ドラマトゥルク大全

「窓の外」公演と併せて、ドラマトゥルクの仕事内容を知って頂くために訳出しました。
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mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑭】劇作家と共に働くときには、脚本を分析する能力が必要。脚本の構造的な長所と短所を分析して、修正に向けての建設的な提案をする能力。

2010-06-10 00:11:59
mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑮】プログラムノート(作品やプロダクションに対する演出家のコンセプトを反映し、観客(批評家も)に対して作品を見るための関連した背景知識を提供すべきである)、ニュースレターの記事、取材、プレスリリース、これらそれぞれに適した書き方やフォーマットの訓練と経験。

2010-06-11 22:46:40
mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑯】公演終了後の記録のために、ノートを集めたり記事を書いたりする経験。稽古日誌、シーズンの歴史、公演終了後の批評的な評価など。

2010-06-11 22:49:52
mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑰】プロの現場での見習いとしての経験。その現場独自の手順やポリシーの枠組の中で働きながら、全般的な管理と予算上の機構に精通すること。

2010-06-14 10:26:36
mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑱-1】何よりもまず、ドラマトゥルクの個性的な「演劇観」を育て続けること。もしこの世が天国で、何でも叶うとしたら、自分自身の「演劇観」を推進するためにシーズンのレパートリーをどう作成するだろうか。(つづく)

2010-06-18 13:22:30
mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑱-2】たとえこの世が天国でなくとも、その「演劇観」を絶えず推進し、今働いている現場を自分の芸術的目標に向かわせる決意を身につけ続けること。付随して、自分が雇われている現場は、普通突然自分自身の美的方針に適応してくれないと認識する判断力を養い続けること。(続)

2010-06-18 13:24:53
mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑱-3】しかし、いつかどこかで自分の理想的な演劇が存在していることを切望し、その演劇を計画するだけの理想主義を持ち続けること。(つづく)

2010-06-18 13:26:25
mado.st.tomo @mado_st

【ドラマトゥルク大全⑱-4】最後に、職業としてのドラマトゥルギーは、演劇/劇場の芸術的方針の姿について考えることである。演劇/劇場の芸術的方式の表現がレパートリーの選択・製作へのアプローチ・雇用しているアーティストたちの美的方針によって裏付けられているかを考えることである。(完)

2010-06-18 13:30:35