オペレイション・レスキュー #5

翻訳チームによるサイバーパンク・ニンジャ活劇小説「ニンジャスレイヤー」リアルタイム翻訳 (原作:Bradley Bond-san & Philip Ninj@ Morzez-san) ニンジャスレイヤー公式ファンサイト「ネオサイタマ電脳IRC空間」 http://d.hatena.ne.jp/NinjaHeads/ 続きを読む
文学 書籍 ニンジャスレイヤー
2
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
第二部「キョート殺伐都市」より:「オペレイション・レスキュー」 #5
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
(UNIXデッキから白煙が立ち昇る。フォレストは表示された見取り図のうち、「バイオニンジャ培養槽」の位置を、網膜に焼けつくほどに凝視した。確証は無いが、当たりをつけた。「おれはここを目指す。故にこの……ここ。ここまでだ」彼はモニタを指差す。最深部へ降りたのちの最初の分かれ道だ。)
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
(「そこまで行けりゃいいな」ガンドーは奥の戸口に二丁マグナムを構える「一番乗りが来やがったぞ」「進捗は」「そいつを殺る頃には終わる」ガンドーはニンジャスレイヤーの問いに答えた。そしてエントリー者を睨んだ。外骨格で覆われたニンジャがアイサツした。「ドーモ。ボーンアーマーです」)
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ドーモ。ニンジャスレイヤーです」ニンジャスレイヤーはアイサツを返した。「ドーモ。ディテクティヴです」ガンドーも二丁マグナムの狙いを定めたまま、素早くアイサツした。「イヤーッ!」フォレストはアイサツせずバックフリップした。そして机を蹴り、さらに高く飛んで、ダクト穴の縁を掴んだ。1
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「戦略的迂回!」フォレストは天井にぶら下がって叫んだ。「諸君の健闘を祈る」そのまま、ナーガラージャが落ちてきたダクトをよじ登って、あっという間に逃走した。「ヌンヌンヌン……」モーターチイサイは激しく点滅する。「まだかかる!」とガンドー。 2
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イツデモヨロシサン……貴様ら劣等バイオニンジャプロトタイプども……反ヨロシサン存在……劣等バイオニンジャプロトタイプども……」ボーンアーマーは骨めいたメンポの奥からくぐもった声を発する。7フィート超の巨大は白い外骨格で覆われ、悪夢めいていた。「バイオ?誤解だぞ」とガンドー。 3
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ボーンアーマーは両手をしならせた。牙めいた不気味な骨のスリケンが二枚、ニンジャスレイヤーとガンドーに飛ぶ!BLAMBLAM!ガンドーの黒い弾丸がそれらを相殺!ニンジャスレイヤーは既に飛び出している。投擲直後のボーンアーマーにチョップを叩き込む!「イヤーッ!」 4
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ボーンーアーマー!」ボーンアーマーが叫んだ。外骨格はニンジャスレイヤーのジゴクめいたチョップを受けてもわずかにヒビ割れただけだ!「イヤーッ!」「グワーッ!」反撃のショートフックを脇腹に受け、ニンジャスレイヤーが苦悶!さらにショートアッパー!「イヤーッ!」 5
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはバック転を繰り出しこれを回避!着地地点に今まさにハッキング中のUNIXデッキ!アブナイ!ニンジャスレイヤーはモニタを両手で保持し、破壊せずに身体を捻ると、見事に机の側に着地した。なんたるニンジャバランス感覚か!「ヌンヌンヌンヌン……」 6
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ボーンアーマーがすかさずショルダータックルで追撃にかかる。UNIX机ごと破壊しようというのだ!「イヤーッ!」ガンドーは斜めに飛びながら二丁マグナムを全弾射出!黒い超自然の弾丸がボーンアーマーの顔面、外骨格で覆われた両眼付近に集中!「グワッ、グワーッ!?グワーッ!」7
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
細かい骨の破片が散り、ボーンアーマーはたまらず吹き飛ばされて仰向けに転倒!ニンジャスレイヤーが跳躍!回転し、ストンピングを狙う!「イヤーッ!」「イヤーッ!」ボーンアーマーは横に転がってこれを回避!「俺をバイオテック頼りのサンシタと思ってヨロシサンいるな?」不敵に笑う! 8
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「悪いが俺やアサイラム=サンは胚培養のヒヨッコどもではヨロシ無い。もとより優等なエリートニンジャ戦士であっヨロシサンたところ、さらに選ばれ、バイオ生体改造に耐えたエリートの中のエリート」「その結果、壊れたレコードプレイヤーになったか。アッパレだ」ニンジャスレイヤーは言い捨てた。9
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「減らず口を叩くしかヨロシサンない弱敵!」ボーンアーマーが殴りかかる!「イヤーッ!」BLAM!「グワーッ!」振り上げた腕の肘関節にカラス弾丸が命中!「形勢不利だ、あンた」ガンドーが睨んだ。ニンジャスレイヤーが踏み込む!「イヤーッ!」ポン・パンチ!「グワーッ!」 10
