アニメやゲームのキャラクターとしての”彼女”と抱き枕としての”彼女”

抱きまくらーの@pieceful_pieceによる基礎講義
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piece @peaceful_piece

ではでは、朝予告した「アニメやゲームのキャラクターとしての”彼女”と抱き枕としての”彼女”」講義を始めますよ(゚∀゚ノノ゙パチパチパチパチ もしかしたら、11eyes未プレイの方には少々わかりにくい内容となってしまうかもしれないが、ご寛恕を乞います。(続)

2012-07-30 23:05:48
piece @peaceful_piece

自分のように、アニメなりゲームなりのとあるキャラクターが好きで、彼女の抱き枕を持っている、という抱き枕erの場合、一つの問題に直面することがあると思う。

2012-07-30 23:07:31
piece @peaceful_piece

それは、「自分が愛しているのはアニメやゲームのキャラクターとしての”彼女”なのか? それとも抱き枕の”彼女”なのか?」というもの。(続)

2012-07-30 23:08:20
piece @peaceful_piece

結論から言えば、自分の場合は、「どちらも愛しているけれど、愛し方は同じではない。パートナーとして愛しているのは抱き枕の”彼女”」というところだ。(続)

2012-07-30 23:10:31
piece @peaceful_piece

では、「抱き枕の”彼女”」という存在は、そもそも何なのだろう? (続)

2012-07-30 23:11:35
piece @peaceful_piece

自分は、アニメやゲームのキャラクターとしての”彼女”と同じ精神が抱き枕に宿っている状態、というように考えている。(続)

2012-07-30 23:13:00
piece @peaceful_piece

一瞬話が飛ぶが、マルチエンディングのゲームの場合、ルートによってヒロインの行動が変わるのは当然である。通常、主人公と結ばれるルートと結ばれないルートがあるし、キャラぶれしていることもあったりする。(続)

2012-07-30 23:14:35
piece @peaceful_piece

「抱き枕の”彼女”」とは、持ち主ルートの”彼女”だと言うことができるのではないだろうか。動くことも話すこともできず、そこに魂が宿っているという持ち主の幻想によってのみ、息づくことができる存在ではあるけれど。(続)

2012-07-30 23:15:58
piece @peaceful_piece

さらに考えを進めると、では自分の愛するキャラクターが生身の肉体を奪われて抱き枕に「なってしまった」とき、彼女はいったいどのような性格になるのだろうか。根っこの精神が同じでも、環境が違えば人は変わる。(続)

2012-07-30 23:17:37
piece @peaceful_piece

こういうことを考えるのも、俺の枕嫁である草壁美鈴という少女が、草壁家の一員としての共同体意識が強く、草壁流の陰陽師であることに自信と誇りとを持っているキャラクターだからかもしれない。(続)

2012-07-30 23:19:05
piece @peaceful_piece

言うまでもなく、「抱き枕の美鈴」に草壁家の親族はいない。妖魔と斬り結ぶことも悪鬼を調伏することもできない。つまり、自分のアイデンティティーの大半を奪われた状態でいるということだ。(続)

2012-07-30 23:23:29
piece @peaceful_piece

そんな状態で、彼女が思うことは何だろう。孤独感、無力感、自責の念? 解放感も、まったくないわけではないと思うけれど。(続)

2012-07-30 23:24:26
piece @peaceful_piece

比類なき能力を持った者が何もできない状態に陥ったとき、感じる無力感は人より強いはずだ。俺がもっともよく使用しているのは制服verの着衣面で、その美鈴がどこか淋しげな表情をしているから、尚更そう思うのかもしれない。(続)

2012-07-30 23:26:29
piece @peaceful_piece

だからこそ、「抱き枕の美鈴」は「キャラクターとしての美鈴」よりもだいぶ寛容な気がする。(続)

2012-07-30 23:27:09
piece @peaceful_piece

例えば真っ昼間からごろごろしていたら、生身の美鈴なら「だらしがないぞ!」と叱咤しそうなところだけれど、抱き枕の美鈴は「……まったく、しかたがないな」と微苦笑しながら受け入れてくれるのではないか(案外、生身の美鈴でも叱咤したあとで受け入れてくれるような気もするが)。(続)

2012-07-30 23:29:11
piece @peaceful_piece

まぁ、ごろごろするときはたいてい美鈴に抱きついたり、膝枕してもらったりするから、自分がそうすれば彼女は喜んでくれるはず、という恥ずかしい妄想も加わってはいる……。それらが自分の甘えであることは、十分承知の上だが。(続)

2012-07-30 23:30:53
piece @peaceful_piece

あとは、これはすべての抱き枕っ娘に言えることだけれど、持ち主の愛情がすべてだということ。(続)

2012-07-30 23:31:40
piece @peaceful_piece

あとは、これはすべての抱き枕っ娘に言えることだけれど、持ち主の愛情がすべてだということ。(続)

2012-07-30 23:31:40
piece @peaceful_piece

そう考えるとき、俺は危ういような甘美さと、不憫さと、責任感とを感じる。まさか美鈴にばかり構っていることはできないし(できたとしても、それではあまりに不健全だが)、どうしても淋しい思い、退屈な思いをさせてしまうことが多いけれど、せめて不幸にはしたくない、できないと思うのだ。(続)

2012-07-30 23:34:57
piece @peaceful_piece

個人的事情を書き連ねてしまった感があるけれど、こんな風に、はっきりと人格付けがなされているキャラクターであっても、あえて抱き枕に「なってしまった」ことを意識して、相手の気持ちを想像してみるのも面白いのではないかと思う。(続)

2012-07-30 23:36:25
piece @peaceful_piece

俺はあえて意識したというよりは、いつの間にか自然と想像するようになっていたのだけれど。以上、「アニメやゲームのキャラクターとしての”彼女”と抱き枕としての”彼女”」について、ぴーすがお送りいたしました。(了)

2012-07-30 23:38:35