これはK川書店のTさんから聞いた話で、ディーンがうる星からめぞんにチームそのまま移行したけど、とある大物フリー作監さんがレイアウトが大変そうだということで参加いただけなかったらしい(初期の話)。で山崎かずお監督降板した後はさらに写実的なレイアウトを要求されるようになった
2012-08-15 05:15:08http://t.co/ae10Qi5V高橋 レイアウトに対する見方、テクニックのようなものは『めぞん』である程度覚えました。当時『めぞん一刻』に参加した人は、忘れられない事だと思うけど、あの作品って監督が3人いるんですよ。2度、路線が変わってるんです。(→
2012-08-15 05:17:29特に、1度目の路線変更が凄くて、キャラデザインも変わってるんです。あの時の(制作現場の)混乱ぶりは、凄いものでした。ただあの路線変更があったから、どうすれば日常芝居を魅力的に見せられるのかを各スタッフが覚えたと思うんです。(→
2012-08-15 05:17:52安濃(高志)監督に変わってから、僕が担当した最初の回の演出が片山(一良)さんだったんですが、その時に僕がそれまでやってきたレイアウトを全部否定されたんです。ショックだったけれど、やっぱり片山さんの言っている事の方が正しいんですよ。(→
2012-08-15 05:18:29—— 具体的にはどういう事なんですか? 高橋 アニメのレイアウトって、結局見た目が良ければいいんですよ。理屈優先でレイアウトをとってもダメなものはダメ。レイアウトは、見た目が大事だという事を体感できたのが、あの話です。
2012-08-15 05:18:55演出の片山一良さんがとても(当時のTVアニメとして)ありえないくらい精密なレイアウトを追求なされて、こんなのに付き合ってられるかよと嫌になったくらい。ちなみ監督チェンジ前の26話は5週弱で原画半パート初めて達成したんだがね、片山さんと組んだ初回は7週ちかくかかったはず
2012-08-15 05:20:58半パートというのは語弊があった。半パート分(以上)の意味。
シーンによって和田氏(菜明)と担当している。ちなみに26話はカット数が280カット程度だったと記憶している
日常描写のレイアウトが変わっていく、良くなっていくのが素人目にも分かる…アニメのめぞん一刻(特にジャイアンツ回)はそういうテキスト的な意味でも見所は多い。
2012-08-15 05:22:03ですね。
作監をやるのを渋った、とはいったが「自分が一番反対した」が正しいよ。ディーンの制作デスクの半澤くんには「俺じゃキャラが似ませんよ」とまで言った。音無さんは合作モノかマシンロボの作監をやることになったと思う
2012-08-15 05:36:32鈴木さんの最初の作監回(67話)は、どことなくキャラが湖川友謙テイストというか、スタジオビーボォっぽい絵柄の印象を受けた。それと芝居がものすごーく細かくて、とにかくカット毎によく動いている。
2012-08-15 05:41:02当時、月に半パートの原画やっても12万でした。井上(俊之)さんに「そりゃボラれすぎでしょ」と言われたが。作監やりながら、社内動画についてはあらかた動画チェックも自分でして意図しない動きはリテークにしてた。作監になってからはあまり原画できなくなって、社長には頻繁にお小言を頂戴した
2012-08-15 05:48:14http://t.co/oYgFLiqc これに関して自分はあまりたくさんのアニメを見ない人だったので教科書的原画に対する疑問をひとつづつ解を得ていく試みですね。なんで歩きは3コマ中3枚、走りは中2で固定なのよ?もっと違う試みがあってもよくないか?というのをすこしづつ実験した
2012-08-15 05:57:39そうなると仕事やるのにも「テーマ」ができるし、さくさく進むTVシリーズでは数週間後にOAがあって解がわかる。全ての試みが成功じゃなく壊滅的にダメな作画もなくなかったが、やってて楽しくて仕方ない状態でした(あくまでめぞん一刻の原画時代の話です)
2012-08-15 06:01:16めぞんでもう1つ、自分の作監のラスト2本はレイアウト~演出的に自分のやりたいことを盛り込みました。許していただいた鈴木行さん(演出)、作画のサポートしてくれた音無さんには感謝しています。伊藤、鶴巻といったいい後輩にもめぐまれた (原作ファンからは酷評なようですが、苦笑)。
2012-08-15 06:20:30テールランプの動きだけで夜の車を描写するとかを考えたのが自分です、枚数減らす為でもあった。ライトが尾をひいた描写とか。大判のクロス引きなど撮影さんと撮出し泣かせなカットも
2012-08-15 06:29:14