yagenaのアイデア(2010年下半期)
@heppoco_econ 数年前に実際のビジネスが登場した際に、同業者の間で少し話題になりました。漠然とした印象ですが、これらのオークションを含むWar of Attrition系のゲームは理論の当てはまりが悪そうです(泣)選好の問題なのか、均衡行動への学習が働かないのか。。。
2010-08-03 20:40:11.@heppoco_econ この手のサイトで少し“詐欺”的に感じるのは、入札コストにはほとんど触れず、落札金額をベースに「定価のわずか○○%の金額で落札!」のような広告を盛んに出している点。こういった宣伝に関しては、規制当局から誇大広告の注意が出てもおかしくないかも知れません。
2010-08-03 20:48:15.@heppoco_econ 均衡学習が働きにくそうな理由として、参加者の新規参入/退出が他のオークションと比べて多い、という仮説は考えられます(商品のバリエーションが低い、期待支払い額が大きいためプロ業者が参入しない、等の理由)。ユーザーIDで調べてみると面白いかもしれません。
2010-08-03 21:01:56@heppoco_econ @katsuymd しっぺ返しとは少し違いますが、商売に窮したpenny auction業者がサクラ入札を行なって捕まる、という事件が将来的に起きてもおかしくなさそうですね。この手の明確な不正が明るみに出ると、規制対象になる可能性が高いように思います。
2010-08-04 21:27:17パルグレイヴの協力ゲーム・サーベイで、Kalaiはその欠点=将来への課題として1. Incomplete information 2. Dynamics 3. Computation (の欠如)を挙げている。マスキン御大が以前挙げていた、規範的側面の強さには触れられていない模様。
2010-08-07 14:04:25.@L_A_Seneca 僕も一般教養には疎いので偉そうなことは言えませんが、哲学系に限らず良質の専門書がもう少し売れて欲しいな、とは思います。ただ、教養主義の記憶が残っている団塊世代のリタイアに合わせてうまくマーケティングすれば、状況は改善していくかもしれません。出版社に期待!
2010-08-10 21:19:43@L_A_Seneca 学校教育も重要でしょうね。ただ、古典教養以外にも盛り込むべき内容として様々な主張が出て、現実的な動きには繋がりにくい危険性もあるかと思います。twitterなどを通じた(上からの押しつけではない)緩やかな情報伝播が、静かな改革を導く鍵となるかもしれません。
2010-08-12 03:37:47@L_A_Seneca おっしゃることは分かります。そして教育の重要性はもちろん否定しません。ただ、教員の能力や授業時間数などの現実的な制約を考えると、古典教養やそれを理解するための素養の習得を(現状以上に)カリキュラムに盛り込もうとしてもうまくいくか、個人的には懐疑的です。
2010-08-13 10:05:31.@L_A_Seneca 一般論として、何かうまくいっていない問題を解決するために「教育を変えればよい」という議論はよく上がるのですが、客観的な分析から離れた思い込みの押し付け合いになる場合が大半です。その意味において、教育“以外”で何ができるかを議論する視点は重要だと思います。
2010-08-13 10:13:27中国では噂通りネット閲覧に一定の制限がかかっていたのですが、意外だったのはgooglesiteとdropboxの規制。中国人研究者に存在を知ってもらうためには、メインのこちら http://ow.ly/2sYwD だけでなく、大学のURLにおいてあるHPの方も充実させないと(笑)
2010-08-22 16:47:24伊藤清御大はかく語りぬ:「簡単に納得する人、簡単にわかってしまう人はそこで終わりです。納得できなくて一人悶々とああでもない、こうでもないと考え続ける人だけが、やがて「どうも違うんじゃないか」ということになって、自分の論文を書くことになるんです。」簡単に納得してしまう自分に反省><
2010-08-23 19:29:40.@night_in_tunisi 確かに、ミクロのよくできたストーリーをマクロに持ってくるのは時として危険ですよね。この意味でも、ミクロ系出身で、部分均衡とケインズ経済学を(ほぼ)土台とするクルーグマンの“マクロ”言説が大きな影響力を持つ現状は、少し問題があるようにも感じます。
