自計化に関する3つの選択肢

「自計化(会社が自分で試算表を作ること)」が本当に会社の為になるのかと、それに対する会計事務所の関わり方を改めて考えてみました。極論を言うと次の3つにたどり着きます。 【結論】 ①自計化をする場合(次の2点いずれかを選択) ・税務申告用の決算書作成の為であれば、赤字にして税務調査リスクを低くした上で、会計事務所を使わない ・会計事務所職員レベルの社員を雇ってERPを導入して内部統制を整えて経営に徹底活用 続きを読む
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Ryota Matsunami @maznami

ERP構築で提供される様な正確かつタイムリーな情報提供は難しいからと言って、銀行対策・税務調査対策ノウハウが盛り込まれた決算書・会計帳簿まで諦める必要は無い。会計事務所にアウトソーシングすれば良いのだ。

2012-05-19 22:34:11
Ryota Matsunami @maznami

実際には、銀行・税務調査対策を必要とする取引は少ない。だから、自社で処理して会計事務所にポイントをチェックしてもらっても結果は同じで、更に低コストとも考えられる。実際には逆で、少ないから会計事務所のチェックで漏れる可能性が高い。事前情報がない場合は、担当者の感性に頼る事になる。

2012-05-19 22:46:49
Ryota Matsunami @maznami

担当者の感性に頼るということになると、精度を保証しかねるのが正直なところ。会計・税務ノウハウを教育された人間が仕訳を切るのと、会社の事務員が感性に依存して切った仕訳を、会計事務所職員がチェック・発見する可能性を考えると、どちらが経済的に優れているか、想像して頂ければ分かると思う。

2012-05-19 22:13:50
Ryota Matsunami @maznami

秘書代行サービスを想像してほしい。自社の教育レベル(だいたい適当な引き継ぎ)と、電話応対を専門に教育された人間との仕事の水準を比べてみて頂ければ、明らかに違う。更に中小企業の社員の流動性を考えると、経理担当者が変わるリスク(後任探し、失われる情報等)も無視できない。

2012-05-19 22:22:43
Ryota Matsunami @maznami

ということで、自計化するなら会計事務所職員レベルの人間を雇って、それを使い倒して徹底的に行う。それが無駄になる規模であれば会計事務所にアウトソースした方が良い。という結論に至っている訳です。

2012-05-18 22:56:53
Ryota Matsunami @maznami

「現金・小切手・支払手形」があると、経理をアウトソーシングするにしても会社で相当資料を用意する必要がある。しかし、「これらは本当に必要?」と考えると決してそんな事は無い。「現金」は不正の温床だし、会社が潰れるのは大抵「当座預金」が原因。だったらやめてしまえば良い。やめられる。

2012-05-18 23:11:34
Ryota Matsunami @maznami

最後に会計事務所と会社経営者に申し上げたい。「それは何の役に立つのですか?」または「それで何が解決するのですか?」を、対話形式で3回繰り返して掘り下げて欲しい。例)自分で会計処理をしたい⇒(何の為に)⇒会計事務所コストを下げたい⇒(いくら下がると予想していますか?)⇒えっ??

2012-05-19 16:53:02