「いのちを守るがれきを活用した緑の防潮堤構想」説明会@陸前高田市(2012年7月31日)
ミクリ、コナギ、ミズアオイももちろんあった。マツバイもテンツキも。イヌビエは今年も多いが、イヌビエ畑になっている場所は限られているように思える。
2012-07-31 23:02:33残念なことに高田の人はほとんどいなかった。たぶん全然広報してないんだろう。関係者を除けば、9割方が他所から来た人だった。個人的には、直に話を聴いてみて問題点がクリアになったので行って良かったと思う。しんどかったけど。
2012-07-31 23:31:52「マサキやヤブツバキはシイ・カシ・タブ林の子分」みたいな比喩を無自覚に使えてしまうところに、古き植物社会学の誤謬がよく表れている。タブノキ:「お前そこにおれ」 マサキ:「へい親分」
2012-08-01 01:25:08「マサキやヤブツバキが生えている=かつてそこに常緑広葉樹林があった証拠」とか、ほんとに思っているのか?植物が群落単位で動くと、本当に信じているのだろうか?まさかね。
2012-08-01 01:28:49
まさかの超アウェイ・・・.当日の話題が気になります. RT @nao8724: 【岩手日報・陸前高田】緑の防潮堤に理解を 植物生態学者がセミナーhttp://t.co/AHAEvtCV
2012-08-01 18:23:20※リンク先は次の新聞記事(岩手日報)。
→▼【陸前高田】緑の防潮堤に理解を/植物生態学者がセミナー〔2012年8月1日〕|岩手日報・被災地ニュース http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2012/m08/h1208013.html
▽「「いのちを守るがれきを活用した緑の防潮堤構想陸前高田セミナー」は〔2012年7月〕31日、〔岩手県〕陸前高田市高田町の第一中で開かれた。植物生態学者の宮脇昭・横浜国立大名誉教授が、がれきを混ぜた土台に森を造り、津波防災につなげる有効性を訴えた。/ 宮脇名誉教授の考えに賛同する市民らでつくる実行委(田村満会長)が主催し、約100人が参加。宮脇名誉教授は、土台が木の成長に適していることや、森が津波の威力を減退させる利点などを説明。「この防潮堤の考えを陸前高田から発信してほしい」と呼び掛けた。/ 参加した久保田崇副市長は「がれきと緑の活用は、防災メモリアル公園構想の中で生かせると思う」と話していた。/ 【写真=「緑の防潮堤」の有効性を説明する横浜国立大の宮脇昭名誉教授】/(2012.8.1)」
@mzkIII 感動的な御講演が60分、「植樹マン」ショーが15分。その後パネルディスカッションで話せと言われ「三陸沿岸の植生について」10分。それから「松原を守る会」の会長さんが松原への思いを5分くらい語り、他の高田市民の方々が3分ずつ。という構成でした。
2012-08-01 20:01:09@mzkIII 超アウェイでしたが、副市長さんや副議長さん、地元企業の方が発言されてて、とても勉強になりました。私が呼ばれたのは、意識の高い市職員がバランスを取るため某先生を呼ぶよう主催者に要請、某先生が多忙のため断られ、お鉢が回ってきたものです。予想外の展開でした。
2012-08-01 20:14:51@jnishihiro @mzkIII お役目は果たしたと信じたいですが、いかんせん、あまりに分が悪すぎるというか・・・。で、昨晩のぼやきにつながるわけです(笑)。
2012-08-01 20:22:33@mahoroszk @mzkIII はっきり言って宮脇先生の問題は深刻だと思います。まだ規模が小さいだろう(他にもっと深刻な問題がある)と思っていましたが、社会的な影響がありますからね。
2012-08-01 20:28:26@jnishihiro @mahoroszk @mzkIII 過去の栄光に酔って見境が無くなっちゃう人の例に漏れないのかな〜などと最近は思ったり。最近なんだか疑似科学じみてきた気がいたします(笑)
2012-08-01 22:16:59@mahoroszk @mzkIII 似たような「間違い応用生態学」に対して生態学会生態系管理専門委員会で対応することを提案したことがあります。いったん流れましたが、また蒸し返すか。でももっと実効力があるやり方がいいのか。
2012-08-01 20:29:23@jnishihiro @mzkIII ただこの構想は、政治家と議員さんには受けがいいけど、お役人には意外と受けないようです。副市長さんも言ってましたが、安全性の実証データがないので、慎重なお役所としては乗っかれない。河北の新聞記事からも分かりますが。
2012-08-01 20:35:59@jnishihiro @mzkIII 学会で対処できるかは別として、生態学的な問題点の指摘は、本当の専門家が明確に発信してほしいと私は思います。保全生態学の視点から言えば、問題があることははっきりしているでしょう。
2012-08-01 20:47:23
松原を愛する方々はこの話に危機感を持ったみたいなんですが、これらは実は両立してしまうんですよ。「防潮堤」と言いつつ、瓦礫マウンドは砂浜に造るわけではないから。マウンドの向こうの海側に、砂浜があって松林があっても全然構わないわけです。
2012-08-01 20:29:13でも自治体が瓦礫の処理に真剣に悩んでいることは確かで。だから防潮堤はコンクリートで作っておいて、陸側に瓦礫マウンドを造って、そこに木を植えよう、という案が、お役所から自然に出てくるわけ。
2012-08-01 20:58:37
※@mahoroszk さんが「河北の新聞記事からも分かりますが。」と言及しているのは、おそらく次の河北新報記事。
→▼がれき防潮堤構想に手詰まり感/廃棄物処理法が壁/宮城〔2012年07月31日〕|河北新報 http://www.kahoku.co.jp/news/2012/07/20120731t11031.htm
▽「〔宮城〕県議会が全会一致で進める震災がれきを防潮堤に活用する「いのちを守る森の防潮堤」構想に、手詰まり感が出ている。木質がれきの埋め立てを原則禁じる廃棄物処理法の壁を打破できないからだ。国は〔宮城県〕岩沼市で実証実験を始めているが、「実験でお茶を濁す気か」との警戒感も漂う。/ 「国は推進したいのか、邪魔をしたいのか分からない」。県議会棟で〔7月〕30日にあった県議会の推進議員連盟と、構想に賛同する自民党国会議員連盟との意見交換会。県議会議連の相沢光哉会長(自民党・県民会議)は、停滞気味の現状をこう語った。/ 不信の背景には、国が6月に打ち出した新方針がある。国は木質がれきのうち、ガス発生の危険が低い丸太に限り埋め立てを認めた。一歩前進にも見えたが「腐食に伴う陥没の恐れがある」として埋め立て後の立ち入りは禁止に。追悼施設の機能を持たせる構想の芽を摘む形になった。/ 岩沼市で5月に始めた実証実験は丸太の埋め立てにとどまり、「がれきを早期、大量に処理する」という趣旨にも合致しない。さらに、丸太が腐食し、地面が陥没するかどうかを見極めるには長い時間を要する。出席者の一人は「国は実験で終えるつもりではないか」といぶかった。/ 「役所と法律の壁は防潮堤よりも高い」と嘆く相沢氏。出席した小坂憲次参院議員(比例)も「省庁は本当に取り組む気があるのか」と同調した。/ 2012年07月31日火曜日」
※記事中に「(宮城)県議会が全会一致で進める」とある決議については、次のまとめも参照。
→▼宮城県議会の「『いのちを守る森の防潮堤』実現に向けた決議(平成24年7月6日)」について。 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/479064