@nix_in_desertis 一般論にはそこまで影響無いですしスルーでいいですよねw ひょっとしたら人間じゃない奴はわかんないよくらいに思ってた可能性もある、程度のことでw #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:21:48@ja_bra_af_cu 実は非白人を有色人種でくくるのは前近代だと危険だったりします,まだ東洋への憧憬が残ってますから。黒人やアメリカ先住民は人間のうちに入れてなかったようですが。女性に関してはさらに状況が複雑なので…… #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:23:47@nix_in_desertis 18世紀だとシノワズリーとかあったころでしたね。典礼問題とかでも東洋人は布教すればわかる人たちだくらいのことが言われてたような #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:26:13@twidokusho #西洋美学史読書会 ピンポイントで解説があったw : ヒュームの自然 http://t.co/FNZs4hfO
2012-08-17 23:29:28ほぼ完全に余談だけど,イエズス会が儒教を中国に持ち込んだことで,一周回って啓蒙思想に影響与えていたり。で似たような思想家同士でも,ヴォルテールは「怪力乱神の否定」に注目して褒めているのに対し,モンテスキューは「皇帝専制の肯定」に注目して批判している。 #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:26:30誤字ってるので,正しつつ補足すると,
「イエズス会が儒教をヨーロッパに持ち込んだことで,一周回って啓蒙思想に影響与えていたり。似たような思想家同士でも違いがあって,まずヴォルテールは儒教「怪力乱神の否定」に注目して儒教を褒めてキリスト教を批判している。それに対し,モンテスキューは「皇帝専制の肯定」に注目して,三権分立の観点から絶対王政同様に批判している。」(DG-Law)
趣味の普遍性が問われるのは、多様性が生じたから?
とはいえ、18世紀に趣味の普遍性という問題が生まれたのは、逆にその普遍性に疑いが生じるだけの多様性が生じたからだとは思う。その前はもっと無邪気に「いいものはいい」で済んでいたのかな。 #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:02:37@tieckP それまでは階級内で均質だったのが、市民社会になることである程度差のある人たちが同じ芸術などに触れるようになった・・・とか? #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:05:44@ja_bra_af_cu いわゆる成金が生じてきたというのもあるでしょうね。結果,スノビズムも出てきたでしょうし,逆に開き直りとかも。 #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:08:11@ja_bra_af_cu 18世紀半ばのイギリスって,産業革命が始まりだした頃で(といっても動力はまだ水車中心ですが),加えて新大陸成金もいたんですよ。サトウキビやタバコのプランテーション。 #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:13:21先入見と自然本性の境界
そもそも、ホメロスが優れているように読めるのは「自然本性」なのか「先入見」なのか。ヒュームは二千年という年月を耐えたことを前者の根拠にしているけど、はたから見たら西洋的「先入見」は明らかにある。 #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:07:15@tieckP そこは一番引っかかった。あえて小田部先生がつっこみやすいように書かなかったのかなと。ホメロスを支えているものは自然本性ではなく,逆の「権威」だと思う。 #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:09:19@twidokusho たとえば僕はホメロスが好きだけど、これは自然本性ではなく、西洋文化が科学の力強さで19世紀に日本を圧倒し、日本が西洋的なものすごい、という意識で崇める素地を作り上げた、その後の社会に生まれたからかもしれない。 #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:18:07@tieckP 「二千年という年月を耐えたこと」は、十分ヒュームにとってすれば「自然」だと思います。ここでいう「自然」は、生物としてのヒトの脳に予めインストールされているもの、という意味ではなくて、長年の経験や慣習で出来上がったものとして使われているのではないかと思うからです
2012-08-17 23:21:30政治的保守主義からすると,2000年耐えたのは確かに「人間の自然本性」と見なされうるかもしれない。無論のことながら,ここで政治的態度を出したのはバークを踏まえてのことである。もっとも,バークがヒュームの「自然本性」を引いているかどうかは調べてないので……わかりません。
一方,政治的保守主義は漸進的改革路線であり,その意味で「永久なるもの」「普遍的なもの」をほとんど認めない立場なので,割りとこの筋はありうると思うし,だとすればヒュームの言う「自然本性」はsakさんの当ては近いように思った。(DG-Law)
というか、当然のこととして、あとで出てくるブルデューを見るまでもなく、「趣味」が、ア・プリオリとか生物学的とかそういう意味で「自然」なものであるとは思えないわけで。でも、ある社会や共同体の中に属していれば、確かに趣味の良し悪しというのは論ずることができるわけで #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:28:18@sakstyle なるほどー。その観点から見た場合、どの長さからが先入見でどこから「自然」になるか、という問題が出ると思うのですが、そこは相対的な長さで判断するしかないのですかね。
2012-08-17 23:28:34@tieckP まあ、確かにそういう問題はあると思います。でも、それこそ「事実問題」であって、美学にはそこまで踏み込めないのではないのかなと思います。今、ホメロスすごいというのも西洋の先入見に過ぎないのではないかという主張も、あと数百年後とかすれば決着つくのかもしれませんw
2012-08-17 23:35:35社会とか歴史とかを前提とするならば(そして、人間は社会とか歴史とかなしに存在するわけじゃない)、趣味の基準は確かにあって、完全な懐疑主義・相対主義の立場を取ることはできない、というのが穏健で妥当な立場だと思う。#西洋美学史読書会
2012-08-17 23:32:26@sakstyle 社会・歴史を考慮するほうが相対主義の立場を強くすることになるのではなくて? #西洋美学史読書会
2012-08-17 23:34:11@ja_bra_af_cu ホメロスがすごいという趣味が他の趣味に比べてよい趣味だとされるのは、ホメロスがまさに歴史的に生き残っているからだ、というのがヒュームの主張ですから、歴史を考慮することで必ずしも相対主義が強くなるとは限りません。
2012-08-17 23:39:13