2012年6月15日開催 国立環境研究所公開シンポジウム2012『大震災と環境再生~災害に立ち向かう環境研究の最前線~』(東京会場)実況まとめ
#nies_0615 環境研大迫氏「火災対策としては高さを5mにする。また山同士を離す、上面を切り返して熱を逃がすあるいはモニタリングで予防できる。」
2012-06-15 13:18:45#nies_0615 環境研大迫氏「災害廃棄物、これからの課題としては復興資材としての活用や広域処理の問題もある。バランスをとれた判断が必要・アスベスト等の問題もある。統計では5月末で瓦礫は1割しか処理されてないと。まだまだ圧倒的に残っている状況、今後も努力をしたい」
2012-06-15 13:19:28#nies_0615 環境研大迫氏「放射能汚染の廃棄物の問題。原発からの放射性物質、特にセシウム134137が流れて降雨とともに沈着し、地域の汚染という流れ、東日本一帯でこの状況になっている」
2012-06-15 13:20:10#nies_0615 環境研大迫氏「災害廃棄物、特に福島県内のが汚染されている。上水下水汚泥への濃縮もある、そして草木類由来の焼却灰としての濃縮が問題になっている」
2012-06-15 13:20:43#nies_0615 環境研大迫氏「焼却処理での放射性物質の挙動について、安全確保の観点から。課題は燃焼過程でのセシウムの変化、またバグフィルターでのセシウムの除去性能。作業者の安全など」
2012-06-15 13:21:44#nies_0615 環境研大迫氏「まず焼却の挙動。800度以上の高温、セシウムの物性から見て一部は揮発あるいはガス化、そして灰に残存する、うち7割が排ガスと。特に排ガスでのセシウム。、大気中に出るまでに冷却されるが塩化セシウムという固体になって煤塵になると」
2012-06-15 13:23:13#nies_0615 環境研大迫氏「焼却後の殆どの場合はセシウムは固体として存在する結果となる。したがって排ガス中のセシウム除去では煤塵の除去が焦点でこのためにバグフィルターが利用される。」
2012-06-15 13:24:07#nies_0615 環境研大迫氏「集塵装置としてのバグフィルター、通常は数百本利用されているが、メカニズムとしては薬剤を塗布したフィルターの濾布で濾し取る、そして煤塵の堆積層もフィルター効果が出てくる。1ミクロン以下は除去できる、平均粒径は数十ミクロンなので十分除去できる」
2012-06-15 13:25:33#nies_0615 環境研大迫氏「円筒ろ紙での捕集となるが、ガスでも吸収瓶で補足できる。評価での基準としては排ガスのものとして煙突からの排ガスの周辺大気へのセシウムの基準と実測値を見て判断していく。しかし実際に大気は変動するので煙突出口で基準合致かを見ている、安全側の監視」
2012-06-15 13:26:56#nies_0615 環境研大迫氏「基準の意味としては、そのままガスを吸入しても年間1mSvを超えない基準で作られている。整理すると、出口濃度はほとんどND。検出下限値も濃度限度よりかなり低い。」
2012-06-15 13:27:41#nies_0615 環境研大迫氏「バグフィルターでの除去率を入り口との比較で調査、99.9%以上確保されている結果が出ている。これは8千ベクレル以上の高線量地域での結果。」
2012-06-15 13:29:00#nies_0615 環境研大迫氏「埋め立て処分での安全確保。焼却灰でのセシウムの溶出とその場合の土壌への吸着について安全な処分場の設計が必要。」
2012-06-15 13:29:33#nies_0615 環境研大迫氏「焼却灰の溶出試験。10倍量の水の中での溶出セシウムを測定。飛灰やその固形物について調査した結果、溶出率で見ると、主灰で数%だが、飛灰つまり排ガス中の凝集物は8割溶出。塩化セシウムの可能性も高い、つまりアルカリ金属としての場合の整理が重要」
2012-06-15 13:31:03