『大空魔術』をタイトルとかいろいろ観ずに聴いてみたらしい。
- L_O_Nihilum
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だから、もう一切の重力にも縛られるものか。今の僕らは無敵なんだ、さあ!さあ!胸躍らせて!勇者のように!いかなる落とし穴も怖くない、如何なる炎の熱も怖くない!雲に包まれ霧にまみれても!前進を続けよう!大空を飛び去り続けよう!
2012-07-07 00:17:31Tr.8:限りなく続く革命。終わることなく続く研究と、発明。その極限の末に、ついにたどり着いた宇宙。魔法をも忘れ、奇跡を裏切った人々は、ついにその裏切ったままで、禁忌(欣喜)の眠る空間にその身を投げ出し始めた。
2012-07-07 00:20:14大空をも己がものとする、科学という名の魔術。ただの魔術をつづけてきた世界なら、この人々を、はたして、嫉妬するだろうか、それとも。
2012-07-07 00:21:02妖精たちは、さてどう思ったんだろう。ここにいたるまでに、幾多もの精霊たちや妖精たちは殺されてきたように思う。けれど、彼らはそれにも関わらず、夢はあきらめていない。彼らはそれでも夢を見ているんだろう。地球のなかではなく、今度は、大空の果ての先に。
2012-07-07 00:22:55Tr.9:大空の果てには何がある?その問いは、大昔はまだまだ遊びの範疇にほかならなかった。でも今は違う。夢と現実の境界。それを問いただすのとまったく同じ意味を、持つようになったのだ。
2012-07-07 00:23:58カルテスが、ヴィトゲンスタインが。そしてアインスタインが。ニイチシェや、ハイデッガーが。問い求めた世界の境界。そこに、ついに人間たちの夢と現実は追いついた。
2012-07-07 00:24:56宇宙の果てとは、宇宙という空間風船の壁ではない。その先と、その壁との境界である。ここにはただ闇のような空間が広がっているのだろうか。そこに、若しも彼らの追い求める夢が、眠っているとするならば―――それは、まさに死の幻想そのものであろう。
2012-07-07 00:25:57掛けろ欠けろ賭けろ駆けろ翔けろ駈けろ懸けろ架けろ賭けろ架けろ賭けろ賭けろ賭けろ賭けろ賭けろ…夢とうつつの諍いへ。
2012-07-07 00:29:42Tr.10:紫色の森。そこでは誰一人として起きている生命はいなかった。木々がそびえたつのをのぞいて、みな仰向けに横たわっている。太陽は見えない。空気は完全に紫の色を統一して木々の合間に押し流している。
2012-07-07 00:31:16紫色の花の香りが通る。生命に夜明けを告げる。空の色は次第に光をうけて紫から桃色へ、桃色からもとの青空へと変わっていった。木々の色も、だんだんと枯葉色から青青とした新緑へと力を取り戻していった。
2012-07-07 00:32:57結局、大空と宇宙と未来の音楽、ってことになるのかな。しかし、それが描くのは結局は現実のビルの間のすがた、ってところかな。
2012-07-07 00:35:23深層から漏れ出す力の宴。それをたっとび、喜び飛び回る子供たち。思えば『夢違科学世紀』のテエマはそれだったような。子供たちの夢と笑顔。それは今は宇宙の先に求められてた、っていう話に聞こえる、のでいいのかな。
2012-07-07 00:36:48でも、これのどこが幻想郷とかかわるんだろう。確かに、幻想郷は現実と幻想の境を反転させた場所にある辺境ってことにされてはいるが…あれ?…まさか。そんなのまさか、ね。
2012-07-07 00:37:34考えあぐねても仕方がなさそうだ。とりあえず、次回の外世調査の日を待つとしよう。兎に角、今日という日は心地よい夢を音楽から受け取れたと思うよ…(ベッドに向う)
2012-07-07 00:38:43