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
ボーンアーマーは吹き飛び、壁に叩きつけられた。ガンドーの足元からは次々にカラスが生まれ、弾倉に吸い込まれてゆく。影から作り出す超自然の弾丸は実際無尽蔵!ニンジャスレイヤーはさらに追撃にかかる!「イヤーッ!」だが、その時だ!ボーンアーマーの外骨格肋骨がバグンと音を立てて展開! 11
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ボーンマントラップ!」ボーンアーマーが叫び、鋭利な肋骨がトラバサミめいてニンジャスレイヤーを両サイドから挟み込む!「グワーッ!?」ニンジャスレイヤーは咄嗟に両腕で7対の肋骨を防いだ。ブレーサーに、装束に、骨の刃が食い込む!「このヨロシサンまま挟み潰してミンチ重点!」 12
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ヌウーッ!」ニンジャスレイヤーの背中に縄めいた筋肉が浮き上がり、小刻みに震えて抵抗する。相当な重圧で挟み込まれているのだ!ボーンアーマーは勝ち誇る!「形勢ヨロシサン不利と言ったな?バカどもめ、どこが」「こういう事だ!」ガンドーが跳躍!壁を蹴り、さらに跳躍!上から連続射撃! 13
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM!「グワッ、グワ、グワーッ!?」激しく動きながらの射撃にもかかわらず、撃ち出されたカラス弾丸は外骨格で覆われたボーンアーマーの両眼に集中的に着弾!ボーンアーマーがひるむ!「イイイヤァーッ!」ニンジャスレイヤーが肋骨を跳ね返した!14
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「グワーッ!?」肋骨の数本が跳ね返された衝撃で根元から折れ、弾け飛んだ。ニンジャスレイヤーは肋骨の守りの無い胸部に右拳を叩き込む!「イヤーッ!」「グワーッ!」左拳!「イヤーッ!」「グワーッ!」右拳!「イヤーッ!」「グワーッ!」左拳!「イヤーッ!」「グワーッ!」 15
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
このまま連撃でケリをつけるべし!ニンジャスレイヤーの拳が唸る!「イヤーッ!」新たな叫び声は背後!ニンジャスレイヤーとガンドーが入り来た戸口である。ガンドーは咄嗟に振り返り銃を構える。だがリロードが間に合わない!エントリー者はニンジャスレイヤーの背中に四本のクナイを同時投擲! 16
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「!」ニンジャスレイヤーは咄嗟に側転を繰り出し、これを回避!クナイがボーンアーマーの胸に突き刺さる!「グワーッ!」だが、傷は浅い……?開いた肋骨がボロボロと崩れ落ち……ナ、ナムサン!?新たな外骨格が胸に脱皮めいて生じ、クナイを受け止めている!コワイ!そしてクナイの主! 17
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「ウオオーッ!」ガンドーはリロードされた二丁マグナムをエントリー者に撃ち込もうとした。だが!その銃身が二丁とも真っ二つに切り開かれ、吹き飛ぶ!エントリー者は二本のカタナを鞘に戻した……四本の腕で!「……これがバイオ・イアイドだ。ドーモ。アサイラムです」 18
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーはガンドーの傍へ跳び戻り、アサイラムを睨む。「ドーモ。アサイラム=サン。ニンジャスレイヤーです」「ドーモ。ディテクティヴです」「これは予測せぬ闖入者」アサイラムの赤い瞳が酷薄に光る。「情報は得ておるぞニンジャスレイヤー=サン。貴様もグルか」 19
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「実際二対一で形勢不利ヨロシサンだったことを百歩譲って認めるヨロシサンとしてもヨロシ少なくともさっきまでだ!」ボーンアーマーが威圧的に腕を振った。パキパキと音を立て、目を護る仮面めいた外骨格も修復してゆく。キャバァーン!モーターチイサイが電子音を鳴り響かせた。 20
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「オイ!何を勝ち誇ってやがる。このカラスは爆発するぜ!」ガンドーが叫んだ。影からカラスが次々に生じ、飛び立つ!アサイラムは舌打ちし、カラテ警戒した。ニンジャスレイヤーの状況判断は一瞬!彼はフックロープをダクト穴めがけ射出した。「イヤーッ!」そして跳んだ。ガンドーを掴む! 21
NJSLYR / ニンジャスレイヤー @NJSLYR
「イヤーッ!」ガンドーは手を延ばし、モーターチイサイを掴む。「完了重点!」モーターチイサイが叫ぶ。ニンジャスレイヤーはフックロープの巻き上げ機構を働かせた。たちまち彼らの身体が跳ね上がり、天井のダクト穴に飛び込む!「サラバだ!ハッハハハ!」ガンドーはヤバレカバレに高笑いした。22
残りを読む(26)

コメント

オスツ🍣 @alohakun 2012年7月3日
オペレイション・レスキュー #1 http://togetter.com/li/320675 オペレイション・レスキュー #6 http://togetter.com/li/331315
ログインして広告を非表示にする
ログインして広告を非表示にする