市民が「科学者」にならねばならない時代

科学技術時代を生き抜くために。(自分用にまとめました。)
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吉澤文寿/F.YOSHIZAWA @f_yosizawa

今朝の新潟日報27面の「オピニオン」欄に新潟大工学部教授の高橋敬雄さんと、ノンフィクション作家の中野不二男さんのインタビュー記事が載っています。編集委員の森沢さんは「問題を他人任せにせず、自分の頭で考えようという視点は共通している」とまとめています。

2012-05-19 07:31:07
吉澤文寿/F.YOSHIZAWA @f_yosizawa

だが、高橋さんは震災がれきを受け入れるとどういうことが起こるかという問題を学問的に検証した結果、受け入れるべきでないと述べているのに対し、中野さんはがれきを受け入れることによって、原発や被曝の問題に向き合えるという。でも、中野さんの議論は「ガレキを受け入れて被曝せよ」という話だ。

2012-05-19 07:35:43
吉澤文寿/F.YOSHIZAWA @f_yosizawa

結局、震災がれき受け入れに賛成する議論は、被災地の復興よりも、日本「国民」が等しく被曝することで、痛みを分かち合うということを暗に肯定しているように見える。でも、それこそ高橋哲哉氏が「犠牲のシステム」と呼んだ日本の来し方そのものではないだろうか。

2012-05-19 07:38:01
吉澤文寿/F.YOSHIZAWA @f_yosizawa

私たちは3・11を通して、放射能のことをろくに学ばなかった者であっても、自分で学び、自分で考えねばならないことを知った。科学技術が高度化すればするほど、学ぶことも増えるけれど、それでも自分で考えないと陥穽にはまってしまう時代を生きている。市民が「科学者」にならねばならない時代だ。

2012-05-19 07:57:21

現時点の僕の考えは、市民は市民のままで、自分達の「通訳」になってくださる科学者さんがいればいいかな、と思っています。

吉澤文寿/F.YOSHIZAWA @f_yosizawa

@kei_sadalsuud 私のように放射能についてろくに学ばなかった者は、「通訳」になって下さる方がいなければ学ぶことができません。でも、「通訳」を介してでも、最終的に考えて判断するのは自分であるという意味で、市民が「科学者」にならねばならない時代とつぶやいたのです。

2012-05-19 09:42:47