memo: 内部被曝とか、低線量被ばくとか、ECRRとか

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cf.

第180回国会 環境委員会 第7号
平成24年6月19日(火曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
委員長: 松村祥史君
理 事: 小西洋之君、小見山幸治君、北川イッセイ君
委 員:  池口修次君、輿石東君、谷岡郁子君、ツルネン・マルテイ君、徳永久志君、舟山康江君、小坂憲次君、鈴木政二君、谷川秀善君、中川雅治君、加藤修一君、水野賢一君、市田忠義君、平山誠君、亀井亜紀子君
委員以外の議員:
議員  福島みずほ君、荒井広幸君
衆議院議員   生方幸夫君(環境委員長)、大谷信盛君・近藤昭一君・横山北斗君・田中和徳君・吉野正芳君・江田康幸君(環境委員長代理)
国務大臣
経済産業大臣 枝野幸男君、環境大臣 細野豪志君、
事務局側
常任委員会専門員  山下孝久君
政府参考人 内閣府原子力委員会委員  尾本彰君
    ─────────────
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/180/0065/18006190065007c.html

衆議院議員(江田康幸君) :公明党・比例九州ブロック
お尋ねのこの確立された国際基準というのは、本法案ではIAEA基準がその代表であると思われていると思いますが、ICRP、国際放射線防護委員会の出す線量限度などの基準値を含めた規制の考え方の勧告についても、他国においても放射線防護の基礎として規制等に利用されているという、こういう現状からしても、やはり御指摘の確立された国際基準の一つであると考えております。

加藤修一君 :公明党 副幹事長・全国比例
このICRPの関係でありますけれども、これについてはいろんな議論が最近あるということなんですね。原子力を推進している諸国は大体ICRPの基準にのっとっているわけでありますけれども、ここのICRP、これは低線量被曝については過小評価、あるいは内部被曝の無視あるいは軽視をしている、これは国際的な議論になっていることは確かだと思うんですね。
 一九九七年に設立されましたECRR、欧州放射線リスク委員会においては、二〇〇三年に勧告、あるいは二〇一〇年勧告も出しておりますが、ICRPのリスク基準及び組織の性格を科学的、体系的に批判し、低線量被曝、内部被曝に関する新たな提言を世界中に呼びかけているわけでありますが、欧州各国を始め、この勧告に沿ってこれまでの放射線評価、被曝対策、あるいは原子力政策が見直しされてきているということも聞いているところなんですけれども、この辺についての見解はどういう内容をお持ちでしょうか。

委員長(松村祥史君) 加藤委員、どなたに。
加藤修一君 大臣にお願いします。

国務大臣(細野豪志君) 民主党
失礼いたしました。先ほど江田先生の方からも御答弁がありましたとおり、ここで書かれている確立された国際的な基準というのは、主にはIAEAという、この国際原子力機関の様々な考え方をできるだけしっかりと取り入れていくという、そういうふうに私どもも受け止めております。
 ICRPなんですが、私もかなりの報告書は読んでおりまして、実はそこで書かれている内容というのは、非常に幅のある様々な見解を取り入れた、私は、いろんな学者が入った中で出てきた一つのコンセンサスの文章という取り方をしております。ですから、逆に言いますと、実はICRPの基準というのは非常に厳し過ぎると言う方もいらっしゃるんです。私もそういう方からも話を聞いたことがあります。逆に、ECRRのように低線量も含めてこれはむしろ緩過ぎるという、そういう御批判もあります。ただ、あえて国際的なコンセンサスが何かということになってくると、やはりICRPのこの考え方というのは参考になるのではないかというふうに考えております。
 いずれにしても、ただ、ICRPの様々な考え方を取り入れるにしても、放射線防護の考え方から、できる限り被曝量を減らしていくというのが取るべき方法だということでありますから、もちろん除染というのが重要になってまいりますので、食品も含めて、できる限り線量を下げることによって外部被曝も内部被曝も減らしていくという取組は政府として責任を持ってやっていかなければならないと考えております。

