山口市における助産師ビタミンK不投与について

@HayakawaYukio@NATROMの会話を中心にまとめました。 このやり取りをもとに、「ビタミンK不投与事件から自己決定権、親権の及ぶ範囲、医療専門職による説明義務を考える」というエントリーを書きました。 http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20100718#p1
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早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM さっきも書きましたが、発言主体と受け取り手の社会的関係を限定しないと正確には答えられません。学習院大学教授である田崎さんの場合は、「「水からの伝言」は科学的に間違っています」と言うに留めるのがよかったと思います。

2010-07-11 10:08:08
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM 現在の法体系に照らして、それは困難だろうと愚考します。

2010-07-11 10:10:42
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio 学習院大学教授である田崎さんが「信じないでください」と言ったところで、別に信じないことを強制されることはないと思いますが。

2010-07-11 10:13:20
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM ご教示ありがとうございます。発症確率1/2000のことで不作為の責任を問うのはむずかしいだろうと思います。

2010-07-11 10:13:21
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM 強制していると私の感覚にはうつると意見陳述しているわけです。そうは思わないとおっしゃるかたがいるのは、社会として健康です。そもそも当の田崎さんがそうはおもってらっしゃらないでしょう。ここに、言論の自由が保証されています。

2010-07-11 10:17:07
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio 弾が出る確率が2000分の1のロシアンルーレットを、人の頭に向けて撃って行為には責任を問えますか?容易に銃口から避けられるのに、そのアドバイスを行った不作為は責任を問えますか?

2010-07-11 10:21:28
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM それは殺人あるいは殺人未遂でしょう。

2010-07-11 10:23:29
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio ビタミンK不投与との違いを教えてください。

2010-07-11 10:24:55
早川由紀夫 @HayakawaYukio

これは、1/4000の確率で発症するという理解でよいのですね。RT @NATROM: .粉ミルクでもビタミンK欠乏症が発生するですか?いまどきの粉ミルクで?

2010-07-11 10:25:12
早川由紀夫 @HayakawaYukio

間違えました。粉ミルクでの発症はおっしゃるとおり実質ゼロです。RT @HayakawaYukio: これは、1/4000の確率で発症するという理解でよいのですね。RT @NATROM: .粉ミルクでもビタミンK欠乏症が発生するですか?いまどきの粉ミルクで?

2010-07-11 10:27:36
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio その理解ではだめです。人工乳栄養児+母乳栄養児のうち、4000例中1例が発症するということです。いまどきの粉ミルクではビタミンK欠乏症は、よほど特殊な例外がない限り、発生しないでしょう。

2010-07-11 10:28:34
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM 子どもを殺したのは助産師ではなく病気です。

2010-07-11 10:28:40
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio その論理で言えば、あらゆる不作為による医療事故の死亡は、医療者ではなく病気のせいということになります。医療水準から著しく逸脱した不作為は、責任を問われるべきです。

2010-07-11 10:32:19
早川由紀夫 @HayakawaYukio

私の基本的立場は、「安全は保証されていない」です。命を絶たれるリスクを負いながら毎日毎日を積み重ねています。そういう目からすると、1/2000のリスクは小さい。もちろん費用が小さいから対応するリスクではあるが、対応しない他人の自由も認めたい。

2010-07-11 10:38:02
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM 不作為の医療というのがわかりません。医療はすべて作為でしょ。

2010-07-11 10:52:06
名取宏(なとろむ) @NATROM

針刺し事故でHIVに感染する確率は小さいけど、患者さんのHIV抗体の検査や予防内服を怠って結果的に被事故者に感染したら、担当者は不作為による責任を問われる。確率の大小ではなく、水準に則った医療を行ったかどうかが問題。ビタミンK不投与は、水準に則っていない。

2010-07-11 10:52:19
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio ビタミンKを投与すべきだったのに、投与しなかった行為を指して不作為だと言っています。

2010-07-11 10:58:57
早川由紀夫 @HayakawaYukio

もし山口の助産師をmanslaughterで罰するなら、母乳児にビタミンKを投与しなかったすべての助産師を同様に罰することになる。ざっとみつもって2000人。

2010-07-11 11:01:07
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio 対応しない他人の自由を認めるかどうかは、この件では今のところ問題になっていません。助産師が、1/2000のリスクを十分に説明したかどうかが問題になっています。

2010-07-11 11:01:47
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM ビタミンK投与は医療行為ではないでしょ。

2010-07-11 11:02:41
早川由紀夫 @HayakawaYukio

あ、残りの1999人はmanslaughter未遂です。RT @HayakawaYukio: もし山口の助産師をmanslaughterで罰するなら、母乳児にビタミンKを投与しなかったすべての助産師を同様に罰することになる。ざっとみつもって2000人。

2010-07-11 11:03:41
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio 刑事罰に問うかどうかともかくとして、ビタミンK投与の必要性について十分な説明をしない助産師は、何らかの責任をとるべきでしょう。

2010-07-11 11:04:05
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM 道義的責任を感じてほしいということであれば同意します。ただしいま手に入る山口の情報からは、「ビタミンK投与の必要性について十分な説明をしな」かったかどうか、はっきりしません。

2010-07-11 11:08:25
名取宏(なとろむ) @NATROM

@HayakawaYukio 医療行為でしょう。ビタミンK投与そのものは母親でもできるでしょうが、ありうるリスクおよびそれを避けるための手段を提示することは、助産師の仕事です。

2010-07-11 11:11:37
早川由紀夫 @HayakawaYukio

@NATROM 医療は、医者だけに許された行為だと思っていました。

2010-07-11 11:14:03
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