いまマンガを描いているひとたちから見た「マンガ史」はどのくらいの射程でとらえられているのだろう。個人的な読書体験に規定される部分はもちろんのこと、マンガの「いま」と直接つながる「時代」はどのくらいまでと認識されているのだろうか。
2012-07-12 20:36:19これは「視野が狭い」とか「広い」とかの話ではなく、「いま、ここ」のマンガとのかかわりにおいて即時に、直接に連続性が見いだせる範囲はどのくらいと考えられるのか、という話。もとより通時的な関心や古マンガ趣味を前提に「マンガ史」をとらえるのではなく、ということ。
2012-07-12 20:38:13個人的には昭和6年以降です。RT @GoITO いまマンガを描いているひとたちから見た「マンガ史」はどのくらいの射程でとらえられているのだろう。個人的な読書体験に規定される部分はもちろんのこと、マンガの「いま」と直接つながる「時代」はどのくらいまでと認識されているのだろうか。
2012-07-12 20:41:21『のらくろ』の連載開始年ですか? RT @videobird 個人的には昭和6年以降です。RT @GoITO いまマンガを描いているひとたちから見た「マンガ史」はどのくらいの射程でとらえられているのだろう。
2012-07-12 20:46:09「いまマンガを描いているひとたち」にもかなりの幅があるからなー。若い描き手の人たちも含めて考えたときに「昭和6年」ってことは主流ってことはないだろうな。
2012-07-12 20:50:54授業などで事例を紹介してると、やっぱり70年代くらいから「なんか知ってる」って感じの反応がでてくる場合が多い。でも「最近のマンガとはやっぱどこか違う」って反応も多い。個々人の読書経験でもかなりずれがあるし、つかみにくいことではあるよなあと思う。
2012-07-12 20:53:50そういうことです。RT @iwa_jose 授業などで事例を紹介してると、やっぱり70年代くらいから「なんか知ってる」って感じの反応がでてくる場合が多い。でも「最近のマンガとはやっぱどこか違う」って反応も多い。個々人の読書経験でもかなりずれがあるし、つかみにくいことではあるよなあ
2012-07-12 20:54:45@GoITO @iwa_jose マンガの定義さえ定めれば、あとは資料の捜索で始まりの点は求められる事になると思うんだけど。みんなの連続してマンガというものを云々は、「あなたにとってマンガとはどういうもの」と聞いている事じゃない?まず定義だと思うけど。
2012-07-12 21:01:07定義は形式的に可能なので、それはそれとしつつ、自分の作品を描く営為ともにある「あなたにとってのマンガ」の認識が知りたいということ。RT @richoutan みんなの連続してマンガというものを云々は、「あなたにとってマンガとはどういうもの」と聞いている事じゃない?まず定義だと思う
2012-07-12 21:04:46@richoutan 曖昧に、かつ無意識的にしか定義されていないだろう人々の内にある「マンガ史観」に則った「マンガ史」がそれぞれにあるだろうということ。何を正史とするという話ではなく、「マンガ史観」「マンガ観」の、そちらの言葉を使うなら「分散」の度合いが知りたいということ。
2012-07-12 21:13:24@richoutan @GoITO 「マンガ」の適切な定義のためには、かなりの時代ごとに変遷しながらゆらぎを持って使われてきた「マンガ」概念の在り様を把握する必要があると思います。個々人にとって「マンガとはどういうもの」かを知ることはそのために重要なのではないかと。
2012-07-12 21:27:16@richoutan @GoITO 「適切な定義」と言っても、現役で変化しつづける「マンガ」をく十全にとらえるのはおよそ不可能なわけですが。ただ、その定義がどんな立場からなされ、なにを例外にしてしまうのかを自覚するには「それぞれにとってのマンガ」のゆらぎをおさえるのは重要かと。
2012-07-12 21:31:54@iwa_jose @GoITO 適切な定義は不可能ないしは困難というならばマンガを対象とした学問は何をもってマンガ学というのでしょうか。揺らぎと言うからには軸とするものはあると思うのですが。
2012-07-12 21:41:32@richoutan @GoITO まずは「何がマンガとして扱われてきたか」をおさえることが大事だと考えています。とはいえ、現在であればマンガ扱いされないものがかつては「マンガ」の範疇に入っていたり、その逆の場合もあるのが難儀なのですが。
2012-07-12 21:48:27@richoutan @GoITO 「マンガを対象とした学問」を営んでいる人の中でも、実はそれぞれが対象としている「マンガ」の外延が一致していない。にもかかわらず言葉が同じなので同じものを対象としているとそれぞれに考えているというミスマッチがしばしばあるというのが現状と思います。
2012-07-12 21:51:40「マンガとはなんなのか」というのはまったく自明でもなんでもない。という立場から考えようとしているからなあ。そうはいいつつも説明抜きで「マンガ」について語ってしまう時が(まあ日常的な言語使用の時がおもですが)あるし、難しい。
2012-07-12 21:57:31@iwa_jose マンガに限らず物事を定義する事の難しさは判りますが、 @GoITO と電話で話しましたが、マンガの定義はあるということでした。とりあえず定義はあるのですね。
2012-07-12 22:09:16@richoutan @GoITO 研究者の中である程度共有されている定義はあると言える(共有してくれてない人も結構いるんじゃないかと不安ですが)と思います。ただ、そうした定義からはこぼれるような「マンガ」もあり、しかもそうした「マンガ」なくして(続く)
2012-07-12 22:14:14@richoutan @GoITO 現在共有されているような「マンガの定義」も成立しえなかったであろうと思います。定義ができない、存在しないというよりも、定義の射程、「身の程」をキチンと把握しておきたいといういうのが…要するに”ぼくの”研究上の問題関心だ、ということですね。
2012-07-12 22:17:38