2012年6月15日開催 国立環境研究所公開シンポジウム2012『大震災と環境再生~災害に立ち向かう環境研究の最前線~』(東京会場)実況まとめ

2012年6月15日に東京・メルパルクホールで開催された、国立環境研究所公開シンポジウム2012『大震災と環境再生~災害に立ち向かう環境研究の最前線~』の実況まとめです。 ハッシュタグの #nies_0615 を中心に抽出しています。 尚、本シンポジウムは後日国立環境研究所のHPにて資料公開及び映像配信の予定です。 続きを読む
15
前へ 1 ・・ 7 8 次へ
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「復興プロセスに入るに連れて瓦礫粉塵の影響や生態系への影響、家屋の下部の堆積物の影響も調査。そして1年経過して石巻のモデル地区で調査を開始、こちらでは粉じんの含有物質や濃度、仮置き場周辺の調査など、初動調査から科学的研究に移行しつつある」

2012-06-15 15:37:23
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「また気仙沼での調査、火災発生地を目指したが電源の関連から若干離れた地点で調査実施。南三陸でも同様。石巻では当初の3点から二次処理場なども含めて地域全体調査を開始」

2012-06-15 15:39:24
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「調査内容は、大気でどの程度粉塵が含まれているか。10ミクロン以下が一般的に大きく人体に影響するのでそのサンプリングを実施。4箇所での結果、概ね屋外基準未満と判明」

2012-06-15 15:40:48
aoi 𓆏 @a0i0a

#nies_0615 環境研中山さん◎人の健康と生態系への影響を中心に、津波による化学物質を調査。時系列でモニタリングしていくと、ある程度から粉塵の影響が大きくなってくる。またどうやら被災地で呼吸器系の疾患が増えていると。NO2、SO2、CO、ベンゼン、ダイオキシンなどを計測

2012-06-15 15:41:56
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「室内ダストの調査。同じ地区でも場所でその埃の種類も異なる。元素を分析すると、例えば鉛の値も高いケースもあったが、これは恐らく避難場所の塗装の影響もあり、元々住居でないところで高い傾向」

2012-06-15 15:42:51
かえるくん(多言) @sjozk2

#nies_0615 避難所でも、従来住居でないとこは、住居のためのクリアランスを超えてる鉛の使用とかがある。そらそうだよねぇ。

2012-06-15 15:44:18
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「大気中の屋外の粉じん濃度。昨年6月以降の気仙沼の結果、従来の値が無いが仙台の平均値と比べても高い結果は見られなかった。」

2012-06-15 15:44:26
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「石巻での調査、対象地点の石巻商業高校では隣接地が仮集積所で保護者の懸念から調査。現地では有害物質はなくとも蝿が大量に発生するも、粉じん濃度自体は若干の上昇はあったが平時との差異は見られない。」

2012-06-15 15:46:45
aoi 𓆏 @a0i0a

#nies_0615 津波廃棄物の仮置き場に取り囲まれた石巻商業高校。瓦礫の山は三階の窓に到達しそう。この山から染みだした水は用水路に流れ込む。ハエ取りの仕掛けには真っ黒になるほどぐっしゃりと詰まったハエ。こんな状況だけど、近くには仮設家屋もある。保護者が影響の調査を依頼。

2012-06-15 15:52:22
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「元素については場所によっては元素の傾向が異なるが、巻き上げの影響とおもわれる。また燃焼由来と思われる炭素の増加も見られる」

2012-06-15 15:47:28
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「生態系への影響調査。仮置き場周辺の水を調査したところ、仮置き場に近いほど濃度が高い傾向があり影響が出ている。化学物質としてはフタル酸、つまりプラスチックの原料が多く溶出。またコレステロール類など下水処理場倒壊によるし尿の影響も思われる」

2012-06-15 15:51:08
かえるくん(多言) @sjozk2

#nies_0615 「震災がれき一次仮置き場周辺環境水調査」たいへんだ。。

2012-06-15 15:51:07
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「調査を踏まえたところ、普段からの知識の蓄積が重要。また問題を把握するには影響と含有物質両方を把握する必要がある。特に規制値がないものでは日常の観測が重要となる。また同じ検出値でも時間オーダーでも影響が異なってくる」

2012-06-15 15:52:52
かえるくん(多言) @sjozk2

#nies_0615 中山「(大気粉塵など)緊急時には、地域の平常時の測定との比較が大事になってくる。でもなかなか研究費もつかず難しい面もある。

2012-06-15 15:53:06
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「現場の邪魔をしてはいけないが、我々が問題を発見して解決策を低減することも必要。実際現地では当初マスク無しに作業を行なっており、提言を行なって改善された経緯がある」

2012-06-15 15:53:57
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「海外の事例では救助と同時に調査にも入れる体制がある。カトリーナでの米国の動きなど、これらも平時からの調査体制が重要。その上で最初からの復興過程を現地で見ていく必要がある。」

2012-06-15 15:55:36
aoi 𓆏 @a0i0a

#nies_0615 何を測るのか。何が問題なのか。何を守るのか。何と比べるのか。初動が大事。現地入りし、現地の要望に応えること。研究者もスーパーマンじゃない。苦しみながらコタエを模索しているんだ。

2012-06-15 15:55:51
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研中山氏「調査から1年、助言によって避難所等への空気清浄機の設置や仮置き場でのカバー設置なども行われるようになった」

2012-06-15 15:56:38
KNB @kw36_wav

#nies_0615 質問「気仙沼でも調査をされたと。汚染物質の影響はまだ特定されておらず慢性影響も今後見ることになると思われるが、報道では被災地で様々な病気が起きていると。少なくも地域の疾病の変化がある、疫学的にも。地域での構造変化に対してどう展開するかの見通しを」

2012-06-15 15:59:31
KNB @kw36_wav

#nies_0615 中山氏「非常に難しい観点。疾病構造の変化の有無が確定的かを見るには大きな調査が必要。福島以外ではそのような調査がまだ行われない可能性がある。この調査は今のところは疾病構造の変化以前の健康影響について見ているもの」

2012-06-15 16:01:30
KNB @kw36_wav

#nies_0615 質問「基本的な内容として、埃の元素でコバルトやセシウムがある。放射性物質と化学物質をどう分けたのか。最初のオーダーで呼吸器系の問題とあるが、その結果での影響は」

2012-06-15 16:02:29
KNB @kw36_wav

#nies_0615 中山氏「普通のコバルト、セシウムは放射性を含めたもの。これは元素組成によって発生源由来を把握する観点から。実際に放射線量を見てもほとんどでない。呼吸器の影響、上皮細胞への影響が想定されるがまだ現在は調査中」

2012-06-15 16:03:32

5. 環境にやさしく情勢変化にも強い都市に向けて~資源の有効利用の視点から~

社会環境システム研究センター 藤井 実

KNB @kw36_wav

#nies_0615 続いては環境研藤井氏から「環境にやさしく情勢変化にも強い都市に向けて~資源の有効利用の視点から~」です。

2012-06-15 16:03:59
KNB @kw36_wav

#nies_0615 環境研藤井氏「資源やエネルギーの観点から。中長期的には気候変動や資源枯渇への問題も重要。平常時の機能と災害時にも機能するシステムが重要、そのためには地域のエネルギーの活用が重要になってくる」

2012-06-15 16:05:53
前へ 1 ・・ 7 8 次へ