「低線量被曝は危険」ということを示したテキストはどこにあるのか?
「低線量被曝は危険」ということを示したテキストはどこにあるのか、という質問をめぐるまとめです。
質問者の質問が「ただの本や記事ではなく、放射線が専門の医師の書いた本」という独特のものだったために若干混迷したやりとりになっていますが、「一般市民が低線量被曝についてどのような理解をしているのか」の記録の一つになるかと考え、まとめました。
結論として、以下の三点を推しています。(ただし、このなかのいずれも質問者の意には沿わなかったようです。) また、「「低線量被曝は危険」ということを示したテキストはどこにあるのか?」という問いかけへの簡潔なお答えは「どこにでもいたるところにある」です。
■土居雅広編(2007) 『虎の巻 低線量放射線と健康影響―先生、放射線を浴びても大丈夫? と聞かれたら』 http://amzn.to/JMQt9k
■影浦峡(2011)『3.11後の放射能「安全」報道を読み解く』http://amzn.to/IhhGvL
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dabitur
@dabitur
なんかトゥギッタで編集してたら吹いた。「素人が医学論文読めない」と思い込んでるならそれはそれでいいよね。勝手にそう思ってれば? で。 https://t.co/LHGkvvKN
2012-04-30 21:51:59
dabitur
@dabitur
そういえば、低線量被曝の「確定的影響」のほうでもしきい値が50mSvとか書いてあるものも読んだ。当然だが「100mSv以下は安全」とは書いていない。このこともよく調べているひとにはすでにインターネットで調べがついていると思うけれども、いちおう以下に引いておこう。
2012-05-01 08:50:51
dabitur
@dabitur
「確定的影響は一回の被ばくでしきい値を超えて被ばくしなければ、その影響は出ません。どのくらいの放射線の量でどんな影響があるかについて表1に示しました」(柴田徳思『放射線をはかる』p.96) http://t.co/rzkwvQ45
2012-05-01 09:01:53
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dabitur
@dabitur
「この中で胎児の体内被ばくの影響のしきい値が50ミリシーベルトと低いことが注目されます。奇形は、胎児になる前の個々の組織・器官への分化が行われている器官形成期(およそ妊娠7週間まで)に、しきい値を超えて被ばくすると発生します」(柴田徳思(1992)『放射線をはかる』p.96)
2012-05-01 09:03:18