グスコーブドリの伝記の感想
グスコーブドリの伝記感想。原作を読んでおく(青空文庫にある)と原作に忠実以上に再現してて素晴らしいと思った。が、そもそもストーリーがアレなので万人ウケしないかも。声優に関しては、主人公が小栗旬だったけど、そもそも主人公の台詞ってそこまで多くないので多少下手でも気にならなかった。
2012-07-28 19:39:03映画版『グスコーブドリの伝記』を見ようかなと思ってる人は、まず原作を読んだ後にペンネンネンネンネン・ネネムの伝記(グスコーブドリの伝記の原案みたいな作品)を読んで、その世界観が好きになってから行くべき。ちなみにどっちも青空文庫にあるから。
2012-07-30 21:34:45ただ、ファンタジーとSFの共存した世界(クロノトリガーとかFF9とか)になってるイーハトーブは劇場で見たほうが盛り上がるので、そういうのを見たい人は劇場で見たほうがいいと思う。>グスコーブドリの伝記
2012-07-30 21:38:06『グスコーブドリの伝記』って『ペンネンネンネン・ネネムの伝記』なんだけど、こっちは全然違うんだよなー。自己犠牲とか関係なく、怪物世界で裁判をやるという奇作。今回の映画のグスコーブドリは、そことつながりを持たせたから良くも悪くも原作とは違ってる。
2012-07-30 22:33:40あと、ラストのあっさり感。あれも宮沢賢治の原作らしくて実に良いと思った。実際、原作ではラストの火山作業にはいる時ってすげぇあっさりしてんだよね。原作読んでると「えっ……えっ!?」って感じになっちゃう。
2012-07-30 22:41:09宮沢賢治の作品ってすげぇモヤモヤした展開が多いからさ。はっきり言ってしまえば、原作だけなら万人受けしないと思う。そこで自己犠牲とか感動の要素を混ぜれば万人ウケする話に発展すると思う。
2012-07-30 22:45:02というわけで、今からグスコーブドリの伝記を見に行こうと思ってる人は、青空文庫で『グスコーブドリの伝記』『ペンネンネンネン・ネネムの伝記』を読んでからにしてと言いたい。普通の人が見たら絶対不完全燃焼でモヤモヤすっから。動物でごまかしてるけど人を選ぶ作品だから。
2012-07-30 22:47:28今原作読み返したけど、原作のラストって『カルボナード作戦を決行することを説得』→カルボナードへ行きました。ブドリはみんなを返して一人島に残りました→空が緑いろに濁りました→気候は暖かくなりました っていう流れなんだよね。涙流す暇もなく唐突過ぎる。
2012-07-30 22:50:39昔読んだ絵本だかアニメだか忘れたけど。カルボナード作戦に向けて今まで出会った人に別れを告げる……ってのは『万人向けに改変した内容』なんだよね。そういうのが見たかったら、昔のアニメ見たほうがいいと思うよ。
2012-07-30 22:51:46