@hwtnv 「実現不可能だからこそ備えうる強度」は私にとって未知です。勉強しなくては。建築と地図に共通することと思いますが、実現不可能=強度論からすると、「計画」と「虚構」の間には微妙な違いがあるのだろうなと思いました。
2012-06-04 08:56:18@_hfu_ たとえばこの間ツイートした、レム・コールハースの「フランス国会図書館」案は実現していませんが、現代建築のエポックメーキングな「作品」として認識されていますね。あれが建っていたら、ディテールに目がいきがちで、ひょっとすると現状よりもインパクトは弱かったかもしれない。
2012-06-04 09:00:43@hwtnv 虚構世界に行きっぱなしではなくて、虚構世界から「実世界」を狙撃する、むしろ「実世界」を狙撃する意図のもとに特定の虚構世界を構築する、みたいなことかなと思いました。(空想でないものを含む)地図にも、そういう「意図」って大事だなと思います。意図の中身は論を別にするとして
2012-06-04 09:04:10建築分野を参照できるのは僕の利点だと思っているが、参照源が旧めなところが欠点だ。学生時代に学んだ事柄がメインになりがち。そこから一気に現代の情報空間にジャンプしてしまっている。
2012-06-04 09:05:43@_hfu_ グッとくる表現です。僕はS-Fマガジンの挿絵を数年に一枚 笑 担当しますが、絵描きとしてモチベーションの上がる作品はたいてい、そうした「意図」を感じるものです。
2012-06-04 09:07:36@hajimebs @_hfu_ 震災以降特にでしょうか、そうした心の遊びを許容する感覚が薄れている気もします。僕もずいぶん現実的というか実用的なはなしをするようになった。学生たちに「架空旅行紀」という課題を課したのはそれが動機かも
2012-06-04 09:10:04@hwtnv ディテール要素とコンセプト要素がある中、強烈なコンセプト要素を世界に提示するにはディテール要素から自由になれてしまうアンビルトもひとつの道、コンセプト系建築家にはフリーキックで物理的ゴールを外して思いっきり高く蹴り上げるプレーもある、そんなイメージを抱きました。
2012-06-04 09:11:15@hajimebs @_hfu_ なるほど、ひとしく虚構側にそろえるフォーマットとして絵は有効ですね。特に建築のばあいはそもそも実空間にあるものとして受け取られがちなので。
2012-06-04 09:14:46@hajimebs @_hfu_ 学生時代に嬉々として描いていたアンビルト風のドローイングを、恩師に「構造がなっとらん」と一喝されたことを思い出します。
2012-06-04 09:30:44「中村市」の地図からは、驚嘆するほどの緻密な「どこにでもありそう」な都市構造が読み取れる。一方で、中村市には氷河も砂漠もマングローブもサンゴ礁もない。中村市が「どこにでもありそうなリアリティ」を増すほど、「日本列島にしかなさそう」が増すところが興味深い。
2012-06-04 09:45:54