コロンブス×北川論争

ゲンロン友の会憲法勉強会の議論を受けた、自由の制約原理に関する論争。 ちなみにコロンブスさんと北川の論争は実在論と唯名論の 論争に遡るわけですがw
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Kitagawa Takuya @ktgwtky

そういう意味で、私の「無限の自由を仮定し、その衝突を制約原理にするしかない」という理屈は社会契約論上極めて真っ当な理解だ。人格上の利益や法の保護の値する道徳的価値の範囲も外在的ではなく、無限の自由に源泉がなければ捏造の危険を伴う。 だが、憲法解釈学上この心配は必要ない。なぜなら…

2012-05-15 12:43:17
Kitagawa Takuya @ktgwtky

既に憲法があるから。立憲的価値に基づく国家と国民の契約によって暴力装置の駆動系(裁判所)が制御されているため、一般的自由を認めずとも(正確には根源的な正統性を持ち出さずとも)足るし、根源を持ち出すことの弊害の方が大きかったりする。昨日の議論はこの点が噛み合ってないように感じた。

2012-05-15 12:50:32
Kitagawa Takuya @ktgwtky

だが、現在のゲンロン友の会の憲法勉強会は、最終的には憲法試案の評価、検討を行う事を目標にしている。故に、憲法制定権力が問題になり、自由の制約原理が「根源から」問題になるのである。そういう意味で、憲法解釈学は「ヌルい」。改正により事実上の革命が起きる瀬戸際では正統性こそが問われる。

2012-05-15 12:58:30
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