統語構造・形式意味論・論理学 #gengo

koda_TOさんによる解説で、Mitcharaがいかに論理学と形式意味論とP&Pに無知であるかが露呈した一連の会話。タイトル変更しました、すみません。
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Mitchara @Mitchara

Bound variableってもともと論理学用語だったのか。Quantifierがcovertに動くとか、whがオペレーターになるとか、あっちの分野の発想からすると自然なのね…

2010-06-23 15:23:39
不限春眠不覚暁 @zampona_x31

@Mitchara へー束縛変数って言うんですか。なるほど、その文章上で意味が束縛されていると。

2010-06-23 15:16:47
Mitchara @Mitchara

Bound variableはbindされてないことがあるってのがややこしいんだけども。

2010-06-23 15:24:50
Mitchara @Mitchara

@zmpn_x31 生成文法ではquantifierの影響下にあるDPをそう呼ぶような。論理学の素養がないものでもう…

2010-06-23 15:26:43
不限春眠不覚暁 @zampona_x31

論理学では量化子に束縛されている変数を束縛変数というのでしたっけ?

2010-06-23 15:29:01
Mitchara @Mitchara

だめだわかんなくて泣きそうだ論理学…。ようするにquantifierには構造依存性があるってことかな言語学の言葉でいうと。カッコじゃなくてツリーにしてよ…

2010-06-23 15:32:42
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara Bound variableが元々論理学用語というのはそうだとおもうんですが、後の文はちょっと勘違いを起こしそう… Whに関してはは論理学プロパーでカバーする内容ではないと思いますし…

2010-06-23 15:38:31
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara 確かPredicate Calculusではunbound なVariableがあるとUndefinedになると思うんですが… その逆(呼応するVariableがPredicate内に無いQuantifier)は大丈夫ですが。

2010-06-23 15:43:01
Mitchara @Mitchara

@koda_TO あ、そうですね、ありがとうございます。自然言語の統語構造を論理の構造に対応させようとするとそうなるのかなあ、と 思ったので。

2010-06-23 16:06:36
Mitchara @Mitchara

@koda_TO あ、すみません、ここ生成の話です…。Quantificationにおけるboundとanaphorのboundは違うと考えていいでしょうか。

2010-06-23 16:10:00
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara 「自然言語の統語構造を論理の構造に対応させようとする」と論理学ではなくて形式意味論になってしまうと思います。。。

2010-06-23 16:12:43
Mitchara @Mitchara

@koda_TO あ、その区別の意味がようやくわかりました。たしかにwhやモダリティは命題論理では扱いませんね。

2010-06-23 16:21:29
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara 具体例によりますが、考え方は大体において同じものだとおもいます。P&P統語論だとbound = coindexation & c-commandって定義してそれがQuantificationとAnaphorの両方に使われる…って事で。

2010-06-23 16:21:53
Mitchara @Mitchara

@koda_TO ありがとうございます。あれ、てことはQuantified DPはBinding Condition満たすということでしょうか…。基本的な質問ですみません。

2010-06-23 16:26:06
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara それはP&Pモデル内での話としては合っています。「統語構造と理論形式は呼応している」という大きな仮定に基づいての話になりますが。

2010-06-23 16:29:33
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara Modalityの方は論理学でもお盛んなようですよ。Modal Operatorを使ったり可能世界の概念を取り入れたりして研究しているみたいです。ただ、「言語事実」というものとは切り離されたレベルでのお話になるでしょうけど…

2010-06-23 16:32:52
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara あー、それは一般的には Quantified DP がLFで移動してその trace (ないしはcopy)が variable になるという考えになるかと。

2010-06-23 16:35:30
Mitchara @Mitchara

@koda_TO なるほど。「なんでquantified R-exp.がBound Cond. Cに違反しないのムキー!」とか思ってしまった私は修行が足りませんでした。ありがとうございます。

2010-06-23 16:39:16
Mitchara @Mitchara

@koda_TO (´ω`|||)分哲…論理学…可能世界…ぷすぷす…

2010-06-23 16:42:27
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara ちょっと話がみえにくいので、一応例文を挙げてもらえますでしょうか?

2010-06-23 16:44:06
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@koda_TO GBの頃にはEmpty Category PrincipleってのがあってtraceとかのEmpty Categoriesの管理がかなりきちんとされていたんだけど、今じゃなんでもありになっているからわけ解らんですたい。

2010-06-23 16:48:08
Mitchara @Mitchara

@koda_TO ええと、たとえば "Every boy has his room" では_boy_はquantifier _every_にbindされていますよね。論理学でもこの場合_boy_はbound variableになるはずです。

2010-06-23 16:49:43
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara あー、それの事ですか。それなら統語理論をどんなに駆使しても∀x[Bx→∃y(Ry&Hxy)] ってな論理式にはなりませんぜ(たとえどんなにTruth conditionがあってても)。

2010-06-23 16:57:54
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara P&P統語論(&意味論インターフェース)的考えるとこの場合のboyはVariable的に取り扱われません。Restrictionなどといわれる事があると思うんですが、もっと集合論的な取り扱いをします。

2010-06-23 17:03:03
koda_TO(造反有理) @koda_TO

@Mitchara この文章の場合だと、LF移動は [every boy]_i [ t_i has his_i room]で、traceと代名詞hisがbound variable として取り扱われます。

2010-06-23 17:05:49