フクシマにおけるがんの恐れは不合理なもの(『フォーブス』7月20日) http://t.co/IS98dk7l フクシマについては、1つのことが明らかだ。放射線がこれから殺すであろう人々よりも多くの人々を、避難が殺している。最近の恐ろしい記事とはうらはらに、福島第一原発
2012-07-29 09:02:48続)が放出した放射線によって生じるがんの数は、検出されえないほど少なくなりそうである。このことは、地球の裏側や50年後の未来の放射線による死亡を予測するために、コンピュータ・モデルを使う人々を止めてはないない。フクシマをめぐって浮上した最新
2012-07-29 09:12:48続)の“恐怖の利用(fear-mongering)”は、火曜日、『ブルームバーグ』 http://t.co/qGbKPEHg で引用された。今後の50年における、最もありうるがん死者の数を130人とみなしたのだが、モデルや仮定、排出量における不確実性のために、その幅
2012-07-29 09:16:57続)は15人から1300人だとした、スタンフォードの研究である。/これはすべて統計学である。〔とりあえずここまで。続きはいずれ…。〕
2012-07-29 09:18:21〔先々日の続き。 http://t.co/IS98dk7l のはじめのほう〕彼らは放射線影響の統計モデルを使い、大気影響の統計モデルを使い、拡散の統計モデルを使って、統計的に有意な影響があることを示した。いうまでもなく、著者のホーブとジェイコブスンは、そんなふうに
2012-07-31 08:51:07続)はいわない。彼らはこの数字を重要とみなしている。しかし、フクシマの放射線がない状態で、1億2700万という日本の人口において生じうるがんの数は、おおよそ52,000,000 ± 50,000である(BEIR 〔電離放射線の生物学的影響に関する委員会〕 VII)。彼らの計算
2012-07-31 09:02:14続)とそのすべてが日本で起こるという彼らの主張が正しければ、フクシマの放射線が存在する状態で、この数字は、52,000,130 ± 50,000 となる。この違いはささいともいえばず、時計的にはゼロである。こうした“恐れの利用(fear-mongering)”
2012-07-31 09:09:47続)は、直線しきい値なし被曝モデル、つまりLNTに遡る。以前に議論したように、LNTでは、放射線はすべて致死的であり、これ以下から有害な影響は起こらないという線量はないと考える (BEIR VII)。LNTは50年以上、激しく議論されてきた一方で、この分野の者はみな、低線量放射線
2012-07-31 09:23:58続)の影響は、人口集団全体では見いだされないほど小さいということに同意している。長い間、LNTの擁護者である国際放射線防護委員会(ICRP)は、そのPublication 103 (2007) において、最終的にこう認めている。「集団的に影響のある被曝線量は、疫学的なリスク評価
2012-07-31 09:30:16続)のツールとしてはみなされない。またそれをリスクの見積もりに使うことは適切ではない」。しかしこれはジェイコブスンのようなイデオローグたちがしてきたことだ。〔とりあえずここまで。続きは…。〕
2012-07-31 09:32:18〔昨日の続き。 http://t.co/IS98dk7l の後半〕本当に重要なことは、ホーブとジェイコブスンの数値を使ったとしても、放射線が今後殺であろう人々よりも、避難がより多くの人々を殺したということである。『デイリーヨミウリ』http://t.co/cT4csEUm
2012-08-01 08:50:31続)によれば、少なくとも573人の人々が、福島原発周囲の地域からの避難の間に死んでいる。また多くの者は、健康問題を起こすほど汚染されていない地域から避難しているので、このことは、犯罪とすれすれの“恐怖の利用(fear-mongering )”であり続けている。このことは、津波
2012-08-01 08:59:51続)によって引き起こされた本当の被害やメルトダウンによる恐怖といったことから目をそらさせる。確かに、除染されなければならない汚染地域は存在する。確かに、東京電力や日本政府は、何年もの間、世界の原子力業界が彼らに言い続けてきた深刻な批判や指摘に耳を傾けることを怠ってきた。しかし住民
2012-08-01 09:11:16続)は即座に避難させられ、ヨウ素131が消え去る間の数カ月の後、同地域のものを食べないよう教えられ、チェルノブイリで最大の問題であった子どもへに対する本当の危機は回避された。ホーブとジェイコブスンが示したように、一般人のセシウム137の被爆線量は、著しい被害を起こすにはあまりに
2012-08-01 09:15:39〔昨日の続き。 http://t.co/IS98dk7l の終わりのほう〕私は最後に、誠実ではない単位の選択に反対する。誤情報という武器庫における最大の武器の1つは単位である。ホーブとジェイコブスンは、大気中における平方メートルあたりのマイクロベクレル(microBq/m3)
2012-08-02 08:38:33続)という単位を用いている----1Bq(これ自体1キューリーの3700万分の1)の100万分の1として。これは奇妙なことだ。というのは、環境保護庁(EPAゾーンマップ http://t.co/X41C4tP2 )は、アメリカにおける屋内のバッググラウンド放射線
2012-08-02 08:47:08続)は、約150Bq/m3、つまりホーブとジェイコブスンの恐ろしく大きな数量単位では、1億5000microBq/m3となる。地球上で最低のバックグラウンド大気レベルは洋上であり、300万microBq/m3である。世界地図は、自然に生じているこうしたレベルの放射線
2012-08-02 08:51:38続)で赤くなるに違いない。にもかかわらず、彼らがグラフに書き込んでいる放射線の数値のほとんどは、バックグラウンドよりもずっと低い。おそろしく赤い部分でさえかろうじてバックグランドに届くのみである。そして地球上のバックグラウンド放射線のバリエーションは、がんと一致しない(アメリカ
2012-08-02 08:59:56続)におけるグラフを参照 http://t.co/IS98dk7l )。だとしたらこの記事のポイントはなんだろうか? こうした統計学は面白く、人々を怖がらせるのに使える? 私たちは呼吸する空気を強く強く怖がるべきである、というのは、今後50年間〔の影響〕を測定すること
2012-08-02 09:07:44続)さえできない、理論上の影響をもたらしうるから? 寿司が好きではないことを認める口実になると?〔了。この記事には鋭いと思える指摘がある反面、全体的なトーンには違和感がありますね、個人的には。なお訳文中に「平方メートル」とありますが、正しくは「立方メートル」です(汗)。〕
2012-08-02 09:14:18--参照