a capella? それとも a cappella?
@pokopenus: @Mototch64 @FintaPazza @iamyoshi アカペラ(無伴奏の歌)の起源はともかく、語源は「礼拝堂にて」。意味が「礼拝堂風に無伴奏合唱」「無伴奏声楽」と変化の過程が楽しいです。楽器や、動物も、無伴奏なら・・・となりそうですね。
2012-06-26 03:33:55@pokopenus @Mototch64 @inukaimasahiro @iamyoshi 前述の通り、Florio (1611年初版の伊英辞典)ではどちらのスペルも記載、Crusca(1612年初版伊伊辞典)ではCappellaのみとなっています。
2012-06-26 06:43:06@FintaPazza あ、なるほどそうでしたか。伊伊辞典のこと存じませんで調べもしておりませんでした。ごめんなさい。単に正書法というか綴字法の定まっていない時期だったというくらいのことなのですかね。
2012-06-26 06:47:38@pokopenus 伊語に関しては仰るとおり「正書法がなかった」のだと思います。ご存知のようにイタリアは国として存在してませんし地域的な差などはいたしかたなかったのではないでしょうか。私は主に17世紀を研究してるので18世紀以降どうかというのははっきりはいえませんが・・・
2012-06-26 06:52:22@FintaPazza なるほどなるほど。確かクインティリアヌスの弁論家の教育の中にも正書法についての記述があったと思いますが、15c辺り以降そういった修辞学関連の影響で発音と綴りの関係が考えられるようになっていったとしたら綴りの差は地域ごとの発音の差だったのかもしれないですね。
2012-06-26 07:02:50@fintapazza: @pokopenus @Mototch64 @inukaimasahiro @iamyoshi 皆さん、ありがとうございます。基本的な質問で恐縮ですが、皆さんの出典の辞典などは、改訂時に変更されることは無いものなのですか?
2012-06-26 07:00:28@inukaimasahiro @pokopenus @Mototch64 @iamyoshi Cruscaは勿論改訂されています。現在も引き続き出版されていますし。ただこれは元来トスカナ語の辞典で、しかしトスカナ語が標準伊語になったので子音など表記法はほとんど変わっていません。
2012-06-26 07:05:39@inukaimasahiro @pokopenus @Mototch64 @iamyoshi ↓「ほとんど変わっていない」というのは語弊がありますね、Crucaに現れたトスカナアカデミーによる書き方にだんだん統一されていったというべきですね。
2012-06-26 07:07:13@pokopenus そうですね。音楽史では後Prima/ SecondaプラティカをPratica ( トスカナ/現在の標準表記)かPrattica(ヴェニス等で出版の理論書に頻出のスペル)か、という問題がありますね。ここで教えてると学生がPracticaと書いて困りますがw。
2012-06-26 07:11:05@pokopenus 地域ごとの発音の差>>>今試しにCortelazzo編の権威版、Dizionario venezianoをひいてみたら案の定(w)「Capela」でしたよw。
2012-06-26 07:17:27@FintaPazza @inukaimasahiro @pokopenus @iamyoshi まだまだ続けていらっしゃいますねw 私も昨夜、ひとつ調べてみました。「宮廷風恋愛の技術」の著者Andreas Cappellanusの名もp1つで綴られていたようです。
2012-06-26 07:19:30野島秀勝氏の訳書の文献表で見るとラテン語版や、その他の原語の版でも、ほぼCapellaの綴り。19世紀末-20世紀の二次文献ではCappella綴りですね。
2012-06-26 07:35:25