2010-08-24 22:45:09@night_in_tunisi それは考え過ぎです(笑)現状ではマクロ経済学自体が新たなチャレンジに直面しているようにも見えますが、マクロ経済の問題に関してはやはりマクロ系の専門家に議論をリードしてもらいたい、と個人的には思っています。もちろん、ミクロに関してもこれは同様です。
2010-08-24 23:11:47.@okemos_PES なるほど。ただ、クルーグマンの国際貿易における論文のように、労働供給が外生的に与えられているタイプのモデルは、あまり“一般”均衡とは呼ばないようにも思います。マクロ分析の土台となるDSGE系の見方とはかなり異なる土台である、と言いたかったとご了解下さい。
2010-08-24 23:21:53@okemos_PES いえいえ。こちらこそ誤解を招く表現をしてしまいすいません。マクロ経済学の現代的な方法論に精通し、クルーグマンのように直感にも優れ、一般の方にも分かり易くマクロ分析を説くことができるような論者が(国内外を問わず)現れて、議論をリードしてくれると良いのですが。
2010-08-24 23:42:54僕も同じく(笑)つぶやきを通じて、日常をある程度垣間みることができるので、本人と会った時のギャップも小さいのかも知れません。RT @fohtake: 先日、 @yagena さんにリアルで初めてお会いしましたが、初めてあった感じがしなかったのは、twitter効果なんでしょうね。
2010-08-27 09:42:29先日赴任してきた韓国人の新しい同僚にLyXなる無料のTexエディターを教わり、早速Mac版をダウンロード: http://www.lyx.org/WebJa.Home 慣れればかなり使いやすそうなので、SWPから乗り換えられるかも^^(SWPは高い&Windows版しかない><)
2010-08-28 16:23:24お伝えしたかったのは、All-payやWar of attritionのゲーム構造がPenny auctionとはかなり異なるという点でした。後者はよくドル・オークションのアナロジーとして紹介されたりするのですが、結構不正確ですよね。 @risky_edge @chanman51
2010-08-31 01:38:48@chanman51 バイアスの解明は特に重要ですよね。数あるオークション問題の中でもSponsored SearchとPenny Auctionは、理論的にまだやれること/知りたいことが結構ありそうで、実務上も重要なので個人的にも関心があります。
2010-08-31 02:40:04@munetomoando @chanman51 Literatureには詳しくないのですが、Penny auctionは通常の市場でかなり売られている新品の電気製品(iPadとかゲーム機など)が扱われることが多く、完備情報モデルは比較的理にかなっているかもしれません。
2010-08-31 03:06:09@munetomoando @chanman51 (つづき)おそらく分析者にとって一番興味があるのは、Penny auctionにおける払い過ぎ現象だと思いますが、これは不完備情報モデルでも(もし解けたとしても)均衡行動からは説明が難しい、と考えられているのではないかと思います。
2010-08-31 03:15:27研究者として、自分達の用いているアプローチに対する根本的な誤解を解くことは大切な仕事。ただ、方法論を巡る議論は往々にして小難しく抽象的になってしまいがち。視点を少し変えて、まだ一般には知られていない新しい具体的な研究動向を広めて、学問分野へのイメージ、偏見を正してもらう事も重要。
2010-09-07 12:32:51例えば、社会ネットワーク、プラットフォーム、マッチング・マーケットデザイン、社会学習、社会選好、利他性、長期的関係、コミュニケーションといった、人々の間の様々な「繋がり」に関する研究は、この10年ほどの“主流派経済学”の発展を代表する研究トピックで、飛躍的に理解が深まりつつある。
2010-09-07 12:33:36これらの研究成果・姿勢が伝われば、経済学は1)人間の繋がりを捉えられていない、2)利己的な経済主体だけを想定している、3)市場に任せればうまくいくとしか教えていない(市場原理主義)、といった巷でよく耳にする経済学批判が、表層的で的外れである事が分かってもらえるのではないだろうか。
2010-09-07 12:34:11.@a_acco そうかもしれません。僕自身もできる範囲で試行錯誤中なのですが、研究との両立というハードルが意外に高いことを痛感したりも(泣)いずれにせよ、どちらの批判にもこたえられるように、専門家が今まで以上に頑張って情報発信をして行かなければならないでしょうね。頑張りますっ!
2010-09-08 03:19:21