橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』に対する批判72

橋爪大三郎×大澤真幸『ふしぎなキリスト教』(講談社現代新書)に対する批判 の後継まとめです http://togetter.com/li/150577
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倉鋪満(じょえる) @Joel_326

プロ倫が、「これが西洋であり、これがキリスト教である」として日本人に受け入れられていたんだとしたら、すごくもにょる。

2012-08-11 16:41:04
スプラウト @sprout333

@DogRuskin カルヴァン発ピューリタニズムの「迷い探し求める信仰」と、それに対して、アルミニウス主義から来る初期メソジズムにあった「確信・確証の信仰」とを対比できるかもしれませんね。良い悪いはおいといて、ピューリタンならではの「不安の文化」というのがあったのかと。

2012-08-11 17:33:57
ラスキンの犬 @DogRuskin

ありがとうございます。「迷い探し求める信仰」と「確信・確証の信仰」、いい対比だと思います。 @sprout333

2012-08-11 18:04:10
ラスキンの犬 @DogRuskin

いわゆる「世俗内禁欲」といっても、いろいろな表れ方がありえますからね。井門富二夫(この人も評価が分かれますが、ここでは保留)なんかは、アメリカにおいてはアルミニウス主義が北米における資本主義の発達につながったとか言ってたりしますね @sprout333

2012-08-11 18:08:17
ラスキンの犬 @DogRuskin

18世紀的な初期メソジストの確証の教理は確かに行動へ駆り立てる力が強かったですからね。それゆえに迷いよりも行動!となってしまった感じもしますが。私個人の「確証の教理」の理解は、湖上のペトロのように不安の中で立ち返り続けることに留まる信頼、だと思っていますが @sprout333

2012-08-11 18:11:26
ラスキンの犬 @DogRuskin

カルヴァン発ピューリタニズムの「迷い探し求める信仰」 ピューリタンならではの「不安の文化」、あったと思います。ホーソンの緋文字の世界もそうですし、初期のヘミングウェイなどにも見られるような不安というか。エリオットのプルーフロックあたりまで通じそうですね  @sprout333

2012-08-11 18:15:26
スプラウト @sprout333

@DogRuskin そのあたりの文化というか情緒を享受した上で、なんとかして突きぬけようとしたのが19世紀末からのアメリカ文学や詩なのかも、ですね。私としては超絶主義の詩人、とりわけエミリ・ディキンソンの方向性に何か突出したものを感じます。

2012-08-11 18:24:33
ラスキンの犬 @DogRuskin

エミリ・ディキンソンだったら、こういう研究書もありますね  『エミリ・ディキンスンの詩―カルヴァン神学の受容と排除』嶋田 美惠子 (著) http://t.co/MpFSxUVS

2012-08-11 18:36:25
ラスキンの犬 @DogRuskin

ああ、Wikipediaのトランセンデンタリズムの項目にもディキンスンは載っていますね http://t.co/Llc5OT6e どうやら自分はエマソンやソローなどのようなグループのみを念頭において、ディキンスンのような型破りな存在を別枠で考えてしまっていました・・・ぬぅ 

2012-08-11 18:44:13
スプラウト @sprout333

@DogRuskin エマソンの影響を受けつつも、他の超絶主義者たちとは別の世界観を提示した、というのがディキンソンのより丁寧な位置づけですね。直感的な見解なのですが、私にはホイットマンとディキンソンが、現代アメリカ的価値観の二面性をそれぞれ象徴している人物と思われます。

2012-08-11 18:45:47
スプラウト @sprout333

@DogRuskin ああ、これは・・・ずっと気になっている本です。いまだに未読で哀しい。。。

2012-08-11 18:46:58
ラスキンの犬 @DogRuskin

My best acquaintances are those With Whom I spoke no Word. - Emily Dickinson

2012-08-11 18:56:14
スプラウト @sprout333

@DogRuskin 京都の状況とかぜんぜん詳しくないのですが、佛教大学や同志社などはずいぶんエキュメニカルな志向をもっているようですね。そういう試みや熱意のひとつの表れなのかもしれませんね。

