【シューニャリアーナ】カオスラウンジ物語
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まぁいいか、疎外の話を続けよう。ちょいと解りにくいだろうか?ならば、もうちょっと別の例に例えて、カオスラウンジ(偽)…もうこいつらカスウジの名で呼ぼうか、そいつらの御間違いを見つけてみましょう。
2012-08-11 16:16:34以下、例え話です。
「アメリカ人と藝術集団カスージと思想家アルツマンの話」。
あるアメリカ人の家族がポテトを食べている。このポテト、自分たちの畑で作ったとれたての御芋から作った焼き立てポテトなのだ。それを、この家族は、毎日食べている。そいでもって、自分たちの農園のポテトを使っているファーストフード店のポテトも、美味しく食べたり食べ比べしている。
2012-08-11 16:17:53整理;アメリカ人にあたるのが、我々。オタクです。
ところで、このアメリカと言う国、このファーストフード店が国中に設置されていて、安値ですぐ食べられるっていうんで全国に広まっているのだ。そして、そこに大量のお客さんが、やってきては食べているわけだ。
2012-08-11 16:18:46ファーストフード店=アニメ会社や漫画会社、漫画やアニメの作者さんたち、即ち「提供者」。
それはもうちょっと時間がかかって料理の手がこんでる、オリジナルな料理のお店よりも売れている。だから、ファーストフード店は経済的にも勝者に勝ち上がってこれる。
2012-08-11 16:19:24そんな中で、アメリカ人たちは、ポテトを食べに来るわけだ。そのために、「美味しいポテト」という宣伝を見て、ポテトを「買いに」やってくる。「買いに」やってくるとき、これは「消費」と呼ばれるのだ。
2012-08-11 16:20:19参考;ボードリヤール。消費と浪費の区別。
さて、ここに「カスウジ」という美術集団がやってきた。アメリカを尋ね、アメリカ中のアメリカ人がポテトをこのファーストフード店に買いにやってきて、それで食べまくるがために太っている姿を見て、「素晴らしい!」と言ったんだ。
2012-08-11 16:21:15カスウジ(カスージ)藝術集団=カオスラウンジ(偽)。Casougeとかってなるんですかね。
「カスウジ」という美術集団は消費社会が大好きだ。その発展がとても良いものだと思っている。だから、そんなポテトを買っては食べているアメリカ人を、デザインして描いたのだ。
2012-08-11 16:22:01では、如何なる絵を描いたのか?僕は絵が下手だから、口で説明するが、太ったドデブのアメリカ人が、ポテトに溺れている絵。ポテトが街路樹となって、そこを太ったアメリカ人が歩いているような絵。商品のポテトやパッケージの切り貼り。そういう絵ばっかりえがいたんだ。
2012-08-11 16:24:27そうしたら、アメリカ人はカンカンに怒ったんだ。特に、農産地でポテトを作っている人たちは、ホントにカンカンに怒っていたわけだ。
2012-08-11 16:25:10「カスウジ(Casuege)っていう美術集団はなんてものを描いてやがるんだ!」「こいつは罪に問われないだろうか?!」「これは名誉棄損だ!国家に反逆している!!」
2012-08-11 16:26:22法的に訴えている、とするためのたとえ。
だが、当然カスウジ集団は聴く耳を持たないのだ。「何言ってるんだい、俺たちはお前等のことを描いただけだ。それに、俺たちは肯定しているんだぜ、お前らの事を」。
2012-08-11 16:27:01「どういうことだよ!」…さてそこにはバックに思想家がいたのでした。アルツマン(Artzmann)という思想家です。
2012-08-11 16:27:52アルツマン=東浩紀。
あずまん→あーずまん→あーつまん→アルツマン(Artzmann)。
何故かドイツ系になりました。藝術男(笑)。
アルツマンは言います。「アメリカは情報と消費の社会になった。その社会への発展はいいことだ。だから、その消費社会でポテトを消費しているアメリカ人は肯定されるのだ」と。言っていることのワケがアメリカ人たちには呆れてものも言えません。
2012-08-11 16:28:58さてどうしてなのか。ここに、疎外の発想がやってくる。農家の人たちは言います。『俺たちは思いを込めて、一生けんめいにポテトを作って、毎日神様に感謝しながら食べているんだ。毎日毎日、だから家族と食べていてとても美味しいんだ』
2012-08-11 16:29:57そして、買っているアメリカ人のお客さんも言います「そうだそうだ!俺たちはあのファーストフードの店が、とっても美味しくポテトを作ってくれるから、食べに来ているんだ! ”買いに来るためだけに来たんだったらポテトなんざ排水溝にとっくに捨ててるよ!!” 」
2012-08-11 16:31:04そしてファーストフードの人たちも言っています。「その通りです、私たちはカスタマーの安心と安全、そして満足のために、一生懸命つくったものを売っています、美味しく食べていただけるように作っているわけです!」
2012-08-11 16:31:55さあ、もう解りましたね?カスージ、ないしその根底を支えているアーツマンの思想が見逃していたモノ。真の罪。それは、国家反逆でも民族への決めつけでも、名誉棄損でもなく、「疎外罪」です。「美味しく食べているポテト」を疎外した。「食べているアメリカ人」を疎外した。
2012-08-11 16:33:38