2012年5月27日日本気象学会『5月6日の茨城栃木の竜巻に関する調査研究報告会』まとめ
#metsocj 防衛大小林氏「集合住宅の被害箇所から最終的には近隣のゴルフ場に到達、そこまで被害が及んでいる。つくばでは直線的かつ連続的な被害があり、更には比較的新しい家屋でも基礎からの倒壊などの従来は見られなかった被害も見られた」
2012-05-27 19:41:09#metsocj 防衛大小林氏「地形を見ると、近くに山が迫っている地点であり、今回の北条エリアは竜巻の終点の近くで最も被害がひどい。また被害の局所的である点から移動速度が速いと想定され、目撃証言から渦構造の変化を伴っていたと思われ、F3に近いF2スケールと考えられる」
2012-05-27 19:42:41#metsocj 防衛大小林氏「真岡での調査。例えば進行方向に向かって引きちぎられているビニールハウスも存在。こちらも住宅数は少なく被害箇所も散在しているがそれぞれの被害は甚大でF2スケールレベルの被害と思われる。」
2012-05-27 19:44:08#metsocj 防衛大小林氏「現状でも本当に竜巻が1本であったかの確証はない。つくばでの事例は映像からその可能性が高いが、他の地域では不明。複数本が同時にあった可能性もある」
2012-05-27 19:44:48#metsocj 防衛大小林氏「今回の被害、休日で公的機関の被害が少なくなった上、けが人も切り傷が大半。これまでの日本の竜巻での怪我は9割が切り傷、特に学校での自動の怪我がかなり多い傾向がある」
2012-05-27 19:46:17#metsocj 建築研喜々津氏「渦径の評価、場所によっては数十mの箇所もありその分風速が強くなっていた可能性もある。また風速を埃をトレーサーとして見ると平均50m/s最大60m/sの結果も見られる」
2012-05-27 19:57:32下層風推定。 RT KW36_wav: #metsocj 「北条地区での風向の分布を見ると、概ね竜巻の進行方向に合わせている収束性の分布が見られている。全て同じ方向ではなく、竜巻が通過したと思われる区域に対する方向で樹木なども倒れている」
2012-05-27 20:00:09下層風推定。 RT KW36_wav: #metsocj 「また一部には全く方向の傾向なしに倒壊している箇所もあり、渦の移動との何らかの関連がある可能性もある」
2012-05-27 20:00:28下層風推定。 RT KW36_wav: #metsocj 「また近隣の土地や屋根などを調査すると飛散物が大量に存在している。概ねの進路を、収束の方向から推定すると直線そのままではなく若干蛇行している傾向がある。下層の渦を見ると(cont) http://t.co/lKJMDLq5
2012-05-27 20:00:44下層風推定。 RT KW36_wav: #metsocj 「竜巻を撮影した動画などから竜巻本体の移動速度を推測した所、およそ毎秒12m、時速43km程度とかなり遅くなるが、ローカルな速度変化の様子も今後判明すると思われる」
2012-05-27 20:00:59下層風推定。 RT KW36_wav: #metsocj 「竜巻の近接動画、500mほどの距離からの動画。株の構造が刻々変化している様子がよく分かる。上層は傾いていて親雲は全く違うところにあるが、飛散物からも例えばハタチでは捲き上げが少ないなど大まかに細かい位置も見えてくる。」
2012-05-27 20:01:15下層風推定。 RT KW36_wav: #metsocj 「渦径の評価、場所によっては数十mの箇所もありその分風速が強くなっていた可能性もある。また風速を埃をトレーサーとして見ると平均50m/s最大60m/sの結果も見られる」
2012-05-27 20:01:36#metsocj 建築物被害の概要。被害の及んでいる区域が非常に限定されるが、倒壊している箇所もある被害もあるところは甚大な被害が出ている。木造住宅では特に基礎が露出した、あるいは床面から上が全て飛ばされた例もあるが、これらの被害形態は竜巻による典型的なもの。
2012-05-27 20:03:59#metsocj 建築物被害の概要。RC建築の被害、雇用促進住宅の事例が一番顕著でほとんどの開口部が大きく破損している。直接の被害と風圧由来の2種の被害があると推定される。
2012-05-27 20:06:07#metsocj 建築物被害の概要。木造建築の開口部の損壊として、商店街の店舗住宅での被害が見られている。この他屋根などの被害も典型的なものである上、飛来物によるガラス破損の例が多数あるが、飛来物としてはトタン・アルミ屋根も見られた」
2012-05-27 20:08:09#metsocj 続いては、日本気象の櫻井氏から『2012年5月6日関東地方における竜巻の発生環境場とポテンシャル予報について』です。
2012-05-27 20:10:14#metsocj 日本気象櫻井氏「総観状況を見ると竜巻発生直前には、低気圧が日本海から東北地方を通過する段階。大気安定度を見ても関東地方では非常に不安定、鉛直シアーも中程度で、両者を複合すると比較的大きな複合パラメーターが出てくる。」
2012-05-27 20:17:02#metsocj 日本気象櫻井氏「予報ポテンシャルとしては、数日から数時間前での予報が可能にはなると思われるが、国内については事例が非常に限定されるために有効性を示すことは難しい。」
2012-05-27 20:18:43