加藤修一君 :公明党 副幹事長・全国比例 
 ただ、私は、こういう二つの委員会といいますか、組織の中で相当の論争があるということ、それから、ECRRですか、その勧告に従って少しずつ変えてきている国も散見することができるということを考えていくならば、私は、無造作に排斥をするということがあってはいけないと思います。
 私は、やはりこの放射線の影響の関係については、確定的な影響は分かりやすいでしょうけれども、確率的な影響というのはなかなかすぐには分からない部分も相当数あるわけでありますので、こういった面については私は精査をしっかりとやっていくべきであると、このように考えておりますけれども、その辺についての御見解を両者、よろしくお願いいたします。

国務大臣(細野豪志君) 
ICRPの取っている考え方の中で最も典型的なものとして、LNT仮説というのがあります。これは、疫学的には百ミリシーベルト以上についてはがんの発生率が大体成人の場合で〇・五%ぐらい上がるのではないかという、そういうデータが出てきている中において、百ミリ以下については疫学的なそういう結果というのは出てきていない。それは、他のがんのリスクに隠れる形になりますので、これまでの知見においては顕在化をしていないという、こういう状態なわけです。その中で、ただ、百ミリ以下についても放射線防護の観点から影響があるであろうという仮定に基づいて比例をさせて、そして下げていくことが望ましいという、こういう考え方であります。
 そこで、果たしてこのLNT仮説が正しいかどうかも含めて、そこは我が国がこれだけの大規模な事故を起こしていますので、しっかりと検証していく必要があるというふうに思っております。それは福島の皆さんに寄り添うことでもあるわけですね。今、県民健康管理調査というのをやっておりますが、できる限り全ての皆さんにできれば入っていただいて疫学的なデータをきっちり取っていく、そして健康被害が出ないような医療体制もつくることによって福島の皆さんの不安を取り除いていくと、このことが極めて重要だというふうに思います。
 そして、その中で出てきているデータについては、我が国だけでそれを生かしていくということではなくて、国際的な様々なそれこそ共有というのもしていく中で、ICRPの考え方が果たしてどうなのかということも含めて検証をしていただくことが私は日本の責任でもあるというふうに考えております。

衆議院議員(江田康幸君) :公明党・比例九州ブロック
 今御指摘のこの問題というのは大変重要だと思います。立法府としても、そこに国際的な基準にのっとってということで規定しておりますので。ただし、その国際的基準がどこまでかということに関しては、今大臣も申し上げられたように、適切な評価をしていく必要がこれはあると思っております。
 これからしっかりと検討していく、それは運用の面では規制委員会がこれに基づいて実施していくことになるわけでございますが、規制委員会においてもそういう国際的基準、確立された国際基準の適正な判断をしっかりと踏まえてやっていただきたい、そのように思います。

加藤修一君 :公明党 副幹事長・全国比例  
いずれにしても、精査をしっかりやって人類社会に貢献できるような内容とすることが大事だと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。

