アレグ郎

W4C @F2charmer

どうやら開戦そうそう神罰の光に叩き落されたはう斗のようです。神の怒りに触れてアフロになるだけで済むとは…まるでゴキブリのごとき恐るべき生命力です。 #アレグ郎

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キュラキュラキュラ…その時はう斗の耳に奇妙な音が聞こえてきました。こちらに近づいてきます。反射的に伏せて身を隠すはう斗。またもや恐ろしい目に遭うのではないかと、普段豪胆な彼もすっかり臆病になっているようです。 #アレグ郎

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キュラキュラキュラ…キャタピラを鳴らして現れたのは箱ヒロでした。タンクの装甲の上に、ちょっぴり焦げたアイ君を載せています。敵ではないとわかり、はう斗はそちらに走り出しました。 #アレグ郎

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はう斗が隠し持っていたプレミアム焼酎「野うさぎの走り」を口に突っ込まれ、咳き込みながらアイ君が意識を取り戻します。「ちょｗｗおまｗｗ僕未成年（自称）」こんな時もネトゲ風に草を生やすことは忘れないアイ君ですが、流石にいつもの秋葉メイド風挨拶をする余裕は無いようです。 #アレグ郎

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二人とも聞いて欲しい。箱ヒロが走行を止めぬまま、装甲の上で一服するはう斗とアイ君に話しかけます。僕はこれから、奴らの基地を潰しに行く。一緒に来て、手伝って欲しい。「奴らの基地？」はう斗が首を傾げます。 #アレグ郎

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そうだ。戦闘機乗りは我が物顔で飛び回っているが、実はこのフィールドの勝敗を決めるのはファイターじゃない。地上目標に対する攻撃なんだ。僕らは戦闘機のレーダーに映らないし、あの基地の防衛施設は全て対空装備で、タンクに対する備えはほとんど無い。 #アレグ郎

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君たちは随伴歩兵として援護して欲しい。それを聞いて二人は狼狽します。「いや、俺じゃ地上戦の役には立たなそうだし、そろそろいい時間だから居酒屋にでも行こうかなと」「僕も宿題やろうかなーなんて…」 #アレグ郎

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箱ヒロは二人のほうに顔を向けました。自然、顔の横についている6銃身の20mmバルカン砲も二人のほうを向きます。毎分6000発の劣化ウラン製高速徹甲弾を秒速1kmで吐き出す高価なミンチ製造機です。眼の奥は笑っていませんでした。 #アレグ郎

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「と、思ったけど！今日は休肝日だったわ！さ～て、運動がてらひと暴れするか！」「あ！今思い出したけど、今日は宿題無かったんだっけ！よーしパパ、バトルフィールドで鍛えた陸戦の腕を見せちゃうぞー」なぜか突然ノリノリになるはう斗とアイ君でした。 #アレグ郎

WataruSirius(雅号 濡鴉) @Fomalhaut1

はう斗は全裸でしたが、アイは完全装備でした。はう斗「いいな～！ジャブロー！」アイ「ちょ…とりあえず何かで、か、隠して…」と、アイは赤面しています。どうやら満更でもない様でした。　 #アレグ郎 http://t.co/6RKPmKAS

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しょうがないなあはう斗くんは。 #アレグ郎 なんかより百億倍子供たちに人気のある国民的ネコ型ロボット（ただし耳パーツは不幸な事故により喪失）みたいな溜息をついて、箱ヒロは腹部のトランクを開きました。

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「おお！」トランクを覗きこんだはう斗とアイ君は歓声を上げました。中にはさまざまな種類の小火器や擲弾発射器、手榴弾などが揃っています。以前、死の商人のヘリから漁った戦利品です。武器には十字架にからみつく蛇のエンブレムが刻印してありました。#アレグ郎

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はう斗はセラミック製のボディアーマーが気に入ったようですが、なぜか軍服を着ずに素肌に直接装備しました。一昔前のファンタジー漫画の女戦士のビキニアーマーのようですが、中身はおっさんです。読者の皆様の受けたであろう精神的苦痛についてお詫びさせていただきます。 #アレグ郎

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箱ヒロは呆れ果てたのか、しばらく黙って行進を続けましたが、やがてキャタピラを停めました。どうやら目的地―エレクトロスフィアの基地を射程に収める地点に到着したようです。#アレグ郎