死刑廃止と死刑存置の考察/名張毒ぶどう酒事件再審問題
ニッカリンTであれば検出されるはずのトリエチルホスフェートが問題になっていたはずなのに、名古屋高裁の裁判官たちの興味と関心は、ペンタエチルトリエスフェートという物質に移ってしまったようだ。 蜃気楼のオアシスがどんどん遠のいていくみたいに、次々に新しい課題を出されて、時間が経つ。
2012-05-25 11:16:17裁判所はDNA鑑定などで無実の証明をしない限り、かつての裁判結果を正すことはしない。再審開始決定こそ、国民が関わる仕組みが必要。
2012-05-25 11:28:01江川紹子氏による弁護団の会見中継
「化学の素人の裁判官が、鑑定人が言及もしていないことを推測、推認によって、再審の扉を閉ざした。怒りに堪えられないほど悔しい」と鈴木弁護団長。
2012-05-25 12:13:17「白鳥決定で、疑わしきは被告人の利益にの鉄則は再審でも適用されるとして、それまで裁判官を縛っていた『確定力神話』から解放した。メルトダウンによって、原発の安全神話は成り立たなくなったが、確定力神話はまだ名古屋高裁刑事2部ではまだ生きていた 」(鳥毛弁護士)
2012-05-25 12:39:25白鳥決定
白鳥事件は、1952年1月21日に発生した殺人事件。再審請求がなされたが(請求そのものは棄却)、このとき最高裁判所がしめしたもの。
「再審制度においても『疑わしいときは被告人の利益に』という刑事裁判の鉄則が適用される」
これを通称「白鳥決定」と呼ぶ。それまでの再審裁判では、完全に証拠を覆すだけの完全な証言や証拠を求めることが多かったが、これを改め、裁判時の証拠・証言に対してある程度の合理的疑いが存在する場合も再審の対象としうるすることで多くの事件に救済の門戸を広げる結果となった。
by wikipedia
「鑑定では、ペンタエチルトリホスフェートはエーテル抽出されなかったと言っているのに、裁判所は抽出されて、これが加水分解してトリエチルピロホスフェートがペーパークロマトグラフ試験で検出された、と何の証拠もないまま推測している」(野嶋弁護士)
2012-05-25 12:55:47門野鑑定も化学鑑定の結果を無視して勝手に推論を重ねて、最高裁から「科学的知見に基づかない」と言われて差し戻しになったのに、再び同じことをやっている名古屋高裁
2012-05-25 13:15:26第7次再審請求で、検察側は主張を3回も変更し、4つ目の主張で差し戻し異議審を終えた。裁判所はそのいずれでもない5つ目の仮説を推測によって導き出したが、弁護側には反証の機会すら与えられない「不意打ち決定」だ、と弁護人は怒りをあらわにしていた。
2012-05-25 14:07:09奥西さんに面会した弁護人によれば、いつも話し好きな奥西さんが口数少なく、呆然としていた。「最高裁で勝とうね」と声をかけると「ありがとう」と。
2012-05-25 14:11:10お仕事直後すぐにTLを確認、茫然とする
躊躇なく執行できるって判断なんだな?信じられんぞ(`・ω・´)/ <名張毒ぶどう酒事件>奥西死刑囚の再審開始を認めず(毎日新聞) - Y!ニュース http://t.co/m6SRD9xY
2012-05-25 12:53:55名古屋高裁は「執行を躊躇うべきではない」という判断。死刑四大冤罪事件や足利事件のように裁判所をひっぱたくとサザエのふたのように殻を閉ざしてしまうんだよな。
2012-05-25 13:04:51再審開始決定に対する抗告にこんなに時間がかかるんなら再審やっちゃえばいいんじゃないのかな?再審の場で戦えばよくないかな?(と素朴な感想)
2012-05-25 15:30:06再審=無罪じゃないと思うんですけどね(・ω・) RT @sakamotomasayuk: 再審開始決定に対する抗告にこんなに時間がかかるんなら再審やっちゃえばいいんじゃないのかな?再審の場で戦えばよくないかな?(と素朴な感想)
2012-05-25 15:32:49『名張毒ぶどう酒事件:奥西死刑囚の再審開始を認めず(毎日) http://t.co/4uaHBp8g 』 えーっ…決定の中身みてないけど率直な感想として、再審やればいいだけの話なのに、なんでこんなにハードル高いのか意味不明。
2012-05-25 11:13:01本日出された、日本弁護士連合会の『名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求差戻し異議審決定についての会長声明』はこちら→ http://t.co/I1F1xd5m 念のため用意しておいたんだろうけど使うことになって無念。 #muzai
2012-05-25 18:17:45