私たちの日常生活における動きは、ごく自然に行われています。ですが、何か特別な動きをしようとしたとき、あるいは新しい動作に対して取り組もうとしたとき、改めて自分の動き、そして自分の体を動かすことについて考えをめぐらせると思います。
2010-06-26 11:02:44日常動作においても、他の動きにおいても、動きの大小はあれど「自分の体を、自分自身で動かす」という点において違いはありません。それではまず、自分が自分自身の意思で ”体を「動かす」こと”。 このことの根本について考えてみましょう。
2010-06-26 11:03:09モノが動く。それは時の経過とともに、形が変わり、状態が変わり、移動すること。体が動くことも同じことです。時の経過ともに、形が変わり、状態が変わり、そして移動することです。ではこのことを、2つの例をあげて考えてみましょう。
2010-06-26 11:03:57例1)手の指の動き。例2)ダンスの動き。この2つの動きを比べて考えてみてください。どちらも人の体で行う動作ですが、全く別の動きのように感じられますね。 しかし、”体を動かす”という根本的な視点で捉えると、この異なった2つの動きは実は共通の要素を持っています。
2010-06-26 11:06:32指の動きであれば1本指から2本指へと形が変わり、それに伴い手のひらや指の筋肉の状態が多少変化し、そして指の位置が移動します。踊りの動きにおいては、体の形が大きく変化し、全身的な筋肉が変化しています。そして腕や脚の移動が見られます。
2010-06-26 11:07:40これは人間の動きの全てに当てはまる共通点です。歩く走る・跳ぶ・泳ぐ…人間の体はこのように、「形を変え」「筋肉の状態を変化」させ「移動」しながら動きを生み出しています。
2010-06-26 11:09:01このことには様々なメリットがあります。バランスの良い体の使い方をすることで体への負荷が少なくなり、作業効率のアップや、ゆがみ・コリが生じにくくなる、という効果が期待できます。
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