「カナリア的」の解釈 -批評的言説が詩的言語に転移する可能性-

関連: 岡﨑乾二郎氏(@kenjirookazaki) 「災害と事前の作品構造」+反応 - Togetter http://togetter.com/li/315466
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安部典子 @nriambe

@Taxxaka @edtion1 松岡正剛氏の著書「日本流」の巻頭文に「歌を忘れたカナリヤは。。」と引用が出て来ます。”一途で多様な”本来の日本を取り戻そうという内容だったと思います。そこからの発想だと解釈しています。

2012-06-05 10:21:26
Taxxaka @Taxxaka

それも頭に浮かびました。面白いですね RT @nriambe: @Taxxaka @edtion1 松岡正剛氏の著書「日本流」の巻頭文に「歌を忘れたカナリヤは。。」と引用が出て来ます。”一途で多様な”本来の日本を取り戻そうという内容だったと思います。そこからの発想だと解釈…

2012-06-05 10:38:27
Taxxaka @Taxxaka

あ、松岡さんの話は知りませんでした。「歌を忘れたカナリア」を思い出したという意味で

2012-06-05 10:39:15

“さて、なぜ本書の冒頭にこんな話をしているかというと、
私は最近の日本が「歌を忘れたカナリヤ」に
なっているような気がするのです。
どんな歌を忘れたのかということ、
どんな歌を思い出すべきかということ、
なぜ忘れたと思っているかということは、
これからおいおい話します。
それはあとの話として、ともかくもわれわれは
ちょっとおかしくなっている。
このままでは後ろの山に捨てられても、
背戸の小藪に埋められてもしょうがない、
そういう気さえしかねません。
しかし、歌を忘れたカナリヤをあきらめて、
これを雄々しい鷹とか鷲にしようというのは
もっとおかしな話です。鳩ばかりでも困る。
むしろ、カナリヤならばカナリヤであることを
自身を知ったうえで、かつカナリヤとしての
多様な歌を唄いだすであるような気がするのです。”

唄(うた)を忘れた 金糸雀(かなりや)は
後(うしろ)の山に 棄てましょか
いえ いえ それはなりませぬ

唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
背戸(せど)の小薮(こやぶ)に 埋(い)けましょか
いえ いえ それはなりませぬ

唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
柳の鞭(むち)で ぶちましょか
いえ いえ それはかわいそう

唄を忘れた 金糸雀(かなりや)は
象牙(ぞうげ)の船に 銀の櫂(かい)
月夜の海に 浮(うか)べれば
忘れた唄を おもいだす

 

Taxxaka @Taxxaka

批評的言説は意図せず詩的言語に転移する可能性を秘めてるのだけど、発話者が、それをどこまでイメージしてるかも秘するわけだから、誤読可能性は広がるわけで、だからこそ印象批評と論理的批評を分節化するのには疑問があります。

2012-06-05 10:43:18
Jose @longopenroads

芸術が坑道のカナリアとして機能するという期待については「オオカミ少年」の懸念と表裏一体だと思うし、実際にそういうのばっかりで辟易している→「カナリア的」の解釈 -批評的言説が詩的言語に転移する可能性- http://t.co/a5LZeRpI

2012-06-05 13:56:24

 

福田尚代 @fukudanaoyo

@Taxxaka 文脈からは〈炭鉱のカナリア〉としか思いませんでしたが、言葉の喚起するイメージが強烈で、話題より寧ろそちらが後を引いています。他の方々の話を伺うと、何を以て誤読なのかは一概に決められない気もします。その多様さこそ〈カナリア的〉な期待を生むと思えば背中合わせですが。

2012-06-05 14:00:54
福田尚代 @fukudanaoyo

@Taxxaka って、いきなりすみません(笑)ご無沙汰しております。

2012-06-05 14:07:35
福田尚代 @fukudanaoyo

〈カナリア〉についてはずっともやもやとしていた。〈予言や預言〉的なるものを、私は以前から人一倍警戒している。だがどう抗しても芸術にはその様な側面がつきまとう。作品の〈説明不可能〉さを巡る問題にも隠れていた〈カナリア〉を、無いと断じるよりはどう取り扱うかが重要ではないか。

2012-06-05 14:43:49
福田尚代 @fukudanaoyo

人の恐怖が生む事後的なカナリア〈的〉予言と、〈アーティスト〉と呼ばれる者たちの無意識(時代の無意識と云ってもいい)、生きた〈カナリア〉は分けて捉えたい。

2012-06-05 15:15:20
Taxxaka @Taxxaka

@fukudanaoyo ご無沙汰してます♪まぁそうですよねw 僕の意識が足りないのですがカナリアのイメージに引き摺られました。でも、炭鉱とカナリアにも対比の美しさは意識されてるのかなとも思いました。

2012-06-05 15:49:25
福田尚代 @fukudanaoyo

まさに〈炭鉱とカナリア〉はそんな偶然。目的とは別のところで、結果的に炭鉱とカナリアの〈絵〉が出来てしまった。人はその組み合わせに様々な物語を見出す。可能ならば自分が見たい物語の捏造ではなく、あるがままにある物語を読みたい。QT @Taxxaka 炭鉱とカナリアにも対比の美しさは…

2012-06-05 16:43:28
福田尚代 @fukudanaoyo

@Taxxaka いえ、私もです。昨夜はあの島で開催されたカナリアだらけのカナリア学会に出席しました。

2012-06-05 17:01:07

カナリア (曖昧さ回避) - Wikipedia
http://bit.ly/Lh4CME