第180回国会 環境委員会 第8号
平成24年6月20日(水曜日)
 6月19日
    辞任         補欠選任
     輿石  東君     川合 孝典君
     川口 順子君     赤石 清美君
     小坂 憲次君     磯崎 仁彦君
 6月20日
    辞任         補欠選任
     池口 修次君     相原久美子君
    ─────────────
出席者は左のとおり。
委員長: 松村祥史君
理 事: 小西洋之君、小見山幸治君、北川イッセイ君
委 員: 相原久美子君、池口修次君、川合孝典君、谷岡郁子君、ツルネン・マルテイ君、徳永久志君、舟山康江君、赤石清美君、磯崎仁彦君、鈴木政二君、谷川秀善君、中川雅治君、加藤修一君、水野賢一君、市田忠義君、平山誠君、亀井亜紀子君
委員以外の議員:  
福島みずほ君、荒井広幸君、
衆議院議員  環境委員長 生方幸夫君、 環境委員長代理 大谷信盛君、環境委員長代理 近藤昭一君、環境委員長代理 横山北斗君、環境委員長代理 田中和徳君、環境委員長代理 吉野正芳君、環境委員長代理 江田康幸君、
国務大臣: 環境大臣 細野豪志君
副大臣:  内閣府副大臣 吉田泉君、経済産業副大臣  牧野 聖修君
大臣政務官:  内閣府大臣政務官 園田康博君
事務局側:  常任委員会専門員 山下孝久君
政府参考人:
       内閣法制局第一 部長  近藤正春君
       内閣府大臣官房 審議官 佐々木克樹君
       内閣府原子力委員会委員 尾本彰君
       資源エネルギー庁電力・ガス事業部長 糟谷敏秀君
       資源エネルギー庁原子力安全・保安院首席統括安全審査官 山本哲也君
       環境大臣官房審議官 奥主喜美君
       環境省地球環境局長  鈴木正規君
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/180/0065/18006200065008c.html

Joss Fat @jossfat

加藤修一君「ECRRですか、その勧告に従って少しずつ変えてきている国も散見することができるということを考えていくならば、私は、無造作に排斥をするということがあってはいけないと思います。」そんな国あんのかよ。しっかりしてよ環境政治家。http://t.co/aHB4qLu7

2012-08-11 22:16:40
フクシマから国の偽装を暴く @Anti_Jigokudama

#小児甲状腺癌多発 が原発事故の放射線影響である決定的論考 https://t.co/7XsZcOzHaJ公然の秘密の膠着化を計る政治勢力を糾弾し、「フクシマの子供を救済する属国日本を暴く会共用アカ」♦️陰謀積層歴史観

フクシマから国の偽装を暴く @Anti_Jigokudama

【原子力規制委員会設置法案に対する附帯決議】 原子力規制委員会を設置するに当たり、 ICRPの考えだけではなく、 ECRRの基準についての知見も有する委員を選定すること。 http://t.co/kn8zk2L8

2012-08-11 18:47:13

cf.

橋下徹 @hashimoto_lo

これ使わせてもらいます。ただ池田さんの低放射線被ばくの持論も広まります。うまい戦術! RT @ikedanob: まだ「内部被曝と外部被曝は違う」とか言っている無知な人がいるのか。こんな話は今さら議論の余地もない 内部被曝についての誤解 http://t.co/z1nPf00u

2012-08-12 20:41:13
橋下徹 @hashimoto_lo

うーん、低線量被ばくについてのこの見解まで市長として広めるのは今は止めておきます。行政としてはやはり年間1ミリシーベルトが基準なので。 RT @ikedanob: 同じことを何回もいわないとわからない人が多いようだが放射線の健康被害は医学的によくわかっている問題

2012-08-12 21:04:06
橋下徹 @hashimoto_lo

このような立論は全く知りませんでした。専門家の皆さん、池田氏のICRP111号勧告を基にしたこの立論への反対論をお願いします。この立論が覆らなければ大きな政策変更が迫られます RT @ikedanob:1mSv/年は「被曝限度」ではない http://t.co/VMZsKbJT

2012-08-14 01:39:31
橋下徹 @hashimoto_lo

それは安全基準を満たさないでしょう。安全基準を満たすものは人体に影響がないというのが科学的知見です RT @natumi_sora: @t_ishin そんなに安全安全言いたいんだったら池田にどんぶり山盛り一杯のプルトニウム238を全部食ってみろ。と迫れば決着つくじゃん

2012-08-14 01:57:56
橋下徹 @hashimoto_lo

いずれにせよ、池田氏と反対の専門家は池田氏と論戦して欲しい。重大な国家政策、今後の日本の浮沈にかかわる。こういうのを察知するのが政治家だ RT @ikedanob: 池田信夫 blog :「住民の被曝限度は年間1mSv」と定めた法律はない http://t.co/oHQrpI3e

2012-08-14 12:54:01
橋下徹 @hashimoto_lo

政治家が全ての知見を把握するのは無理。ですから池田氏に反対の専門家は、オープンな場で直接討論して欲しいのです。RT @LuckyKaoru:もう本当に嫌です。彼はサイテー最悪の御用学者。なぜ、京大の小出助教、武田邦彦先生、広瀬隆さんなどの話をも参考にして下さらないのか?

