- toshihiro36
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いじめなど、何か社会に問題が起きた時に、よく撲滅しようという方向に動いたりするけれど、どんな問題もそれなりの理由があって存在している。だから表面に出てきている問題だけを仮に撲滅したとしても、その原因がまた別の形で問題化するし、そもそも撲滅という方向はとても難しい。
2012-07-20 07:04:28例えばいじめはよくない、だからやめようという姿勢ではおそらくは解決されない。悲しいかな、人間が社会的な営みをする上でいじめ的な性質を私達は持ち合わせていて、それが極端な形で噴出するのがいじめだと思う。その元々の人間観を捉えずに現象だけ叩こうとしてもうまくいかない。
2012-07-20 07:07:05本当に問題を解決するには撲滅ではなくてマネジメントだと思う。人間自体を変えるという壮大な夢は、響きはいいのだけど失敗する事が多い。それよりは人間はもうそういうものだから、とある程度割り切った所からスタートして、現れる形をマネジメントする。
2012-07-20 07:10:54こんな問題あってはならない、断固それを解決する。日本の正義は清い。そして清いが故に100%の解決しか許せない。妥協ができないから、いずれ手法の違いで団体が細分化されていく。各組織は小さくなり、内乱的状態になり、結果問題は解決されない。
2012-07-20 07:18:36多くの場合、正義の味方は勧善懲悪、悪は向こう側という意識でいる。でも残念ながら悪が生まれるべき理由は正義の味方自身の中にもある。自分の中にある悪に気付かない正義の味方が立てた作戦はいつも美しく、そして現実離れしている。
2012-07-20 07:22:45いじめの場合、ある意味で教育の失敗というよりは、日本的教育の成功の副作用だと感じる。同調性や協調性を求め過ぎれば、必ずムラ的世界観と序列重視が始まる。でも急には人間も教育観も変わらないから、学校内に警察機能を置くしかないと思う。子供を子供扱いしなければ、逮捕もできる。
2012-07-20 07:27:44【終わり】人は善でも悪でもなく、行動に善悪があるだけだと僕は思っていて、人の行動にもっとも影響を与えるのがシステムだと思っている。そのシステムが人を偏って認識する所からスタートしているとやっぱり機能しにくい。人は環境とシステムによって善にも悪にも転びうる。
2012-07-20 07:33:40