広島教採塾さん「教採で輝くための話し上手の秘訣」についてのツイート。

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レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教員の最大の魅力のひとつは、やはり話し上手。授業がつまらなくては教師は務まらないし、コミュニケーション下手では生徒指導もできない。保護者から信頼を勝ち取るにも、行動も大切だが、言葉のやり取りも重要。昭和の時代の「男は黙って・・・」なんてのは、もう流行らないし、通じない。

2012-04-02 16:28:50
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

いわゆる職人さんなら、ぶっきらぼうで、言葉が荒くて、話下手だが、腕は確か、なんてこともあるかもしれないが、教師の場合はそうはいかない。教師は「語りの上手い職人」でなければいけない。話し上手の要素はいろいろあるけれど、教採で高評価を勝ち取れる、話し上手の要素とは何だろう?

2012-04-02 16:31:35
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

今日のツイート(夜8時くらいにスタートかな)では、「教採で輝くための話し上手の秘訣」と題して、お話ししますね。お楽しみに!!

2012-04-02 16:33:02
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

お待たせしました。今日のツイートのスタートです。今日は、「教採で輝くための話し上手の秘訣」についてお話しましょう。

2012-04-02 20:00:02
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

いつも言っていることですが、教採の面接は短時間での勝負です。個人面接でも集団面接でも模擬授業でも、最大でも数十分程度です。数十分で自分の教師への適性や資質を感じ取ってもらわなければなりません。

2012-04-02 20:01:54
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

実際の生活や職場では、「あいつは口下手だけど根はいい奴」とか、「言葉は乱暴だけど本当は優しい人」とか、「話は下手だが腕は確か」なんてことはたくさんありますよね。でも、それはその人のことを何カ月、何年、何十年と見て知っているからこそ言えることです。

2012-04-02 20:03:54
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

数十分程度の教採の面接では、「話は下手だけど人間は立派」とは決して思ってもらえません。数十分なら「話が下手だから、人間的にも魅力がない。」、「言葉不足ということは能力不足で魅力不足」という結論になってしまいます。不本意に思う人もいるかもしれませんが、厳しい現実です。

2012-04-02 20:06:02
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

教採を受ける人の中によく、「自分はパフォーマンスなんかで勝負しないで、人間性で勝負する」とか「話し上手だけでは教育はできない」なんていう言い訳を使って、面接を軽視する人もいますが、これはとても危険なことです。教採の数十分の面接では、ピュアな人間性では勝負しにくいのです。

2012-04-02 20:11:15
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

もちろん、面接官はあなたの人間性や人間的魅力を評価しようとします。でも、それをあなたが話す語りの中から見つけようとするのです。あなたの語りの内容や語り方から、あなたの人間的魅力を推し量ろうとするのです。だから、教採での語りにはあなたの人間的魅力がこもっていなければいけないのです。

2012-04-02 20:13:24
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

では、魅力ある話し方をするにはどうすればよいのか。いくつかポイントがありますが、今日はその中の一つだけをとりあげてお話しますね。それは、平凡に埋没せず、ユニークなあなた自身の言葉・考えが表れている語りを常に心がけるということです。

2012-04-02 20:15:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

ユニークとは、別に奇をてらったとか、わざとらしいという意味ではありません。ここのところが重要です。ユニークはuniqueですよね。uniとは数字の1、queは形容詞を作る語尾ですよね。ですから、uniqueとはひとつだけ、つまりオンリーワンという意味です。

2012-04-02 20:18:49
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

オンリーワンとは「ひとつだけ」という意味よりも、スペシャルとかクリエイティブ、自分の持ち味といった意味合いで考えてみてください。

2012-04-02 20:19:33
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

面接での語りの中で、ユニークさを出すとはどういうことでしょうか。これにもいろいろな手法があります。まずは、「フルーツバスケット症候群」におちいらないということです。以前にも触れたかもしれませんが、もう一度、「フルーツバスケット症候群」とは何かについて考えておきますね。

2012-04-02 20:22:18
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

幼稚園児くらいの子どもを5人ほど集めて、こう聞きます。「さあ、みんなが世界で一番好きなものを順番に言ってもらいますね。じゃあ、A君から、どうぞ」 仮にA君が「バナナ!」と答えたとします。そうすると、きっとB君は「メロン」、C君は「イチゴ」、D君は「リンゴ」というように答えがちです

2012-04-02 20:25:01
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

でも、質問は「世界で一番好きなもの」でしたね。A君は最初の回答者なので、「バナナ」でもいいかもしれません。でも、B君以降は何もフルーツの中から選ぶ必要はありませんよね。世界で一番好きなものは、フルーツでなくとも、スポーツでもお母さんでも先生でも楽器でもなんでもいいわけです。

2012-04-02 20:26:39
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

でも、最初の人がフルーツを挙げると、二番目以降もフルーツになってしまう。これがフルーツバスケット症候群です。

2012-04-02 20:27:39
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

頭の良い幼稚園になら、先程の質問を保護者参観日に先生から聞かれたら、他の園児がみんなフルーツの何かを答えている時に、自分だけは「お母さん!」と答えますね。そうすると、その子は幼稚園の帰りにどんなおもちゃだって、お母さんに買ってもらえるでしょう(爆笑)。

2012-04-02 20:29:19
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

このフルーツバスケット症候群はどうやら人間にとりついているらしく、教採の集団面接(討論)でもしばしば登場します。例えば、学校安全について一人ずつ意見を言ってくださいと言われた時、最初の回答者が防災教育について答えたら、次の人は地震対策、次が津波対策、次が火災対策とかになりがちです

2012-04-02 20:32:48
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

元々のお題が防災教育について討論せよなら、それでもいいのですが、元々のお題は、学校安全について討論せよなのです。確かに、東日本大震災の後、防災教育は重要なテーマですが、みんながみんな防災教育についてプレゼンすることもないでしょう。学校安全の領域は広いのですから。

2012-04-02 20:34:35
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

もちろん、討論の途中なら、いったん防災教育を話し始めたら、ある程度はそれを話しあうべきで、急に別の話題を持ち出すのは失礼でしょう。でも、一人ずつの順番のプレゼン形式・発表形式なら、自分なりの視点で言えばいいのです。

2012-04-02 20:36:26
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、例えば、学校安全で見過ごされがちな話題、例えば、「個人情報の安全」についての考察や提案をすれば、それはユニークかつインパクトある素晴らしい意見になるでしょう。

2012-04-02 20:37:39
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

また、リアル(現実)での安全だけでなく、ヴァーチャルな(ネット上での)安全も学校安全の一つとして考えたいなんて提案すれば、聴いている面接官も興味津津で聞いてくれるでしょう。

2012-04-02 20:39:34
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

これがユニークな語り方の原則です。平凡に埋没しないだけでなく、「言われてみればその通り」と思わせるような語りを心掛けるのです。この「言われてみればその通り」というのが、非常に重要なことなのです。

2012-04-02 20:42:03
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

面接官も何も目新しいことだけを受験者から聞きたがっているのではありません。というよりも、面接官は、むしろ保守的な存在です。でも、保守的であっても、「言われてみればその通り」、「よく言ってくれた。その言葉を待っていた」というような言葉・表現には弱いのです。

2012-04-02 20:44:10
レトリカ教採学院(教採塾)河野正夫 @kyousaijuku

だから、そんな切り口で、そんな表現で語るのです。

2012-04-02 20:44:27