堀口氏: 廃棄物の山には草や木が生える。隠すために土をかけたりするから、その後に生える。すると、遠くからみると草がきれいに生えた小さい山に見えたりする。 #ebs21
2012-06-06 20:24:25堀口氏: アミタグループでは今廃棄物のリサイクルから持続可能な社会づくりへと業務をシフトしているところ。たとえば、いま南三陸に地域の循環インフラモデルの構築を提案している。ごみ焼却場や下水処理場が要らない資源循環100%資源モデル。いまの形は続かないから新しい形へ。 #ebs21
2012-06-06 20:26:39堀口氏: 森林資源のカスケード利用システムの構築も提案している。これは他の街で成功しているやりかた。こういった資源の循環をメインに提案している。今話題になっているのは電気などのエネルギーの話ばかり。流行り。しかし全ての資源について考えないといけない。 #ebs21
2012-06-06 20:28:34堀口氏: こういった資源循環の先行モデルとして考えられるのは北欧など。だが国内でパッケージとして全体で完全に上手くいっている例はまだない。自分でも上手くいくかはわからない。でもこれには挑戦する価値があると思う。というわけで、ここでひとまず講義をおわります。 #ebs21
2012-06-06 20:30:29堀口氏: ここでいう廃棄物は一般廃棄物。いま多くの一般廃棄物は燃やして埋めている。こんなものが未来永劫つづくわけがない。分別をするのは当然で、さらにそこに技術をくわえる。たとえば従来の肥溜めのようなものをただ肥料にするだけではなく、そこからバイオガスを取り出す。 #ebs21
2012-06-06 21:09:56堀口氏: こういった循環がうまくいくには根底的、総合的なインフラから必要。施設、設備を整えたうえで上手く循環させなきゃいけない。とうぜんそれは地域ごとに変わってくる。それを今詰めている段階。ゼロにするわけでなくイメージ的には「埋め立てをゼロ」にするというのが目標。 #ebs21
2012-06-06 21:11:38堀口氏: こういった挑戦は意外とまだやられていない。今回の震災をうけて、今までの規制から離れて色々できるのでないかと期待している。 #ebs21
2012-06-06 21:12:53質問: 不法投棄の責任問題。業者が倒産したりとか外国製の製品が不法投棄された場合など、そういった込み入った場合はどうなるのか。 それと、放射能をおびた不法投棄物がどう扱われていくのかについてお教えいただきたい。 #ebs21
2012-06-06 21:14:29堀口氏: 契約書とマニフェストの不備、現地確認の不行き届き。これがあれば排出業者に単純に行政処分がくだるだけのこと。処理業者の生き死には関係ない。それはつまり社名が公開されるということ。 #ebs21
2012-06-06 21:18:17堀口氏: 放射能をもつ廃棄物は、避難地域から出てくるものは国が処理する。東日本から出てくる廃棄物も、8000ベクレルより上の場合は国が処理する。下の場合は普通の法に沿って処理しなければならないが、どの処理業者もいやがっている。だから放置される。 #ebs21
2012-06-06 21:23:02質問: 廃棄物の法を緩めると、悪徳業者がはいりこんでしまうのでは? 廃棄物処理にあたって認可をうけるメーカーの判断基準はなんなのか? #ebs21
2012-06-06 21:24:35堀口氏: 単純に意味の分からない規制をなくそうというだけ。メリハリは必要。 認定事業者として認可をうけるには、小型家電の場合は全面的な管理をするための、きちんとした財務処理能力が必要。 #ebs21
2012-06-06 21:29:23堀口氏: 基本的に廃棄物をそのまま海外にだすことはできない。しかし加工などをして売ることができるようになれば、規制はだいぶなくなる。中古のテレビなどは実際に多く輸出されている。中国などでは壊れているテレビを輸入して金属だけ取り出されたりして、それが問題になっている #ebs21
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