マンションの非居住組合員に対する協力金規約変更(最判平22.1.26)

最判平22.1.26についてのディベートの感想戦的なもの。
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ΤeLiN @hebocannon

今日のゼミのネタである、非住居区分所有者に対する協力金。改めて見なおして考えると、役員になる住民に負担が集中しているなら、全区分所有者に対する共益費の増額で役員の報酬を賄うこともできた(そして合理性もある)はず。なぜ「非住居者だけ」に増額したのかは説明が必要だったと思います。

2012-06-04 23:04:03
ΤeLiN @hebocannon

一方で、特別多数の決議によって不利益を受ける非居住者を母体とした百何十人だかの集団をみたときに、そのほぼ全員が同意しているところ、5人だけが協力金を拒絶していた。ごく一部の反対者でもいれば協力金を求めれないとすると、あまりに使えない旧法を改正した意味も滅却されてしまう。

2012-06-04 23:07:12
ΤeLiN @hebocannon

状況は違うけど、「多数派組合が合意した就業規則の変更によって不利益を受ける労働者」に似たような集団的合意の関係があるかな、という気がした。だから、不利益を受ける集団内の合意の状況が合理性判断の割と重要な要素という印象。最判平22.1.26のミソはそこだったのではないかな。

2012-06-04 23:13:30
ΤeLiN @hebocannon

私見ではそんな感じです。本日のゼミは両チームともお疲れ様でした。「そうじゃねえだろ」ってツッコミも歓迎です。

2012-06-04 23:15:49
ΤeLiN @hebocannon

「合理性の主張・立証責任はどっちにあると思います?」ってチョーさんに聞かれて、結局「わからない」と答えるしかなかったのが残念である。

2012-06-04 23:28:03
すうゆう @KathoriaAtom

先生:「A、お前なんであんなことしたんだ!」 A:「Bだって同じことやったのに何で俺だけ怒られるんですか?ひいきですか?」 …こういうAに対して何と反論するのが正解なのか。昔から何度も考えてたけど未だに答え見つからない。

2012-06-05 00:53:23
すうゆう @KathoriaAtom

@m008454 そうだよな。Bは「いまAが叱られていること」とは関係ないんだもんな。だとすると、「AとBとは別問題」は不十分な反論ではないと思うし別に逃げてないと思う。

2012-06-05 01:07:28
すうゆう @KathoriaAtom

@m008454 確かに。素直に納得。何となく似てる気がしてたんだけど今回の事例とは「別問題」だったようだ。

2012-06-05 01:26:39
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

@masao_iwata @KathoriaAtom 確かにそうですよね、二回目のリプで「事例の話では」と書いたのは、そういう認識があったからだと思います。Yチームが立証できていたかは別として個人的には同じ理由で責めることができる、と考えてます。

2012-06-05 01:40:38
miyabi @masao_iwata

@m008454 @KathoriaAtom どうなんだろう。「日常業務の負担が増加したのは不在組合員だ」or「不在組合員だけでなく協力しない居住組合員も増加の原因だ」の争いでよいのかな? そうだとしたらこれまた微妙な・・・

2012-06-05 01:52:07
すうゆう @KathoriaAtom

@m008454 @masao_iwata いま,ここ最近で1・2を争うくらい納得しています。

2012-06-05 01:52:54
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

@masao_iwata @KathoriaAtom 僕の理解ではその構造かなと、Xの主張は前者、Yの主張は後者。もっともXは一応後者の立場だけど「協力しない居住組合人」に対しては別のアプローチでいいよね(別問題)って立場かと。

2012-06-05 01:59:33
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

@masao_iwata @KathoriaAtom それを踏まえて、「別問題」した時になんらかの不公平が生じるんではないかと思うんです、先に請求されることになる不在組合人に比較して多額の請求がなされるとか。なんか主張しては弱い気もしますが。

2012-06-05 02:01:54
miyabi @masao_iwata

@m008454 @KathoriaAtom なるほど。そうなると、不公平は確かに存在するけども、それは「居住組合員と不在組合員との間」にあるわけではなく、「協力的な組合員と非協力的な組合員(非協力的な居住組合員と不在組合員)との間」にあると考えてるってこと?

2012-06-05 02:21:29
miyabi @masao_iwata

こんな風に、終わったあとでも議論ができるのは、いいディベートが繰り広げられていた証拠。両チームの皆さんと、熱心な後輩たちに感謝です。お疲れ様でした。

2012-06-05 02:26:10
すうゆう @KathoriaAtom

@masao_iwata @m008454 まず“叱る先生の話”に関しては的確な処理と感じました。その上で事例を考えると,非居者も不参加居者も本来的な役割を放棄してる点では同一視できそうですね。“理由が同じ”というのは“同じ悪いことをした”ことと考えてよいでしょうか。

2012-06-05 02:30:18
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

@masao_iwata @KathoriaAtom そうです、今回の事例は『管理大変だけど手伝ってくれる人が少ない困った』って話で、そこから『役員になれない人はお金払って』ってのは理屈にあわないと思うんす。

2012-06-05 02:35:08
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

@masao_iwata @KathoriaAtom 協力義務でも規定に盛り込んでやればいいわけですし、『非協力的な組合員』の一部に負担金を課すのは公平ではないよなっと。

2012-06-05 02:37:04
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

なんか自信なくなってきたな、問題の捉え方が間違ってるような気もする。

2012-06-05 02:38:26
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

ちょっと別の話にはなるのかもしれないけれども『役員』が義務的な側面だけでなくて“権利的”な側面を持つってのは考えられないのかな。ある程度の裁量をもって管理できるという権利。XもYも触れなかったから、あんまりうまみのある役員じゃないことは確かなんだろうけど。

2012-06-05 02:41:01
miyabi @masao_iwata

@m008454 @KathoriaAtom なるほど。そんな風に捉えてたのね。「管理大変だけど手伝ってくれる人が少ない困った」から、「協力を期待できない人払って」とは言えない?「協力しようと思えばできるけど、やらない人はやって(輪番制の義務付け)」と分けては駄目かな。

2012-06-05 02:42:47
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

@masao_iwata @KathoriaAtom それは可能ですよね、というかかなり現実的な解決法だと思います。今回はその“手伝える人手伝って”をカバーする規定なんかができてないことから不公平の感覚がでてるのかなぁ。

2012-06-05 02:46:41
0084@全ての仕事を押し付けるのはやめろくりかえす全ての @m008454

@masao_iwata @KathoriaAtom ただ管理職務の内容によっては輪番制がそぐわないこともありますよね、kbsの言い方を借りれば、『モチベーション』がないと真っ当出来ない可能性もあります。やりたい人だけやってくれ、金は出すからってのはなんとも無責任ですが……。

2012-06-05 02:49:27
miyabi @masao_iwata

@m008454 @KathoriaAtom じゃあ話を戻せるかな。それを踏まえて、Xの「別問題」という反論が成り立ちうるかどうかは、今回の金銭の負担の趣旨が「協力を期待できる人払って」なのか「協力していない人払って」なのかということになりそうだな。どちらもありえそう・・・。

2012-06-05 02:50:25