広島教採塾さん「過去問攻略法」についてのツイート。

過去問の勉強法、各専門教科の対策について説明してくださっています。
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レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ツイート再開です。昨日は、年度末の急な会議のためツイ―トをお休みしました。今日のツイートでは、過去問の攻略法について考えてみましょう!

2012-03-29 21:39:40
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採の勉強には過去問への挑戦が不可欠です。過去問をする理由はもちろん、1.志望県の教採の出題傾向や出題形式を知る、2.自分が勉強したことを正しく記憶しているか、問題を解くために正しく応用できるかを試す、ということですよね。

2012-03-29 21:42:31
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

そして、過去問の勉強法は、2つの側面から攻略していく必要があります。その二つとは、1.自分の志望県の過去3年~5年程度の過去問全てに挑戦する、2.直近(前年)の日本全国の都道府県(政令市)の過去問(自分が受験すべき領域、教科等の過去問)を全てに挑戦する、です。

2012-03-29 21:46:21
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

自分の志望県の過去問を3年~5年分やってみるのは、その県の出題傾向や出題形式を知るのにとても重要です。教採は都道府県(政令市)によって、出題形式やその分量が大きく違います。マークシート式であったり、記述式であったりと千差万別です。まずは、自分の志望県の傾向と形式を知ることが大切。

2012-03-29 21:51:11
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

自分の志望県の過去問をするときに重要なのは、スピード感を持ってやってみることです。試験時間が60分なら、まずは60分以内でやってみることです。もちろん、最初はできないかもしれません。その時は、60分でどこまでできたかをしっかりと記憶しておいてください。2回目の挑戦では時間内で。

2012-03-29 21:53:14
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

なぜ、時間(スピード感)が大事かというと、東京都や神奈川県、千葉県、大阪府などといった大都市圏の教採は、問題の分量が多いのです。一般教養が出題されないところもありますが、一般教養が出題される県では、60分程度の試験時間で問題冊子は数十ページにも上ります。スピードも合格の秘訣です。

2012-03-29 21:55:32
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採の模擬試験などで、問題が最後までできなかったという声をよく聞きますが、まさしくスピード感を持って解けないからなのです。そもそもテストというのは、正解・不正解だけでなく、一定の時間でどこまでできるかも評価の基準となります。だから、時間があればできるのに、は言い訳にはなりません

2012-03-29 21:57:56
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

普通の日本人のテスト観は、時間内で余裕を持ってできる問題を作って、正解か不正解かだけで評価しがちなのですが、時間もまたテストにおける評価の大きな要素なんですよね。

2012-03-29 22:00:34
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、TOEICでもTOEFLでもかなりの問題量ですよね。正解か不成果かということも重要ですが、何問解けるか、どこまでいけるかということも高得点のためには重要な要素になりますよね。だから、TOEICやTOEFLには英検のように1級とか2級とかいうような等級別の問題がありません。

2012-03-29 22:03:19
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

等級別の問題ではないかわりに、一定時間にどれだけの量の問題が解けて、そして、どれだけ正答するかが重要になってくるわけです。時間が十分に余るようなテストは一般には標準テストには成りえません。

2012-03-29 22:04:41
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

話を教採に戻しましょう。日本の教採における一般的傾向(あくまでも一般的傾向です)は、都市型(東京、千葉、神奈川、横浜、名古屋、大阪)といった大都市圏は標準テスト型のページ数、問題数がいっぱいといった感じですよね。一方、県によっては問題数が少なく問題冊子のページも少ない所もあります

2012-03-29 22:08:26
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

志望県の過去問、3年~5年間分に挑戦するというのは、試験での適切なスピード感を身に付ける上で重要なのです。

2012-03-29 22:10:30
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ただし、過去にさかのぼるのは3年から5年くらいで十分です。それ以上さかのぼっても学習指導要領も異なりますし、さかのぼりすぎると教育基本法まで異なってきます。また、多くの都道府県(政令市)が数年ごとに出題傾向や形式を見直したりしますから、自分の志望県の過去問は3年~5年で十分です。

