医師と臨床心理士との連携について

きょうクリいんちょう@児童精神科医@kyo556さんの「医師と臨床心理士との連携について」のつぶやきとその反応をトゥギャリました。分量かなり多し。
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きょう @kyo556

発達障害や、思春期外来の予約待ちを改善するためにできる事。今の問題は、医療の必要が無い人たちまで、医療がカバーしている事です。メンタル不全に対応できる専門職、医師以外にいます。それは臨床心理士さん達です。彼らの活躍できる場所をこれからシステムとして構築して行く事が僕の目標です。

2012-08-05 10:23:27
きょう @kyo556

承前)カウンセリングを求めて受診される方は沢山いる。医療機関で心理士によるカウンセリングを提供しているところはある、うちも含めて。でも医療機関とカウンセリングは一箇所で行わない方が良い場合もある。患者さんの治療の全ての責任を一つの機関が請け負う事は危険だから。過度の依存を産む。

2012-08-05 10:29:00
きょう @kyo556

承前)医療機関とは独立したカウンセリングルームが必要。独立はするが連携は無論していく。臨床心理士による質の高さを保証できる事が必須。トリアージ的な判断は難しいかもだけど、まずカウンセリングルームで相談、という流れが作れれば、医療の予約待ちは改善できる。

2012-08-05 10:33:28
きょう @kyo556

承前)複数の臨床心理士がいるカウンセリングルームが望ましい。雇用形態か、共同運営かは経営者のスタンスにもよる。WinWinの関係。システムとして広がるにはビジネスとして成り立つ事が必須。臨床家、クライエント、患者さん、もっとお金の話をした方が良い。情熱に頼るシステムは破綻する。

2012-08-05 10:41:08
@senami_a

同意です。医療や看護や福祉や虐待、自殺対応など対人援助の分野は全てが個人の情熱や頑張りに頼りすぎていて結果深刻な共依存関係が深まりがちなシステムとなっている気がします。 RT @kyo556: システムとして広がるにはビジネスとして成り立つ事が必須。情熱に頼るシステムは破綻する。

2012-08-05 10:52:25
きょう @kyo556

福祉支援、心理的支援、行動指針を与える支援、全てを医師がする必要はないですよね。 RT @monmon02: 日本の障害福祉は基本的に「傷病名」を根拠に受けられるモノや範囲が決まっていくと理解しております。先生の目標は診断を降ろさなくても受けられる支援の充実化を推し進めていく

2012-08-05 13:14:33
きょう @kyo556

大人の発達障害に対して医師ができる事は限られています。アセスメント、診断、合併疾患の有無、治療の必要性の判断。その後のカウンセリングや行動指針のみの処方は、これから臨床心理士たちが積極的に関わるべきことです。医師でなくてもできる事まで医師がする必要は無いのです。

2012-08-05 13:19:45
きょう @kyo556

診断を下さないことで患者さんが安心することももちろんある。不登校の子どもとか。

2012-08-05 13:33:19
@sweets_shocho

確かに、@kyo556先生のおっしゃる通り、医療サービスが優先されない人たちも医療がカバーしている、というのはかなり多いと思っている。 医師以外に援助できる人たちが他にもいるはずだが、どこか機能不全を起こしている気がしてならない。

2012-08-05 13:34:25
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松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

同じ懸念を抱いています。心理相談の相場が50分6000円くらいでしょうか。これを負担できるひとは限られると思います。RT @Yasutake_N: .@kyo556 患者が適価で受けられる事と臨床心理士の収入の確保、それをいかに両立するか、でしょうか? 

