ニンジャスレイヤーガイド #2

ニンジャスレイヤー翻訳チームによる解説アカウントまとめ
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ニンジャスレイヤーガイド @njslyr_guide

そして、女子高生カワイイカルチャーだ。ここではカラオケ店の緻密な描写も目を引く。

2012-07-22 18:31:44
NJSLYR SAIHOSO @njslyr_r

「ヤモト=サンはどんな歌を歌うの?」露店で買ってきた人数分の生姜チュロスを奥ゆかしく配りながら、マチがたずねる。ヤモトが答えあぐねていると、すぐにアサリがフォローを入れる。「行けば楽しいよ、カニもあるし!」「カニ!カワイイ!」 59

2012-07-15 22:00:43
NJSLYR SAIHOSO @njslyr_r

小窓の脇にある「蟹」ボタンを押すと、中央の配膳室からコンベアーベルトによって即座に、加減良く茹でられたタラバーカニの脚が送り込まれる。しかもこのカニは食べ放題、ボタンは押し放題だ。クローン・タラバーカニの危険性は厳重な管理で最小限に抑えられている。なんたる画期的なシステム! 63

2012-07-15 22:09:49
NJSLYR SAIHOSO @njslyr_r

「ヤモト=サン、それ押しすぎ!」アサリが笑った。キャバァーン!キャバァーン!キャバァーン!時間差で蟹ボタン受領効果音が鳴り響く。「いっぱい来ちゃうよ!」ヤモトは慌てて「音が鳴らなかったから、つい」「じゃあ私も!」オカヨが笑い転げてボタンを連打する。キャバァーン!キャバァーン!64

2012-07-15 22:12:11
NJSLYR SAIHOSO @njslyr_r

「やめなよ!」五人は笑い転げた。やがて「イヨォー」という音声とともに小窓のコンベアーから大量のカニが流れてくると、五人はさらに笑い転げた。こうした騒ぎは何が理由でも楽しく、笑いを誘うものなのである……。 65

2012-07-15 22:14:16
ニンジャスレイヤーガイド @njslyr_guide

さて、今回は、「ニンジャスレイヤー」における、緻密かつイビツ、かつリアリティをもった日本文化表現を幾つか紹介させていただいた。こうした舞台に支えられて、ニンジャのアクション、登場人物の心の機微が立ち上がる。「主役はネオサイタマそのもの」と誰かが言った。それもひとつの真実なのだ。

2012-07-22 18:56:17
ニンジャスレイヤーガイド @njslyr_guide

次回は、「ニンジャスレイヤー」を彩る個性的な登場キャラクター達を、第一部・第二部問わず紹介していきたい。致死率の非常に高いニンジャ同士のイクサであるだけに、複数エピソードにまたがって登場するニンジャはツワモノ揃いだ。お楽しみに!(文責:ニンジャスレイヤー翻訳チーム)

2012-07-22 19:01:25