2012-03-29 22:16:13
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

過去問への挑戦は自分の志望県だけではいけません。なぜなら、教育法規などのごく一部の領域を除いて、同じ県で過去問と全く同じ問題が再び出題されることはまずないからです。考えてみると当たり前です。過去問と全く同じ問題を出したりすると、ちょっとしたスキャンダルとしてニュースになりますよね

2012-03-29 22:21:01
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、志望県の過去問は出題傾向や出題形式とスピード感の要請には極めて役立つのですが、その実、その過去問とは、二度と同じ問題として出題されない問題なのです。言い換えると、本番の試験で出題されないと分かっている問題に挑戦するのが過去問攻略です。ちょっと複雑な気分になりますね(微笑)

2012-03-29 22:23:17
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、直近(前年)の全国全ての教採の問題に挑戦するのです。他の県で出題された問題領域は、自分が受ける県で出題される可能性は充分にあります。そして、最近の教採で注目されている分野、領域、事項などをつかむことができます。

2012-03-29 22:25:52
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

直近(前年)の1年分の全ての都道府県(政令市)の教採の問題に挑戦してみると、教採で押さえなければいけないところがリアルな感覚で身に付きます。だから、過去問集は2種類必要です。志望県の3年~5年分の過去問が載っているもの、そして、直近(前年)の全国の問題が載っているものです。

2012-03-29 22:28:50
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教職教養や一般教養は非常に出題範囲が広いものです。だから、マークシートだからとか記述式だからとか、うちの県は教育心理は出ないからとかで、挑戦する直近の全国の過去問をあまり選ばないでくださいね。とりあえず、全部やってみるという挑戦心が知識の深みをもたらします。

2012-03-29 22:33:05
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

それから、過去問挑戦で重要なのは、一般教養と教職教養だけではありません。専門教養の過去問も志望県と全国のものを是非やっていただきたいのです。

2012-03-29 22:38:50
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

たぶん、教採の勉強をしている人は気付いていると思いますが、教採不合格の最大の要因は、一般教養の不出来でも、教職教養の不出来でもなく、専門教養の不出来なのです。そして、多くの県で、専門教養の配点は、一般教養や教職教養の配点よりはるかに高いのです。

2012-03-29 22:40:50
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

私は全ての教科の専門家ではないので、専門教科についてあまり詳しく論ずることはできませんが、これまで350人以上の様々な教科専攻の教え子を一発合格に導いた経験から少しお話してみましょう。

2012-03-29 22:44:04
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

小学校全科。小学校6学年分の9教科の全ての学習指導要領とその内容学(一般教養の問題より少し難しいレベル)をマスターしなければならない。小学校全科だから、小学校レベルの国語や理科、数学と言うわけではない。解く問題のレベルは一般教養のレベルよりはやや高い。それに指導要領が加わる。

2012-03-29 22:46:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、例えば、東京アカデミーさんのセサミシリーズの参考書でも、小学校全科のものだけは、電話帳かと思うくらい分厚い(微笑)。小学校全科を勉強する人は、何よりも時間と記憶力との勝負だ。効果的に学ぶ方略が必要だ。私は小学校全科をある大学の課外講座で教えていたが、時間との勝負だった。

2012-03-29 22:49:10
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

どれだけ時間を有効に使って小学校全科の広い領域を学ぶかが重要。一番やってはいけないのは、ある教科を「捨てる」こと。音楽を捨てるとか、家庭科を捨てるとか、そんなことをしていては合格は望めません。小学校全科はマルチな才能が求められます。教採での小学校全科の合格の秘訣は「全部やる」です

2012-03-29 22:51:41
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

数学。私の講座の受講生は数学専攻者が多かったですね。人数的に言えば、小学校志望者の次が数学専攻者でした。100人以上は指導しました。理学部の数学科の学生も多くいました。数学の教採で共通して言えたこと、それは、なぜか彼らは数学の専門の問題が解けなかったということなんです。

2012-03-29 22:54:25