寿司、フォークなどの食事マナーについて

武心インデックス @g369

『勝手な解釈だが、完全に浮身がかかるのだ。老名人のように、たとえ硬めの肉でも斬れるまで静かにナイフを使い食事を進めれば、後ろから見たら身体が動かぬため何をしているのかわからないくらいだ。これはまさに型であり、騎士道が伝えた文化だ。』以上抜粋。91p～92p

武心インデックス @g369

消える動きを求めて―鉄山パリ合宿記 黒田 鉄山 http://t.co/Wuc1jnQF　合気ニュース刊だが今は絶版のようだ。どう出版になってから色々あったのかな…。こうなると「「柔術万華鏡」の刊行も無いだろう…。柔術精義の刊行が本当に待たれる…。

武心インデックス @g369

ある流儀の先生を拙宅にお招きした折、実に見事な所作で茶道などきっちり学ばれているのだろうと、我が無礼を恥じた。だが訊けば特に正式には学んでいないという。失礼にならない事。美しい所作を心がける事。相手が害意と感じるような所作を避ける事。そういった心構えで自然と所作は整うと。

武心インデックス @g369

形で学ぶのではなく、心より生じる礼儀作法というのは実に美しいものである。もちろん形を学ぶのも大事だが、仏作って魂入れずではやはり駄目だし、見る人から見ればすぐ見透かされる。

武心インデックス @g369

合手礼などで、「面を伏せても目線だけは相手に付ける事で、害意など察知出来るようにする」と指導される事がある。武術として正しいが、そもそもきちんと礼法を学んでいない現代人が、いきなり護身心得を組み入れて形だけ教わると、実に隙のない、警戒心丸出しの雰囲気が漂う合手礼が誕生する。

武心インデックス @g369

先日弟弟子が食事作法を注意しなければならないような席が設けられるという事で、作法について少し教えた。　のだが人より少し知ってる程度で、とても偉そうにレクチャーできる段階ではないので、今から勉強しなおさねば…。　そもそも左利きな時点で古い人からは糞味噌に言われる。

武心インデックス @g369

お寿司の話。寿司の食べ方で、醤油の正しい付け方というのをテレビでやっていた。　曰く「①醤油をガリに付ける　②ガリでネタに醤油を付す　③食べる」というものだった。

武心インデックス @g369

この方法は「却って下品である」と方方で批判されていた。寿司をひっくり返してネタに付けるのが一般的だろう。中にはシャリに付ける人や、ネタだけシャリから分離して付けて再び戻して食べる人や、直接ネタに醤油をかける人も居る。

武心インデックス @g369

しかしきちんとした席で、寿司が崩壊すると大変困ったものであり、そういったミスを未然に防ぐという意味では、ガリを用いる方法というのも、一種の苦肉の策として生じたのだと思う。

ちていのき @baritsu

そういった席では昔風にツメを塗って出せばいいのにね。醤油の小皿も要らないし RT @g369: しかしきちんとした席で、寿司が崩壊すると大変困ったものであり、そういったミスを未然に防ぐという意味では、ガリを用いる方法というのも、一種の苦肉の策として生じたのだと思う。

武心インデックス @g369

シャリに付せば風味がいまいちだと思うし（まぁ好みの問題だが、基本的にはやはりネタに付けるのが本来らしい）、ネタ分離はそもそも握る意味がないし見た目にもあれだし、直掛けもどうも品が無いように感じる。　ではひっくり返せば握り方次第で崩壊の危機。

武心インデックス @g369

全部試した結果、結局落ち着いたのは手で持てというところだった。子供の頃からずっと箸を使っていたので、ほんの数年前まで手で持つという事に抵抗感があってほとんどしなかったのだが、歴史的に見ればそもそもはジャンクフードでそこまでお固い席で出される性質のものでもないのだ。

武心インデックス @g369

今度はケーキの話。　ケーキの起源は知らないが、まぁ今のケーキはやはり小皿に取り分けて、フォークで食べるのがスタンダードだろう。しかし無精者は小皿やフォークが汚れるからと、掴んで頬張る事もある。

武心インデックス @g369

あまりの空腹時、欲求に負けて箱から取り出したるケーキをそのまま頬張ってしまった事は何度かある。しかしこれがなんというか激しい喪失感を伴う。やはりケーキはフォークで食べるのが一番美味しい。　そのように出来ているものはそのように食すべきなのだろうと思う。

武心インデックス @g369

和食をナイフとフォークで食べる、洋食を箸で食べる、もちろん和洋折衷の世の中、決して悪い事ではないが、最適ではないというのが実際だと思う。