大学教育のあり方から日本においての英語教育etcまで。

初リストですので少々抜け落ちています。多分。先に陳謝。意外と難しいです。 大学で学ぶ意義から、英語教育まで。非常に興味深く面白い議論ですのでトゥギャリました。 まとめるとtwitterでの議論の難しさを知ることができます。お互い相手の流れが読みにくいから部分反応しがち→論旨が伝わらないか、話がずれる。相手もずれるし、こっちもずれる。ずれることでの気持ちもずれ、いつしか怒りになり、ケンカ・・・。ネットではつい熱くなってしまいがちですね。誰が悪いとかじゃなくて、ネットの特性。
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渡邊芳之 @ynabe39

「学びたい人が学べる社会」は確かに望ましいんだけど,それが「学びたくない人にも学ばせる社会」になってないかは冷静に見ないといけないように思う。

2010-07-14 08:21:34
渡邊芳之 @ynabe39

「大学進学率の上昇」は,われわれ以前のように大学に行きたくても行けない人の多かった世代からは「学びたい人が学べるようになった」と肯定的にしか見られないけど,若い世代にとっては「学びたくないのに学ばせられるようになった」というリアリティなのかもしれない。

2010-07-14 08:23:15
@arumajirou

@ynabe39 同感です。「学び」が学校教育に非常に偏っている現状と、食育やら心理教育やら何でもかんでも教育のプログラムに乗っけようとする風潮にも違和感があります。

2010-07-14 08:24:36
渡邊芳之 @ynabe39

われわれ教育関係者は「できるだけ高度な教育を受けるのがすべての人にとって幸福だ」と決めつけていないか。単にその方が「教育というビジネス」にとって有利なだけではないか。

2010-07-14 08:25:16
渡邊芳之 @ynabe39

「学びたい人が学べる自由」の保障は,「学びたくない人は学ばなくてよい自由」の保障を伴わなくてはいけないのではないか。

2010-07-14 08:26:11
渡邊芳之 @ynabe39

「教育は統治行為である」と河合隼雄は言った。教育期間が長くなれば長くなるほど,個人の内心に政治や行政が介入するチャンスは増える。それも統治されている本人が気づかないような巧妙なコントロールとしてだ。

2010-07-14 08:28:40
渡邊芳之 @ynabe39

@arumajirou 私は食料生産の大学で働いていますが食育には(ゆるやかに)反対,心理学者ですが心理教育には大反対です。

2010-07-14 08:30:44
渡邊芳之 @ynabe39

ただ「学びたくない自由」の保障は「社会がその構成員に最低限どの程度の知性を望むか」によって制限されざるを得ない。中学校レベルの知性も身に付けたくない,という自由を認めるのは難しい。けっきょく教育は「社会システムの再生産行為」であることがわかる。

2010-07-14 08:33:08
@ynabe39

RT @kayokofujimori: 今の時代に私が若いなら、就職できないだろう。専業主婦として生きることができるだけの経済力を男に求めることもできなかったろう。就職できない若い人を責めることはできない。中高年の人々は、運が良かっただけ。能力があったわけでも、特に努力したわけでもない。若い人をサポートするしかないよ。

2010-07-14 08:33:34
渡邊芳之 @ynabe39

その意味でも「教育はそれを受ける人の利益になるのだから自己負担で」という論理は間違っている。教育は社会が自らを維持するために構成員に強制するものなのだ。「学歴社会」は教育を維持するために仕掛けられたからくりだ。

2010-07-14 08:36:40
しん @sint_aro

後者はすでにありますよね? QT @lingu_trans: RT @ynabe39: 「学びたい人が学べる自由」の保障は,「学びたくない人は学ばなくてよい自由」の保障を伴わなくてはいけないのではないか。

2010-07-14 08:41:24
渡邊芳之 @ynabe39

@peace_apple しかし今の日本では大学に代わるものは「ありがたい資格や認定証や肩書きを与えてくれる大学以外の権威」にしかならない気もする。

2010-07-14 08:42:36
大澤法子 @linga_frank

学習意欲に欠けているのは最近の若者の特徴だと思います。 RT @ynabe39: 「大学進学率の上昇」は,われわれ以前の世代からは「学びたい人が学べるようになった」と肯定的にしか見られないけど,若い世代にとっては「学びたくないのに学ばせられるようになった」というリアリティなのかも

2010-07-14 08:42:42
渡邊芳之 @ynabe39

@sint_aro あるように思い込んでいるだけで実際にはない。たとえば大学や専門学校に行かなければまともな職に就けない以上,「高等教育を受けない自由」は相当に制限されていると考えるべき。

2010-07-14 08:45:59
渡邊芳之 @ynabe39

それを「若者の側の特徴」だと考えてはダメ。学びたくないのに学ばなければならないなら学習意欲など出なくて当然。 RT @lingu_trans: 学習意欲に欠けているのは最近の若者の特徴だと思います。

2010-07-14 08:47:12
渡邊芳之 @ynabe39

@lingu_trans 「最近の若者」だって自分が学びたい,学ぶ必要があると実感しているものには強い学習意欲を示すことは,大学で教えていればはっきりわかります。「若者が変わった」論では大事なことを見落とします。

2010-07-14 08:50:30
渡邊芳之 @ynabe39

@sint_aro あるいは「資格がなければ就職できない」のであれば,資格を取るための訓練を受けない自由は就職をあきらめることと引き換えなのだから,相当に制限されていると考えるべき。

2010-07-14 08:51:53
渡邊芳之 @ynabe39

つまり「学ばない自由」は「学ばなくても生きていける自由」と不可分で,学ばない人が大きな不利益を被る社会には「学ばない」自由はない。

2010-07-14 08:53:54
しん @sint_aro

@ynabe39 んん。まともな就職に就きたいから、べんきょーするのなら、自由やと思います。好きなところで働きたいから、学ばなければいけないのであって、働きたいけどべんきょーしたくない人はしなくていいと思う。とゆーかしてないと思う。

2010-07-14 08:54:20
渡邊芳之 @ynabe39

@sint_aro 私は,皆さんが当然と思って疑わない「好きなところで働くには学ばなければいけない」ということ自体が,ほんとうに「当たり前」なのかを問うています。

2010-07-14 08:56:27
渡邊芳之 @ynabe39

ただわたしの表現がやや不正確であったかもしれない。仕事をするにはその仕事に必要な技能や知識をある程度学ばなくてはならないのは当然。ただその「学ぶ」がイコール「学校に行くこと」になっている結果,「学校に行って学ばない自由」がなくなっていると言うべきだったかもしれない。

2010-07-14 08:58:43
@peace_apple

@ynabe39 確かに、学ばないで不利益を被らない方法があるとは思えません。

2010-07-14 08:59:05
渡邊芳之 @ynabe39

@mie_mist 俺は親に教わるのはイヤですね。親以外の人が教えてくれるのがいちばんいいと思います。

2010-07-14 09:00:06
渡邊芳之 @ynabe39

「学ぶことイコール学校へ行くこと」になっていて「学校以外で学ぶ自由がない」ことが私がいちばん気になっていることだということがわかった。仕事に必要な技術や知識は仕事の場で学ぶ,でどうしていけないのか,仕事をしたい人がどうして「学校へ行って学ぶ」を強制されるのか,が本当の疑問だ。

2010-07-14 09:02:29
渡邊芳之 @ynabe39

「大学に行かないと就職に不利だから大学に行く」という現実と「大学は勉強したい人が来て自由に学ぶところ」という大学教育の理念は絶望的にズレている。それだけは確か。

2010-07-14 09:04:10