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2012年7月7日開催 日本学術会議 第6回基礎法学総合シンポジウム 『巨大自然災害・原発災害と法 - 基礎法学の視点から』実況まとめ

2012年7月7日に日本学術会議講堂でで開催された、日本学術会議 第6回基礎法学総合シンポジウム 『巨大自然災害・原発災害と法 - 基礎法学の視点から』の実況まとめです。 ハッシュタグ #scj_0707 からの抽出中心です。(随時補足します) 公式URL:http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/152-s-1-1.pdf -----プログラム 続きを読む
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KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「 しかしながら、19世紀になると、工業化によって労災事故も発生。しかし労働者は対する力もない。しかしこれは国家にとっても困ることなので、自然科学的な統計の思考が人間の事象にも応用され、政策や立法に利用されるようになった、最初の例は生命保険」

2012-07-07 14:11:20
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「では、リスクについて把握しているところで、工場経営者は労働災害について賠償するというのは、元々の過失責任の話。これは保険の話ともつながる、また工学的にも蓋然性から未然防止する考えも出てくる、20世紀の自動車事故・自賠責保険にもつながってくる」

2012-07-07 14:13:25
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「そして進展すると、確率も損害規模もわからない状況にどうするか。ベックのリスク社会の話となるが、例えば環境問題など。ここでは事前配慮などの話に。計算出来ない不確実性の法原理として扱われる、環境や気候変動生物多様性、恐らく大変となる事象が含まれる」

2012-07-07 14:15:05
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「このような例では、今起きているような福島の周囲の土地と同様、取り返しの付かない被害が想定される場合もある。」

2012-07-07 14:15:54
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「原子力の話として、賠償法についても難しいところがある。医療品など由来の事象よりは明確、低確率ながらもの事象となる。ここでは原子炉年という概念が出てくる」

2012-07-07 14:18:08
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「また別に、原子力事業者の話でも保険の扱い。原子力事業者は原子炉のパーツごとに年数を掛けあわせて安全な期間と判断するとのことだが、やはり確率には難しいところがある。」

2012-07-07 14:19:17
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「低線量被曝も同様、非常に長いスパンでの話。これまでの公害でも発症までは長期だった。こうなると、予防原則や原子炉がないと日本が滅びるという話が出てくるが、すぐにストップ差し止めではなく、比例原則というのが普通なら話として出てくる、予防原則でも。」

2012-07-07 14:20:32
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「61年、原子力損賠法は労災や交通事故を同様に無制限の責任で、責任も事業者に集中。制度は立派でも金銭プールがされず。絶対安全だから、と。でも捻出しないといけないのが今で税金と電力料金に依存している。やはり理不尽ながら、被災者の救済も必要になる」

2012-07-07 14:23:24
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「制度を考える場合の視点、リスクを個人が引き受ける状況下で市場のシグナルの役割で判断をする、市場は神様ではなくいくらでも情報の歪曲は可能であるのも事実。長期的には正されるかもしれないが、短期的に歪曲の場合にはどうしようもないのが実情」

2012-07-07 14:25:17
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「その上で、リバタリアン・パターナリズム。基本的には個人の自己決定を尊重するが、常に合理的とは限らない。制度設計の段階で非合理な側面の法則を踏まえてデフォルトを形成。単なる助言は自由を阻害するので、制度の組み立てて自由を尊重しつつ最悪の選択を避ける」

2012-07-07 14:27:40
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「現状の代議制民主主義からステークホルダー、市民から科学者行政官などの様々なところで集まり議論を行う、それらを制度化出来るのかが焦点。しかし勿論ポピュリズムになる可能性も」

2012-07-07 14:29:30
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「法というのはあくまでも等しき法的思考を当てはめるもの。同じようなものなら同じようにが根幹であるが、あまりにも同様事例が多い場合には、法的な政策判断の範疇になってくる」で

2012-07-07 14:32:05
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「予防原則への批判としては、形骸的に確率を信頼していると。しかし日本語の想定外ではないが、形而上学的な問題だと。もっと強くカタストロフィー原則みたいに考えられていくとも。」

2012-07-07 14:34:02
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「そして原子力事故や情報隠蔽は日本に限らない話とも。しかしアジアとして市民を信頼してないなどのから見ると考えないといけない。現在支配的な西洋法では正義というのは公平なことだと、日本的な人道とは必ずしも一致してないとも」

2012-07-07 14:35:40
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「法は社会のトラブルを統制して、という考えもある。だからこそ混乱を招かないように、という判断が出てくる。知的階層での相互信頼では、相手も最善の結果を考えているとする文化。一方で大衆では別の考えがある。その構造の考えが抜けきってないとも考えられる」

2012-07-07 14:36:53
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「中国での脱線事故との日本での原発事故の扱い、日本では冷ややかに見られていた節があるが、原発事故という事象を踏まえると本当のところはどうだったのかと」

2012-07-07 14:37:47
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大中山「原発事故の問題などは実際の所一国では済まない。どこから訴訟となる、海外での事故の可能性もある。その場合にどのように扱うか、今後も現実問題として出てくることになる」

2012-07-07 14:38:26
KNB @kw36_wav

#sci_0707 続いては、大阪大の福井教授から『不安と不信感がもたらす無連帯と原発震災復興』です。

2012-07-07 14:39:21
KNB @kw36_wav

#sci_0707 タイトル訂正。『原発震災復興と社会連帯 - 共助協働の困難性をめぐって』

2012-07-07 14:40:23
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大福井「311後の出来事。すぐには様々な活動が見られた。いろんな人が集まって復興に一生懸命に。世界からも賞賛されていた。他方で、徐々に冷めてくるとバラバラに。全くうまく行かない状況、今では停滞している状況。社会秩序的に考えられるテーマ」

2012-07-07 14:42:24
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大福井「社会連帯での問題。とりわけ、災害復興、秩序を立て直す場面では連帯、ある種の共助協働が必要になる。アクターは地域であり自治体であり、NPOなども含まれ、様々なレベルで求められる」

2012-07-07 14:45:25
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大福井「最初に災害が起きた直後、一般的にはパニックが想定されるが必ずしもそうとは限らない。『災害ユートピア』という著書では、人間は通常の秩序を失った際にこそ、元々の道徳観から活動に繋がると。」

2012-07-07 14:46:38
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大福井「最初の段階の現場の秩序回復、この方向性が継続すれば復旧もかなり早く進むのではと思われたが実際にはそうならないところもある。阪大の渥美先生の話、災害ユートピア的な破壊の中での秩序の連帯は短いもので、通常に戻ると連帯できなくなってくると」

2012-07-07 14:47:51
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大福井「つまり、通常に近くなるとやはりマニュアルに戻ってしまう。制度整備そのものが秩序枠組みの中、共助協働での解決が困難となってしまう。」

2012-07-07 14:48:29
KNB @kw36_wav

#sci_0707 阪大福井「阪神での教訓。初動の重要性、復旧復興の段階での長期的な視点での協力では法的な秩序化のドライブで単純な助け合いが困難となっている。つまりは具体的な目標が求められる。勿論阪神では元通りにすればいい、ということで容易だったが今回はまた異なる様相がある」

2012-07-07 14:49:39
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