『差異の繋争点』メモ（１）

あべあきら @akiradicalism

しかし闘争は「敗北」裡におわる。だが、らい病者の、その者たちへの構造的差別の、運動の潜勢力のプレゼンスはたかまった。

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有薗先生によれば、らい予防法改正要求の抑制は、（通説がいうような）人権闘争から経済闘争への転向ではない。

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療養所ないの視覚障害者運動と在日外国人運動

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ある活動はそれを個別にとりだして云々するのではなく、その他の活動との意図する／せざるかかわりにおいてその意義を評価すべきであると。

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結論はこうだ。運動の草創期・ダイナミック期・スタティック期を貫く線分（共約項）とは、平等主義的原則であり、艱難辛苦を耐え抜いてきたものに特有の教示であると。

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おもしろかったというと語弊があるが、「もの」をしらないので勉強になった。

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教示→矜恃

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【わからんかったこと】　病者の「生」に宿るリズム＝マンタリテ＝矜恃なのはわかったとして、それが病者に特有の「身体」のリズムとも関係があるとされるのがわからん。「身体」てのは要するに「実践（運動）」のことか。ならばそう書いたほうがいい。深読みしてまう。

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ともかくも有薗先生のんは「差異の繋争点」ぽかった。すべり出しは上々だ。一読して、再読してもやはりイミフだった「はしがき」には各論攷を通読したあとで再度立ち返ったほうがよさそうだとわかった。

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遅めの朝食

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再臨

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ていうかdisらないといけないのだった。

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気分転換をかねて第2部へ。堀江先生のんに謹んでありつきます。

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複合差別問題

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「痛み」の共有による連帯可能性はあるだろう。だが諸個人は痛むだけの存在ではないし、その差異においてコンフリクトがうまれる。

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ふむ。そうした差異はアイロニーで、ってのがローティ先生とぼくのラインなのだがという観点／関心を携えつつ以下。

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状況が酷薄であればあるほど一点突破がめざされ、同時に排除が析出されるという構図が反復されてきた。

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本稿の目的は、差別批判を旨と（も）するコミュニティのなかで生じる排除という一般的問題を、在日大韓基督教会で生起したレズビアン差別事件の検討をつううじて照射すること。それにより、「異なる差別を同時にとらえようとする行為の可能性と限界性を考察する」こと。

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「異なる差別を同時にとらえようとする行為」というののがどんな行為なのか、いまのところぼくにはわからん。

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わくわくする。

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方法論的には、「実践」と「研究」の架橋の試みでですよと。

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在日大韓基督教会は「信仰共同体」と「民族共同体」という性格もあわせもっていた。

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「民族共同体」、それも少数民族における別の差別問題というのがしばしば指摘されるが、ここにおけるそれは、「「在日」社会が性差別を生む」とも性差別の構造化によって「在日」社会は存立してきたとも表現できる。

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具体的には、牧師や長老になれるのは男だけ、家事役割は女性、セクハラといった問題。

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「同性愛者」という表現は一枚岩的でいくないぞと。