RT @knagasaki: Digital Humanities 2012国際会議での下田正弘先生の基調講演の日本語訳が公開されました。「人文情報学を遠望する」 http://t.co/CZavrWGW デジタル媒体を前にして人文学をどうとらえ直すかという問題に関わる重要な論考かと思います。
2012-08-14 11:16:36(承前) "古代インドの仏教経典は、近代のテクストの概念にうまく分類できない独特の特徴を示しています。それぞれの経典は通常いくつかのことなる題名をもち、同じ題名が少なからぬ場合にまったく別のテクストにあてられます。とりわけ、経典は発展過程でその自己同一性を変容させてきています。"
2012-08-14 11:17:08仏教の経典は、1) 同タイトルでも内容が違うことがある 2) 著者が意識的に秘匿されている(ブッダや神話的人物の著としている) 3) 経典本文とその注釈の区別があいまい。 よって、テキストの同定が難しい。とのこと。こういうのは計算機による総当たり分析が有用だよね。
2012-08-14 11:19:07(承前) 分類基準がわからない状態での分類は、機会学習による分類の得意なところ。それが正解かどうかはわからないけど、一度分類してみせれば、人間の方がパターンを見つけられるかもしれない。
2012-08-14 11:20:23(承前) "この変化によって人文学者たちにもたらされている厄介な問題のひとつは、自然科学者と人文学者のあいだの真理観の対立です。"
2012-08-14 11:21:54(承前) "すでに言及したように、自然科学者は一貫した新発見を獲得することによって科学の持続的な進歩を確証しますが、人文学者は自分たちの発見を過去の知識の一種の解釈とみなします"
2012-08-14 11:22:12(承前) "。自然科学者によって、自然科学者の支配下で生みだされたデジタル媒体の次元は、当然ながら自然科学の真理観のほうに親近性を示し、人文学者を当惑させます。"
2012-08-14 11:22:23"「文化は、どのようにして、そのうちのきわめて重要と思われるものを、衰退期にあるその文化から勃興期にある他の文化へと伝達すればよいのか」これは高名な歴史学者ロミラ・ターパルによって、歴史学者たちへの挑戦としてつきつけられた問いです。" http://t.co/W56Cdw43
2012-08-14 11:24:47DH2012 keynote address - 次世代人文学開発センター 萌芽部門 データベース拠点・大蔵経DB http://t.co/zvinIUlP
2012-08-14 11:25:17RT @next49: とても面白いテキストだった。 → 人文情報学を遠望する http://t.co/W56Cdw43
2012-08-14 11:32:05RT @next49: とても面白いテキストだった。 → 人文情報学を遠望する http://t.co/W56Cdw43
2012-08-14 11:33:48自分の今研究していることも、情報という観点から整理できるかな。 蓄積の取捨選択、利用の取捨選択と新しいかちの読み込み、という感じかな。
2012-08-14 11:38:38“DH2012 keynote address - 次世代人文学開発センター 萌芽部門 データベース拠点・大蔵経DB” http://t.co/iruGYHot
2012-08-14 12:32:40“DH2012 keynote address - 次世代人文学開発センター 萌芽部門 データベース拠点・大蔵経DB” http://t.co/jnOIDkIY
2012-08-14 12:58:29RT @higegeschichte: DH2012 keynote address - 次世代人文学開発センター 萌芽部門 データベース拠点・大蔵経DB 下田正弘「人文情報学を遠望する」 http://t.co/eiiPu02h
2012-08-14 13:00:12RT @higegeschichte: DH2012 keynote address - 次世代人文学開発センター 萌芽部門 データベース拠点・大蔵経DB 下田正弘「人文情報学を遠望する」 http://t.co/eiiPu02h
2012-08-14 13:03:20【はてブ新着学問】 DH2012 keynote address - 次世代人文学開発センター 萌芽部門 データベース拠点・大蔵経DB http://t.co/dmBUq69S
2012-08-14 13:22:32