buveryさんの解説ーーエートス誹謗騒ぎの裏にある構造 

とりあえず先にこちらをお読みください(ふくしまのエートスの主催者、安東さんからいわき市の佐藤議員へのメールです) http://gogokazuyoshi.com/?p=1387
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buvery @buvery

その結果、ロシャールさんは、住民が直接測定して被曝制御をすることが重要であるという考えになり、ドブレイユさんは、リスク情報を個々人がもつこと、その情報伝達が大事である、という考えになる。

2012-07-28 07:10:31
buvery @buvery

初期のエートスでこの二人は共同で行っているが、後にドブレイユさんはヨーロッパでのリスク情報をいかに公平に伝達するのかに興味が移る。だから、リスク情報の公平な配布を趣旨とするアーハス協定と核(Aahus Convention and Nuclear, ACN)で活動することになる。

2012-07-28 07:10:46
buvery @buvery

先日の上杉隆の捏造は、このACNでドブレイユさんにインタビューしたもの(記事内容は捏造)。

2012-07-28 07:10:54
buvery @buvery

ネステレンコとロシャール/ドブレイユの方針の違いは、ペクチンの実用性にある。ネステレンコはVidapectというペクチン商品をつくり、それでセシウムの排出が促進するという論文をだしている。ネステレンコ以外のグループで追試されたことはないが、論文そのものはそんなにおかしくない。

2012-07-28 07:11:09
buvery @buvery

もっとも、IRSNの動物実験ではペクチンの効果はラットで全く再現されていない。それでも、『人間の子供』『チェルノブイリ級の汚染=セシウム137がだいたい75Bq/kg程度』『ペクチン』の3条件を満たすことは、世界でも難しいから、この実験は追試されていない。

2012-07-28 07:11:17
buvery @buvery

ロシャール/ドブレイユの方針は『食べてからペクチンで減らすより、食べないことに注力すべきだ』という考えで、ペクチンをエートス計画に採用しなかった。私は、この考えは特に福島では妥当だと思う。

2012-07-28 07:11:39
buvery @buvery

現状の内部被曝の低い福島では、ベラルーシでは検出限界の25Bq/kgを下回る人が大半であるから、ペクチンに関するネステレンコの知見は(正しいとしても)根拠とならない。現状では福島ではペクチンを使う理由はない。

2012-07-28 07:11:52
buvery @buvery

フェルネックスの苦情が、健康状態以外にペクチンや、スタッフの給料に偏っているところをみると、ネステレンコとフランスチームの確執の本質的な問題は、金であると私は思う。ベルラドがペクチンをただで提供するわけではない。

2012-07-28 07:12:34
buvery @buvery

ペクチンを配布するとなると、その分の金をベルラドがもらうことになるわけで、エートス計画でするとなると、ヨーロッパ委員会から金を引っ張って来れる。この推測を調べるためには、ベルラドの収支を調べないといけないが、ベルラドの収支を私は見つけることができなかった。

2012-07-28 07:12:42
buvery @buvery

ペクチンと関係のない、食料品の汚染を測定する、内部被曝を測定するなどの方針は、エートスとベルラドでは同じ。どちらも、子供を避難させよ(もしくは、させるな)などとは主張していない。実は、フェルネックス本人も、子供を避難させよとはインタビューで言っていない。

2012-07-28 07:12:52
buvery @buvery

なぜコリン・コバヤシのところで、『子供を汚染地域に放置して人体実験している』などと付け加わっているのか。これは、もともと、soritir du nuclaireや、ECRRの方針で、『被曝の被害を数百倍水増しして恐怖をあおり、その結果反原発を達成する』という政治目標があるからだ。

2012-07-28 07:13:12
buvery @buvery

原発の廃止が大事な政治目標であって、被曝の効果など本当は興味はない。主観的に悪であれば良く、客観的に評価することなどどうでもよい。だから、『内部被曝は数百倍』などというバナナの叩き売りのようなことを平気で主張する。客観的な主張は矛盾していても構わない。

2012-07-28 07:13:30
buvery @buvery

主観的な『悪』であれば、『黒』であればよい。ただし、この白黒をそのまま適用すると、ベルラドも悪で黒であるという他はなくなる。だから、コリン・コバヤシはそこをごまかさないといけない。だから、一貫した主張はできずに、印象操作で話は終わる。

2012-07-28 07:13:44
buvery @buvery

ICRPの立場は本質的に異なる。ICRPでは、LNT-ALARAが大方針だから、被曝線量が下がればリスクも下がると考える。従って、低線量ではリスクが小さくなるから、被曝を避けるコストとそれによって犠牲となるコストを勘案しないといけなくなる。

2012-07-28 07:14:09
buvery @buvery

ICRP111が担当している、個人の実効線量で1-20mSv/yの、福島での現存被曝状況がまさにそれにあたる。結局、白と黒ではなく、灰色の濃淡があるだけだから、できる限り白いものを選ぶ、という方針になる。

2012-07-28 07:14:35
buvery @buvery

この『白黒で』はなく、『灰色』であるという主張は、sortir du nuclaireや、ECRRのような『とにかく黒』という主張には都合が悪いので、彼らにとって『ICRP自体が黒』でなければならない。

2012-07-28 07:14:43
buvery @buvery

そもそも、ICRPは放射線技師の職業被曝の防護方針を決めることから出発しているから、原発などエネルギー政策は全く語らない。範囲外のことである。

2012-07-28 07:14:53
buvery @buvery

沖縄で騒いでいる竹野内真理も同じ。被曝は程度問題であることを認めると、都合が悪くなるので、『黒』でなくてはならない。従って、この手の主張をする人は、かならずALARAを無視し、現実の生活を被曝防護のために犠牲にしないといけない人たちの利益を無視している。

2012-07-28 07:15:08
buvery @buvery

逆に、多大なコストを被災した人たちにかけさせる方が自分たちの主張には都合が良い。だから、被災した人たちに不利益になることを強要する。だから、住民が被曝防護をすると東電の利益になるなどという馬鹿げた主張がでる。

2012-07-28 07:15:17
buvery @buvery

以上が、ここしばらくの訳の分からない人たちの主張の根幹です。で、わけの分からない主張をする人たちというのは、別に日本だけに限らなくて、ヨーロッパでも似たようなものです。

2012-07-28 07:17:01
buvery @buvery

実際、2005年3月のパリ会議の時に、ロシャールさんや、ネステレンコの報告会にsortir du nuclaire が乱入して、赤ペンキをぶちまけて暴力沙汰を起こすという事件がおきています。

2012-07-28 07:20:05