a capella? それとも a cappella?
a cappellaは、もともと、a capellaと「p」1つ。「p」2つで表記し始めたのは、知る限り、アメリカ80年代、コンテンポラリアカペラが始まった頃。The Singers Unlimitedのアルバム名は「a capella」です。どちらも正しいと思います。
2012-06-24 23:23:34調べたらGガブリエリやFuxなどが「p」1つの綴りを使用していたらしい! 語源的に本来は2つのはずだけど。QT @inukaimasahiro: a cappellaは、もともと、a capellaと「p」1つ。「p」2つで表記し始めたのは、知る限り、アメリカ80年代
2012-06-24 23:39:14@mototch64 こんばんは。私は1990年以降は、現代的なアカペラには、a cappellaを使うようにしました。1980年以前のアカペラでは、ジャンルを超えて、a capellaしか見たことがないですね。
2012-06-24 23:47:45@mototch64 斉藤さんでしたか!なるほど、お詳しいはずです。もし古い資料で、pが2つのものを見つけられたら、教えてくださいね。
2012-06-24 23:53:08@Mototch64 @inukaimasahiro ドイツの音楽事典Moser Musik Lexikon(第4版1955年)にはa cappellaの項目がありますね。英語圏、あるいはポップス系では違ったのかも。
2012-06-25 00:03:53@mototch64 さすが早い!戦後のドイツでは、すでにp2つ表記が存在してるのですね。1948年にThe Four Freshmen、1950年代初めにはThe Hi-Lo'sが結成されてますが、Gene PuerlingがT.S.Uでp1つ・・・気になりますね。
2012-06-25 00:14:37@Mototch64 @inukaimasahiro あの・・・横からいっちょかみするようで申し訳ございませんが伊古語では子音の表記がスタンダード化してないので15~17世紀ならCapellaもCappellaのどちらの表記も「本来」あり得たと思うんですが?
2012-06-25 02:11:45@FintaPazza @inukaimasahiro 正書法がなかったというのは分かりますが、なぜ20世紀のアメリカ?でp1つの綴りが普通に見られるのかは面白い現象だと思います。
2012-06-25 02:17:18@FintaPazza @inukaimasahiro Fuxの本は対位法の教科書として有名だったので、そこでの綴りが正しいものと誤解されたのか? ドイツ人は後進国との自覚から割と早い時期から語源的に正しい綴りに拘ったのかとか、色々、考えられます。
2012-06-25 02:21:04@FintaPazza @inukaimasahiro いずれにせよ、a capella表記はグローブ音楽事典の記述を信じればoccasionallyに見られるものだそうです。
2012-06-25 02:24:22@Mototch64 @inukaimasahiro 20世紀のアメリカでそれが普通の書き方かどうかが分からないんですけど、Oxford Companion to MusicはA capellaをCommon spelling mistakeとしてますねw。
2012-06-25 02:24:36@Mototch64 @inukaimasahiro (Oxford Companionのハナシはともかく)中世のラテン語でもどちらのスペルもあったのでFuxのスペルからその書き方がドイツに定着したというのはどうでしょうねえ・・・
2012-06-25 02:26:00@FintaPazza @inukaimasahiro Fuxの方はpが1つの代表例らしいのです。ドイツの音楽事典のもっと古いのをみないと、ドイツ人が云々は言えませんですね。
2012-06-25 02:30:44@Mototch64 @FintaPazza @inukaimasahiro strahleのan early music dictionaryではcapellaしか載っていないので17,8cについてはそちらが一般的だったのでしょうかね。
2012-06-25 03:59:06@pokopenus @Mototch64 @inukaimasahiro John Florio辞典(1611)だとどちらの表記も載っているのでどちらともいえないんじゃないですかねえ・・・確かにStrahleには18世紀英での表記Capellaの用例がいくつか上がっていますが。
2012-06-25 05:35:20@pokopenus @Mototch64 @inukaimasahiro ちなみにCrusca (1612)だとCappellaだけの記載ですね。
2012-06-25 05:37:42@fintapazza: @pokopenus @Mototch64 いろいろと詳しい情報をありがとうございます。私たちは「英語ではどちらも使っていた」という時期から、「acappellaをよく使うようになった」という時代への移行期に生きているようですね。
2012-06-25 08:58:38@inukaimasahiro @fintapazza @pokopenus @Mototch64 研究社羅和辞典デハcappella,capella同ジ意味デ並記。コノ辞書ハ古典L中世Lチャンポンナノデ古典LベースノLewis等ト比較必要アリ。マゼカエシスマソ
2012-06-25 13:34:49@inukaimasahiro @fintapazza @pokopenus @Mototch64 (続き)Mototch64説から察するに中世Lでcappellaのp落ち綴りが流通してたのではないか。と思います。
2012-06-25 13:38:14@iamyoshi @inukaimasahiro @fintapazza @pokopenus @Mototch64 古典Lから中世Lで綴りが変わっている事はしばしば。例ae→e,oe。格変化文法迄も崩れてる場合も。一部は教会Lとして別扱いされる。
2012-06-25 13:43:45@iamyoshi @FintaPazza @pokopenus @Mototch64 アカペラ表記、ジャンルごとにも主流が違います?クラシック、合唱、Doo Wopなどではcapella ?コンテンポラリ、ポピュラーではcappella?話題拡大につき謝罪(^^;
2012-06-25 14:06:52@Mototch64 @inukaimasahiro @FintaPazza @iamyoshi ありがとうございます。lathamのwordlistがどれほど表記ゆれを正確に載せているか分かりませんが昨晩見た限り中世イングランドのラテン語としてはcapellaのみだったような。
2012-06-25 23:10:28@Mototch64 @inukaimasahiro @FintaPazza @iamyoshi 中世ラテン語で脱落したというのはかなりありそうに思いますが、strahleでcapellaがイタリア語から入ってきたと言っていることで当時のイタリア語辞典辺りも探せたら面白そうかも。
2012-06-25 23:12:48