2012年6月14日開催 環境省『平成24年度第1回原子力被災者等との健康についてのコミュニケーションにかかる有識者懇談会』実況まとめ

2012年6月14日に行われた、環境省による『平成24年度第1回原子力被災者等との健康についてのコミュニケーションにかかる有識者懇談会』のUstream中継の実況まとめです。 尚、簡易まとめの上、回線不手際のため内容が途切れ途切れとなっておりますがご了承ください。また第2回の開催は6月14日時点では未定です。 内容は、長瀧委員を座長に、細野大臣や各委員の挨拶。その後神谷委員、田中委員、坪倉委員によるプレゼンと議論という流れです。 続きを読む
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KNB @kw36_wav

田中委員「慢性気管支炎での死亡リスク、また自殺でのリスクとくらべて被曝のリスクというのはその程度。急性であるので、ゆっくりの被曝では更に低くなる」

2012-06-14 20:16:38
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田中委員「過去も見ると、BSEの問題など。日本と海外では大きく齟齬が出た。インフルエンザでも日本だけが大きく国際的にも離れていた」

2012-06-14 20:17:14
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田中委員「副作用も生じる。CTスキャンでの害もある。がん患者の3%が放射線診断が原因との研究。疫学調査で、各国を比較して、英国などでは0.6%などにとどまるが日本は3%だと。それはCTスキャンの半分が日本という普及と過剰な診断が背景にあると」

2012-06-14 20:18:34
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田中委員「原発事故について、チェルノブイリでは避難家族では情緒障害などが多くあったと。しかし被曝量とは無関係であったと、逃れたことでの心理的な影響が大きいと。」

2012-06-14 20:19:23
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田中委員「放射線とは別だが、先日の大飯再稼働の話。ここでは電力不足で生活を守れないと首相は述べた、これ自体は真っ当だが、反発も多かった。つまり事故の被害を見て、経済ばかりを追求しすぎていたとの感情がある中での経済というメッセージは響かないと」

2012-06-14 20:20:48
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田中委員「別の視点もある。原発を止めると他のエネルギーの使用量を挙げないといけない。藤澤氏の著作では、現在で火力での喘息で3万人が死亡との推計がある。それを前提にすると火力の増強で3千人の死者が増えるとの推計」

2012-06-14 20:21:43
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田中委員「この主張は修正の観点とは異なり、首相の経済重視の観点と異なり、代替火力での健康影響についての視点が出てくると、首相に反発していた人たちも考えなおすと」

2012-06-14 20:23:07
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細野大臣「発がんリスクの分析として、喫煙、肥満などとの比較で、20mSvというのは小さいと。しかし福島のリスクは選択したものではない」

2012-06-14 20:26:44
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田中委員「理論上の数字というものなので、実際に起きるのではないと」

2012-06-14 20:33:00
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長瀧「国際的な常識をどのように住民の伝えるかも重要。当たり前のことをどうわかってもらうか。でもゼロリスクの環境があってわかりにくくなっているのか」

2012-06-14 20:33:52
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委員「ゼロリスクの心理は存在しない。ゼロリスクを追求するという思い込みがあるだけ。避難した人は追加のリスクを避ける意味合いでゼロリスクの追求ではない。通常市民は保険に加入するそれはリスクがあるから。いきなりゼロリスクとなると前提として社会の基盤とずらした問題となってしまう」

2012-06-14 20:35:01
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高村委員「福島の現場に来た方がどれだけいるのかなという思い。同じ机上で話をするべき。なぜ福島でしないのかが第一の印象。住民へのダイアログ、線量での差別もできつつある。賠償金の問題もある。ゼロリスクはありえない、でも鈍感になろうとしてもそれは目の前の見ないという辛さでもある」

2012-06-14 20:36:59
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高村委員「例えば警戒区域から外れた小高、まだそのままの状態。そして原発の煙突がすぐ見えている。まだ終わってないと、知り合いもいる。線量も100になっているが4月にはゼロになる。その点から情報を共有しないと意味が無いと」

2012-06-14 20:37:48
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細野大臣「共通の思いだと。ここの方々は頻繁に福島に向かっている。たしかに個々だとリアリティが伝わらないと思うが、問題は個人の責任となっているリスクをどれだけ社会で受け止めるか。これが我々の仕事になる」

2012-06-14 20:38:46
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高村委員「日々考えられているとは思うが、現場にその思いは伝わっているのか。」

2012-06-14 20:39:26
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高村委員「一市民が話せると思ってもそれを妨げる壁がある。そのような諦めのほうが先に進む状況になってしまうと、生活が出来ないのではということで自殺者も増えてくる。希望がない。」

2012-06-14 20:41:29
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高村委員「県立医大の山下教授と話で、検査について不満もあるが一応わかった。そして問題もわかるので考えることもできる。それがコミュニケーション。対立ばかりではなく話し合っていくべき。その観点が抜けているのに意見ばかり言っても心には響かない」

2012-06-14 20:42:16
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委員「リスクコミュニケーションについて、ゼロリスクの話もあるが、正直なところ現場で受け止めてくれる人は非常に少ない。よほど科学的な判断基準で行動してない限り。勿論意味は分かっていても、抗癌剤の効能やリスクなど、でも理論的にわかっても納得して選択できるか、は別になっている」

2012-06-14 20:45:20
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委員「一番は対話を繰り返すしか無いと。100mSvの話しもあるが、相馬での放射線の説明会を行なっているが、まったく知識がなかったのが実情。安全危険以前の問題。100mSvについてのリスクの説明での反応、線量計がないからmSvと言われても分からない、で終わった」

2012-06-14 20:46:25
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委員「テレビでいろいろな議論がされているのを見て、は勉強するが現場ではまったく関知されてないと。例えば海側と山側で線量も大きく異なる、そして放射線への考えも異なる、つまり9等分されているのが実情。県民健康管理調査と言われても非常に違和感がある」

2012-06-14 20:47:34
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委員「多くの人は安心しているのではない」

2012-06-14 20:49:13
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委員「例えば子供の内部被曝、123月では抑えられているが、慢性期での追加被曝は爆発的な量ではない、3月に出ないというのはその前での大きな被曝はないと」

2012-06-14 20:51:24
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委員「また1名しか検出しない状況だが、昨年3月での内部被曝での正確な試算は出来ない。慢性期での評価に移行している。特にヨウ素ではまったく試算ができていない。」

2012-06-14 20:52:39
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委員「現地ではクレームの嵐だった。データを取りに来ただけだろ、信用出来ない、と。書類通知だけではそうなってしまう。同じことが県民健康調査である、いわゆるA2問題。甲状腺の検査でのエコー、A1が何もない、A2でしこりがあるが大丈夫とある。」

2012-06-14 20:57:13
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委員「しかし現地では何なのこれという話になる。医学的には手術などの判断は不要と、それは勿論正しいが、実際には誰がそう説明しているのか、と」

2012-06-14 20:58:05