被ばく限度? ⇒ 現存被ばく状況の参考レベル ⇒ 政府パンフレットの批判
- takanori_hirai
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政府パンフレットのグラフの原形と思われるものです。緊急時被曝状況よりも前に“事故発生初期の大きな被ばくを避けるための基準”があります。この部分の根拠はIAEA安全要件GS-R-2だそうです。 http://t.co/3c0n0o8g
2012-07-09 21:27:13↓↓↓ これは誤解を生む不適切な資料だと思う。IAEAの回避線量(防護措置の適用によって防ぐことのできる線量)とICRPの残存線量(防護措置を施した後にこうむると予想される線量)を同一グラフに繋ぐ神経が信じられない。(※ 残存線量=防護措置が取られない場合の予測線量-回避線量)
2012-07-11 03:13:09↓↓↓ これを見た人が「ICRPが定める緊急時被ばく状況よりも前に、事故直後の初期段階というフェーズが存在し、そこの基準はICRPの参考レベルよりも高い線量を許容する」という誤解をしてしまっているのだが、狙ってやっているとしたら政府側にはとんでもない策士がいたものだと思う。
2012-07-11 03:13:52↓↓↓ ICRPの緊急時被ばく状況は事故直後から始まるので、「ICRPが定める緊急時被ばく状況よりも前に事故直後の初期段階というフェーズが存在」は誤りである。(よく見ると、(a)の中に点線で(b)の線が書かれており、(a)も(b)も事故直後から開始ということをグラフも表している)
2012-07-11 03:17:13↓↓↓ IAEAの基準の方は、IAEAが役所的で非人間的に感じられるので興味が湧かず不勉強なのだが、『ICRP の考え方を反映した安全指針「原子力又は放射線緊急事態に対する準備と対応で使用する判断基準」(IAEA Safety Standards GSG-2)が策定され、(続く
2012-07-11 03:21:52続き)BSS 改訂版(General Safety Requirements Part 3)が承認されている』という話らしいので、ICRPの参考レベルを超える被ばくを許容する考え方だとは思えないのだが…。恐らくその辺は平仄を合わせてきている筈だと思う。(この辺詳しい方いますか?)
2012-07-11 03:24:59確かに、IAEAの一般的基準は最初の7日間で100mSvとかなので、年間に直す(365/7倍する)と100mSv/yを超える基準のように見えるけど、その状態がずっと続くことを想定している訳ではない筈…。
2012-07-11 03:28:20