クローズアップ現代「危険性増す“脱法ハーブ” どう食い止めるか」書き起こし・ほぼ完全版 #nhk
- toshihiro36
- 5215
- 0
- 0
- 0
舩田:さらに、わが国ではまだ検出されていないものであっても、海外で検出あるは健康被害の確認がされた化合物に関しましては、積極的に指定薬物として規制していこうという形で対応をとるということで進めていると思います。
2012-06-26 07:31:15舩田:しかしながら、実際に流通している成分につきましては覚醒剤や麻薬に似た成分、非常に多くのものが出ている。すなわち、その構造に着目して一括でそういうものを規制する、包括的な規制の導入というものが必要であると考えられるわけです。
2012-06-26 07:34:30舩田:実際に流通が確認されていて規制すべき骨格、この黒で示してある部分を包括的な規制の薬物の骨格とした場合に…例えばこの位置が変わっても、現状ではそれぞれ規制が必要になります。包括規制が可能であれば、この骨格を持っていれば規制が可能で、規制の速度が非常に上がるということです。
2012-06-26 07:43:14舩田:はい。イギリスにおきましては、すでに包括規制というものが始まっております。化合物6つの構造に着目して規制をしていく。6つの指定によって数百種類の化合物を指定できたということで、一定の効果が得られているということです。
2012-06-26 08:01:24森本:黒い部分6つを規制すれば、数百ということで…それは確かに早くなる気がしますよね。どうしてイギリスでできていることが、日本でできないんでしょう?
2012-06-26 08:04:31舩田:この包括規制の導入に関しましては、どこ骨格を中心にするのか。さらに包括の範囲をどのようにしていくのかが大きな問題になります。すなわち包括の範囲が狭ければ、その効果は弱いものになってしまう。
2012-06-26 08:11:36舩田:ところが包括の範囲を広げすぎますと、医薬品の開発ですとか試薬の開発、こういったものに不利益が出てきてしまう。こういったこともあるということです。
2012-06-26 08:13:07舩田:そうですね。現状は早急な対応が求められている。さまざまな課題があるわけなんですが、包括規制を導入し、適切な対応をとる必要があるというところです。
2012-06-26 08:17:02