2012-08-14 12:57:39
橋下徹 @hashimoto_lo

池田氏の立論、それに反対する一般的な立論。これらの論を徹底的に闘わせるのが国家戦略室マター。それをとことん聞いて最終的にどちらに旗を上げるかが政治家の役割 RT @ikedanob: 「住民の被曝限度は年間1mSv」と定めた法律はない http://t.co/oHQrpI3e

2012-08-14 13:05:08
橋下徹 @hashimoto_lo

大阪は現存被ばく状況ではありません。ですからこの議論とは別です RT @togura04: 政治家として意味不明な行動ですね。大阪市も現存被曝状況の適用されるべき汚染地帯である、ということを主張したいとは。 RT @t_ishin: いずれにせよ、池田氏と反対の専門家は池田氏と論

2012-08-14 13:34:26
橋下徹 @hashimoto_lo

僕は政治家ですので。科学論はともかく、政治的には今の日本において年間1ミリシーベルトが一般的になっていますね RT @ikedanob: 橋下氏は私の話が「一般的な立場」ではないと思っているようだが、それは逆。私の解釈が一般的で、「1mSvはすべて危険だ」という主張が特殊な反対派

2012-08-14 13:42:14
橋下徹 @hashimoto_lo

科学論ではそうなんですが政治論として住民理解を得るのが大変で。政治行政では住民理解は不要とは言い放てません。ここが有識者の議論との違いです RT @ikedanob:大阪の瓦礫は1mSvをはるかに下回るのでそもそも問題外。ICRPも1mSv以下では「防護の必要はない」としています

2012-08-14 13:51:57

cf.

リンク mainichi.jp 記者の目:「黒い雨」被害者切り捨て=加藤小夜 ◇国は核被害の実相を見よ 米軍による広島への原爆投下から67年の今夏、「被爆者」と認められるはず...

NHK国際 2012/08/08
肥田舜太郎氏 特集
http://www3.nhk.or.jp/nhkworld/english/movie/feature201208081308.

趣味ニュース @twinews5

【科】 そこが聞きたい:低線量被ばくの影響 インゲ・シュミッツ・フォイエルハーケ氏 (毎日新聞): 欧州放射線リスク委員会のインゲ・シュミッツ・フォイエルハーケ委員長=木葉健二撮影... http://t.co/lbLdVjiJ

2012-08-09 17:14:03
リンク mainichi.jp そこが聞きたい:低線量被ばくの影響 インゲ・シュミッツ・フォイエルハーケ氏 東京電力福島第1原発事故後、低線量被ばくや内部被ばくへの関心が高まっている。健康影響をどう考えるべ...
林 衛 @SciCom_hayashi

「ICRPのリスク評価は特に、長期間受け続ける低線量被ばくの影響を過小評価しており、がん以外の病気への意識も欠けている」Reading:そこが聞きたい:低線量被ばくの影響 インゲ・シュミッツ・フォイエルハーケ氏 http://t.co/0Eo5wJ99

2012-08-11 22:45:36
林 衛 @SciCom_hayashi

「多くの国で同様のことが起きている。公の機関が内部被ばくを認めれば、原発労働者の健康リスクに対して責任を認めざるを得ないからだ。原発労働者は、福島で被ばくした人々と同じ問題を抱えている」Reading: フォイエルハーケ氏 http://t.co/0Eo5wJ99

2012-08-11 22:47:03
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