が強い人、脳卒中になりにくい」厚労省研究班調査結果 http://t.co/C0B5xd3F 「握力を鍛えれば死亡リスクが下がるというデータではありません」てのが良いね!

2012-04-05 16:04:14
Yuuko Morimoto @myuuko

同じ内容の文章を I think で始めた場合は女性より男性の方が「説得的な文章だ」と答え,feel で始めた場合は逆転した,って研究がある。つまり,男性は「文章が論理的っぽいかどうか」で文章の説得性を判断していて,実際の「内容の論理性」によって判断する度合いは女性と同等なのだ。

2012-04-05 18:19:49
Yuuko Morimoto @myuuko

ちなみに,正確には男女差ではなく,論理を重視するか,感情を重視するかの個人差を見ている(男性に前者が多く,女性に後者が多いだけ)。論理を重視する人は,「文章や発言の論理的っぽさ」で論理性を判断するという非論理的なことをやめなくっちゃね。 http://t.co/QvSbjf1j

2012-04-05 18:20:02
Yuuko Morimoto @myuuko

@s_uono 英会話は正確に内容わからなくても論理的には見えない(笑) 本人の教養の高さが見えるような,つまりなにかしらの外的な根拠がありそうな表現だと論理的に見えるんじゃない?知識あって言ってる,みたいな。 think と feel やと think の方が根拠ありそうやし。

2012-04-05 18:29:10
Nobuhiro Mifune @NobuMifune

北大亀田チームの共感研究がPSPBにin pressです。この研究、面白いんだよな。http://t.co/K9qsT7vH

2012-04-11 17:58:56
Yuuko Morimoto @myuuko

会社の利益を負うことは,たしかに大きなストレスになるが,それよりもその部下の,何枚あるかわからないメモをページ順に並べるといった仕事の方が,ずっとストレスが高かったのだ。仕事中の裁量の度合いが小さければ小さいほど,勤務時間中のストレスは高かった。/『選択の科学』アイエンガー

2012-04-10 14:03:39
Yuuko Morimoto @myuuko

仕事に対する裁量権がほとんどない人たちは,背中のコリや腰痛を訴えることが多かったほか,一般に病欠が多く,精神疾患率が高かった。これらは飼育動物によく見られる常同症の人間版であり,その結果,彼らの生活の質は著しく低下したのだ。/『選択の科学』アイエンガー

2012-04-10 14:06:23
Yuuko Morimoto @myuuko

そして話は,実際の裁量の度合いではなく,本人の「認知する」裁量の度合いが大事なんだよという話になってゆく。

2012-04-10 14:08:49
Yuuko Morimoto @myuuko

さもありなん。結婚でも同じかな?/(一度目の調査の)七ヶ月から八ヶ月後、カップルがまだつき合っているかを追跡調査したところ、直感的な評価が二人の関係が長続きするかどうかを正確に予想していたのに対し、理性的な分析に基づく評価はほとんど無関係だった。by アイエンガー『選択の科学』

2012-04-13 13:37:20
Yuuko Morimoto @myuuko

吊り橋効果、実験の時にストーリーも書かせていたとは知らなかった。「実験状況設定を知らない評者によれば、揺れる橋で書かれたストーリーの方に、性的な含みが多く含まれていた。」 by アイエンガー『選択の科学』

2012-04-13 13:41:32
Yuuko Morimoto @myuuko

サンタクロースの赤がコーラの赤だったとは…。/「サンドブロムのイラストが登場する前は、クリスマスの聖人は、青や黄や緑や赤のさまざまな服を着ていた」「サンタクロースは明らかに、コカ・コーラ社の宣伝マンなのだ」by アイエンガー『選択の科学』

2012-04-13 14:15:43
Yuuko Morimoto @myuuko

ジャム実験の裏話が面白い!!予測とは異なる結果が出て、一生懸命「正しい」結果を出そうとするあたりが楽しい。不都合な(不都合に見える)結果を無視しないのって、すごく大事だと思う。

2012-04-13 14:35:54
Yuuko Morimoto @myuuko

重病の子どもを延命治療の中止後に亡くした経験のある親に面接調査を行った。アメリカでは親が、フランスでは医師が、治療中止の決定を下す。フランスの親の多くが子どもの死を受け容れる一方、アメリカの親は罪悪感、迷い、恨みに苦しんでいた。/アイエンガー『選択の科学』より、ざっくりまとめ。

2012-04-14 14:22:59
Yuuko Morimoto @myuuko

場面想定実験でも、情報のある非選択者(フランス型)は、情報のある選択者(アメリカ型)や情報も選択権もない人(過去の医療型)よりも否定感情が弱かった。ただし、アメリカ型でも、医師が治療中止を医学的に望ましいと提示すると、否定感情は弱まった。/『選択の科学』より、ざっくりまとめ。

2012-04-14 14:33:29
Yuuko Morimoto @myuuko

@riet911 いや、「残酷な選択をさせられた」ことについて、医師を責める気持ちもあるみたい。調査自体は事後報告だから、事前には自分で選択したかったのかもしれんけどね。

2012-04-14 14:37:27
Yuuko Morimoto @myuuko

@riet911 おー、いま読んでたところに、選択させられたことを嘆き恨みながら、選択は手放したがらないって書いてあった。フランスも、できたら自分で選択したかったと答えるらしいけど。いやほんまこれ面白い。トークも聞いてみたい。

2012-04-14 15:06:34
Yuuko Morimoto @myuuko

@riet911 本には、不味いヨーグルト選択実験とペアで書いてあったから、切なさは半減してた(笑) いや、ほんまトーク聞いてみたいわ。

2012-04-14 15:15:17
Yuuko Morimoto @myuuko

選択の移譲と宗教信仰の話は面白い。選択への欲求の強さと、宗教への依存度合いに関係があったりするのかな?いや、関係ないか?

2012-04-14 15:19:41
Yuuko Morimoto @myuuko

最終講の占星術セッション(著者は懐疑論者)が笑える。占星術師に執筆中の本について聞いたら、自信と慈愛に満ちた声で答えを告げられたらしい。「マダム、その本はあなたの期待をはるかにしのぐ出来になるでしょう」/アイエンガー『選択の科学』

2012-04-14 15:31:28
Yuuko Morimoto @myuuko

妊娠してしまった新人弁護士夫婦の話もぐっと来るなぁ。/夫がたまたま子どもが生まれる予定の弁護士と見られるのに対し、彼女は浮ついた頭の弱い母親が片手間に弁護士稼業をやっているとしか、見てもらえなくなる。by アイエンガー『選択の科学』

2012-04-14 15:35:49
Yuuko Morimoto @myuuko

選択そのものが抑圧となる。選択は、性別や階級、人種差などから生じる不平等を無視する口実になる。なぜなら、とぼけたふりをして、こう言えるからだ。「ああ、でもかれらは自分でその道を選んだんじゃないか。そうじゃない道も選べたのに」/アイエンガー『選択の科学』

2012-04-14 15:38:39
Nature Japan @NatureJapan

【植毛】マウスに移植した毛包が周辺の組織とつながった (Nature Communications): NPG Nature Asia-Pacific http://t.co/E5UQKRT9

2012-04-18 10:47:05
Yuuko Morimoto @myuuko

Puleo et al. 2011 Autism。母親の年齢を統制しても,統制しなくても,父親の年齢が上がるほど,女児の自閉症スペクトラム障害事例が simplex である確率が高くなる(男児では無関連)という論文。simplex の意味がよくわからないのですでにつまづいている。

2012-04-18 14:46:08
1 ・・ 4 次へ