2012年日本科学史学会の模様まとめ

2012年5/26-27に三重大学で開催された日本科学史学会の模様のツダりやコメントをまとめました。 http://historyofscience.jp/ お願い:どうせならハッシュタグ作ってくださいよ。
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Kuni Sakamoto @kunisakamoto

内村は続いて八丈島・三宅島の調査を行う。アイヌという外に向けられていた眼差しをうちに向ける。診断基準に基づき病気を分類し、そこから家系図を調べる。「八丈島は分裂病の島で、三宅島はてんかんの島である」。調査は住民への聞き取り調査で行われる。

2012-05-27 15:29:53
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

結果。日本の精神病の罹患率は非常に高いという結果。日本の島や孤立集落は精神病の発現率が高い。果たしてこれは民族における精神病の重責だろうか。(きたいに反して!)池袋での調査もそれほど低くない。

2012-05-27 15:32:13
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

めも。共同体の関係を媒介する装置ってなんだ?

2012-05-27 15:33:14
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

(ダメだこの人たち予行演出してきてないw)

2012-05-27 15:33:35
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

シンさんー。朝鮮最初の社会衛生調査。主体は東大医学部。朝鮮人学生と日本人学生の共同。朝鮮人女子医学生の参加。この調査はどのような困難に直面したのか。

2012-05-27 15:37:08
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

植民地朝鮮が医療化されていく。徐々に医学校をでた医師の人口をしめる割合が高まる。しかし伝統医(最初に資格を与えられた人以外には与えられない)を加えた総医療者数は減っていく。

2012-05-27 15:39:58
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

都市部では総医療者数は増える。調査対象地では減っている。西洋医はあまり増えず伝統医は減る。

2012-05-27 15:42:05
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

調査。チェウンソクのイニティアティブではじまる。渋沢敬三が個人的に全額支援(なぜ支援したのかは不透明)。社会経済調査をまずする。階層を分類。典型的な成果。貧乏なほど乳児死亡率が低いという結果。

2012-05-27 15:48:49
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

罹病率調査。正確に算出できず。受診しにこない。無料なのに。下層民がこない。貧乏ほど忙しい。採血、触診、歯の治療はまったくだめ。朝鮮人が朝鮮人を見ているのに。京城でも同じ。日本人は朝鮮語の不自由を失敗の理由に。

2012-05-27 15:53:39
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

しかしチェウンソク。下層の人々には上層部が病状とみるものも当然の症状も当然の生理状態と意識されたのではないか。つまり西洋医療文化がねづいていない。自らの体に西洋医療にもとづくまなざしをむけることができない。西洋医学を学んだものに自らの状態を説明できない。

2012-05-27 15:56:16
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

菊地さんのコメント。過去のフィールド調査の調査の重要性。著作とフィールドとフィールドデータの三項関係から過去の営みを考察する。

2012-05-27 16:08:36
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

これまでの報告で調査を可能にする関係の存在がクリアに。調査する側と調査される側とのミスコミュニケーションの存在が浮き彫りに。質問。この問題を扱うにあたり科学史に固有の見方というのはあるのか。

2012-05-27 16:10:46
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

瀬戸口さんコメントきたー。実験室研究とフィールド・サイエンス史の関係。そもそも科学史の実験室研究が人類学からきている。この実験室研究をフィールド・サイエンス史に適用した時の着眼点。多様なアクター。調査する側と調査される側の双方が影響を受ける。エコロジー的アプローチ。

2012-05-27 16:14:51
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

Boundary Objectの概念。境界でまったくことなるものをつなぐ。博物学における標本。研究する学者と集めるローカルな人々をつなぐ。

2012-05-27 16:17:31
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

知的生産を可能にするこのサイクルが比較的うまく行く場合(さかの、すずき)、いかない場合(きなせ)。別の世界に跳ね返される(しん)。複層的な専門家構造(せんすい)。

2012-05-27 16:19:36
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

戦後の「総合調査」「連合調査」。辺境の開発のための総合研究。たとえばさかのさんの事例には近代化のための目線があったのではないか(町村、開発主義の〜)。

2012-05-27 16:20:53
Kuni Sakamoto @kunisakamoto

この学祭的なプロジェクトにどう科学史の側からアプローチしていくか。

2012-05-27 16:21:19
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