2012-08-05 18:14:00
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

あとは、発達障害の大人に対する臨床心理士の専門性に疑問があります。彼らはカウンセリングはできても行動指針などは示せないのでは・・・ RT @kyo556: カウンセリングや行動指針のみの処方は、これから臨床心理士たちが積極的に関わるべき

2012-08-05 18:15:16
このツイートは権利者によって削除されています。
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

今精神科医のところに大人の発達障害者が集中しているのは、①手っ取り早く診断を受けて福祉サービスに繋がりたい②薬で症状をラクにしたい③これらのサービスを健康保険で安価に受けたい、という3つの要求が理由と思います。@kyo556

2012-08-05 18:18:57
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

そこに臨床心理士を配置して保険外診療でカウンセリングすることに果たしてニーズがあるのかどうか・・・、やや疑問ではあります。 @kyo556

2012-08-05 18:20:30
松本太一@アナログゲーム療育 @gameryouiku

むしろ医師(クリニック)としては、地域の福祉サービスと密に関わっていけるかということ、さらに進んで医師自身がそこに参画したり、支援組織の立ち上げを行う方向が求められているように思います。先生のツイにあるように距離感取るのが難しいのは確かですが。 @kyo556

2012-08-05 18:28:04
きょう @kyo556

僕の構想について、様々な率直な意見を頂き嬉しいです。頂きっぱなしなので、ちょっと僕の意見をツイートします。

2012-08-05 23:08:02
きょう @kyo556

クライエントさんには意識を変えて欲しいです。日本の医療はあまりに安すぎました。パチンコに平気に数千円、ひどければ数万円払うのに、自分の健康には意識が払えないのでしょうか。カウンセリングでも、自費で5000円ほどかかったとしても、それに見合うメリットがあれば納得は得られるはずです。

2012-08-05 23:11:06
きょう @kyo556

百円で受けるカウンセリングよりも、五千円で受けるカウンセリングの方が効果は高いです。人間の意識はそんなもんです。

2012-08-05 23:11:45
きょう @kyo556

やっぱり、医療にしても心理カウンセリングにしても、負の遺産が多いのです。払った金銭に見合うサービスが得られないと感じられたらおしまいです。マッサージに五千円払ってもカウンセリングには払いたく無い…ひとえに信頼性の問題もあろうかと思います。医師も多剤療法で信頼を失くしたように。

2012-08-05 23:14:39
おラム映画は大映 @lambda474

@kyo556 心理面接の「料金」について、仰るように「安すぎた」点はあるように思います。基本的に無料で受けられる学生相談で医療連携が期待できる外部機関にリファーしようとしたところ「今までタダで受けられたものに何で金を払わなくてはならないんだ」と保護者から拒否されたことも。

2012-08-05 23:18:57
きょう @kyo556

効果を得るためには、対価は必要です。大人の発達障害の人たちには、健康への投資という概念を持って欲しいのです。僕の本は1200円。再診料の自己負担とほぼ同じ料金ですが、本代を惜しむ人たちはいます。診察五回分以上の内容はつまってる。。お金を出すのも、一歩踏み出して欲しい。

2012-08-05 23:19:53
@muzui_2012

@kyo556 初めまして。いきなり申し訳ございません。質問させて頂く事をお許し下さい。実は私が住んでいる地域には、カウンセリングは自費で5000円の場所一件しかなくて……合わなかったら他は無い上に高額なので不安です。先生のご意見をお聞かせ頂きたく存じます。宜しくお願い致します。

2012-08-05 23:24:35
きょう @kyo556

僕がやろうとしてる個人カウンセリングは目ん玉飛び出るかも。医療保険に頼らない事をしたいから、保険制度の崩壊を止めるためにも。チームでする料金設定はまた別。ちなみに大阪の某先生は初診料のみ自費10万、二回目から保険、てシステム。これなら混合診療にならない。考えたものです。

2012-08-05 23:28:56
きょう @kyo556

ですから、競合を作って行く事です。心理士さんたちもビジネス感覚を持って。患者さんの選択肢も広がる。その後、ディスカウントが起き、淘汰され、ある程度の値段で生き残ったカウンセリングルームなら信用できるでしょう。 @muzui_2012

2012-08-05 23:32:08