2012-08-11 19:16:01
スプラウト @sprout333

@DogRuskin ウェスレーの『キリスト者の完全』に忠実であれば、おっしゃる通りの理解だと私も思いますし、それが聖化のプロセスの本来的な姿でしょう。「神学はリベラルに。信仰は保守的に。」と言われますが、時に大胆でありつつ、基本はペトロ的素朴さ!というメソの志向なのでしょう。

2012-08-11 19:24:44
ラスキンの犬 @DogRuskin

ウェスレーは生涯かけて信仰の「確証」を追い求めた人だと思います。アルミニウス主義が「聖徒の堅忍」を認めないのなら、いつでも堕落もできるわけで、そして立ち返れるわけで。その不確かさの中に置かれたことの恵みを思うこと。そこに信仰と信頼を置きたいのです @sprout333

2012-08-11 20:08:47
ラスキンの犬 @DogRuskin

そして聖化も、フレッチャーが説いたように瞬間的に訪れるものではなく、生涯をかけたプロセス、と理解しています。いつでも沈みもすれば引き上げてももらえる、嵐の夜の湖上のペトロの歩みです。 @sprout333

2012-08-11 20:12:54
ラスキンの犬 @DogRuskin

ウェスレーの「キリスト者の完全」の聖句も、フィリピ3:12aですしね。「わたしは、既にそれを得たというわけではなく、既に完全な者となっているわけでもありません」 @sprout333

2012-08-11 20:15:57
スプラウト @sprout333

@DogRuskin ウェスレアンとその系譜には多くの可能性があると思います。ホーリネス経由でカルヴァン神学との止揚とか。あるいは、聖公会経由でカトリックへつながってゆく道とか。正教会の「神化」の教理との親和性はどうか?とか。原始教会の「旅」の躍動に立ち返る!とかですね。

2012-08-11 20:23:41
スプラウト @sprout333

@DogRuskin 聖化って地味なプロセスですけど、実はけっこう神秘主義的な実践なのだと思います。ウェスレーは熱狂主義には慎重でしたが、自身は相当な神秘主義者だったはず。船旅のゆらぎが、しかし確証の中にあるという、フツーに考えたら矛盾である生活。これが常態だと言うのですから。

2012-08-11 20:31:24
スプラウト @sprout333

@DogRuskin この識別ができてると、とってもピースな気分でいられるかもw

2012-08-11 20:46:21
ラスキンの犬 @DogRuskin

カルヴァンの考えが資本主義を生んだ、とウェーバーの名前を出しながら無批判にプロテスタントをおおざっぱに論じることは、日本ではかなり多いような気がする。そして、ウェーバーの『プロ倫』におけるパラドックスについて問いただしても、きちんと答えられる日本人は以外と少ない気がする

2012-08-12 01:03:01
ラスキンの犬 @DogRuskin

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』批判的再考(一) >>Protestantische Ethik<< : Eine kritische Uberprufung(1)  雀部 幸隆 論文 PDF注意 http://t.co/mYKs5T7f

2012-08-12 01:04:38
ラスキンの犬 @DogRuskin

『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』批判的再考(二・完) >>Protestantische Ethik<< : Eine kritische Uberprufung(2)  雀部 幸隆 論文 PDF注意 http://t.co/BXX3JI8Z

2012-08-12 01:05:57
ラスキンの犬 @DogRuskin

大塚久雄訳の『プロ倫』をめくってみたんだが、メソジストへの偏見と誤解と事実誤認がすごいな。一言で言うと熱狂主義、聖化も瞬間的聖化のみ言及、禁欲主義的行動主義と大覚醒。で、アルミニウス主義に関しては救済範囲がジェネラルかパティキュラーかって話だけ。だいたいそんな感じ

2012-08-12 01:19:29
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